先日、とある会社見学に参加しました。
社員数が10数人と少なくアットホームな空間で、温かく迎えて下さりました。
そこで、紙を使った良き社風づくりを垣間見たためシェアします。
まず、メモ帳サイズの紙を用いてありがとうカードを作成します。
(写真はイメージです)
使い方はいたって簡単。
社内の中で、他の従業員に助けてもらったり優しくしてくれたり、感謝したいことをメッセージとして記載してその人に渡します。
これはさまざまなメリットがあります。
社内コミュニケーションが活性化する
ありがとうカードを取り入れることで、カードを渡すこととそれに対するリアクションがあるため必然的に社内のコミュニケーションが増えます。
ありがとうカードを渡し合うことで、より日頃感謝し合えるようなコミュニケーションが期待できるでしょう。
ちなみに松本洋紙店でも、活版印刷で作った「ありがとう」カードを販売しています。
「ありがとう」カードはこちら
気づきの力の感性が磨かれる
ギブの精神が高い人はありがとうカードをたくさん書こうとするでしょう。そのためには、感謝することがないといけません。その意識が、普段は気づかなかったけれど人に支えていたことなどに気づくきっかけになります。
アンテナを張ることで気づきの感度は高まっていきます。
そして、ギブの精神が高くない人であっても、ありがとうカードをもらうと返したいという心理が働きます。
初めはそのような動機であっても、仕組みとして社内で継続してみるとありがとうカードを書くことが徐々に習慣化されていくかもしれません。
幸せが倍になる
ありがとうカードを書く人はとても幸せな気持ちです。
感謝するようなことをしてもらったわけですから。
「~してもらって嬉しい。」
「〇〇さんのおかげで~助かった。」
そんな気持ちを本人に伝える。
すると当の本人も幸せな気持ちになります。
仕組みがあることで社内全体の幸せが倍になりますね。
良い社風ができる
このように”感謝を伝える仕組み”を作ることで、社内の雰囲気はより温かなものとなるでしょう。
特に上司と部下の関係において、上司はやってもらって当たり前といった気持ちになりがちではないでしょうか?
立場の違いはあれどひととひと。
きちんとありがとうを言える人でありたいものです。
社内をそんな人でいっぱいに出来れば、自然と良い社風が出来上がるのではないでしょうか。
以上みてきたように、ありがとうカードを交換し合うことのメリットはたくさんあります。さらに驚いたのが、単に交換して終わるのではなくきちんと誰が何枚渡したなどを記録につけていたことです。
データとして管理する。
そして、定期的に社内会議で最も書いた人を表彰する。
素晴らしい仕組みだと感動しました。
日頃からこのような仕組みがあるからか、どの社員さんも優しくありがとうをきちんと伝える方々でした。
最後に〜後日談〜
充実の社内見学を終え、後日見学させて頂いた会社さんにお礼のお手紙を書いたところ、お忙しい経営者さんにも関わらずお返事を頂きました。
特にお世話になった社員さんまでお手紙を書いてくれていました。
その便箋は会社が作成している模様で、普段はお客様に使っていることを想像することのできるものでした。
なるほど、社内でのありがとうを伝える習慣はお客様に対しても徹底的に行われているのだと感じました。
デジタル化が加速している時代だからこそ、手書きのメッセージでしか得ることの出来ない幸せはあるのだと思います。
日頃から感謝を伝えられる人間でありたいものです。
そのための仕組み化。
社内で取り入れてみてはいかがでしょうか?
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