シールの粘着の種類のひとつとしてよく耳にする一方で、誤解されがちな再剥離。
この記事では、そんな再剥離について解説します。
サイトはこちら→【https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat220/001-0748】
よく分からないという人はもちろん、知っている人も確認用として、ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。
再剥離(さいはくり)とは
再剥離(さいはくり)という言葉自体は辞書に載っていないようです。
しかし、剥離(はくり)と辞書をひくと「はがれること。また、はがしてとること。」とあルため、再剥離は
「再びはがしてとれる」
という意味で貼ったりはがしたりできる性質のことと言うことが出来ます。
身近な再剥離として、付箋紙が挙げられます。
付箋とはメモ書きをする小さな紙を指し、糊やテープで貼り付けるものでした。今ではテープなどは使わず、貼ったりはがしたりできる3M社製品のポスト・イットが付箋の代名詞にもなり、広く使われています。
今流行りのマスキングテープもこの再剥離糊から発案した売れ筋商品だといえます。
シールの粘着の種類
シールの粘着には様々な種類がありますが、大きく以下の三つに分けられます。
- 一般粘着:幅広く使われている基準を基準とする。
- 強粘着:粘着が強力でしっかり貼れる上に、剥がす時にきれいに剥がせる。
- 弱粘着:粘度の弱く綺麗に剥がせる。最終的に剥がすことを目的に使用される。
※弱粘着(再剥離)とされているシールもありますが、必ずしも同じとは限りません。
今回取り上げている再剥離は、より糊残りが少ないよう工夫されており、繰り返しの使用が可能なものです。
また、再剥離シートでも強粘着のものもあります。しかし、長期の使用には向かないので注意しましょう。
他にも特殊な粘着があり、冷蔵・冷凍用の温度が低い場所でも粘着力の低下しないものや、凸凹の面にも粘着しやすいもの、油分のある面にも油を吸い取り綺麗に貼り付けできるものもあります。
よくある勘違い
上記述べたように、再剥離は「一度貼ったあと、糊残りなくきれいに剥がせる」「再び剥がせること」という意味です。
しかし、
「何度も貼ったり剥がしたりできる」「水洗いすると粘着力がよみがえる」
というのは誤解です。
実際にそのような製品や使い方が出来るものもありますが、「再剥離」はあくまでも「再び、きれいに剥がせる」という意味であり、再貼り付け可能、いわゆる「再貼付」の意味は含まれていません。
例えば、再剥離粘着シートとは「貼り付け後、糊残りが無く、きれいに剥がせる粘着シート」のことをいいます。糊残りせずに剥がすことが出来るので、被着体を汚しにくく傷つけにくい特徴があります。最も身近な再剥離には、スマートフォンの画面保護シートなどがあげられます。
一時的に貼りつける場合や、後で剥がす必要がある場合などには「再剥離粘着剤」を使用したものがおすすめです。
ワンコインから試せる再剥離
百聞は一見にしかず。
どれだけ言葉で説明を聞くよりも、実際に目で見て試してみるのが手っ取り早いものです。
「一度貼ったあと、糊残りなくきれいに剥がせる」ことを目的とするのであれば、再剥離シールを一度使ってみましょう。
松本洋紙店では以下の特長を持つ、再剥離シールのサンプルセットをご用意しています。
- 合成紙の裏がシールになったロール紙。
- 再剥離糊を使用しているため糊残りがしない。
- 裏面がグレーになっているので重ね張りも可能な仕様。
- 紙よりも強度があり破れにくい素材。
- エプソンPMシリーズ・PXシリーズ(顔料)・キヤノン・HP共に機種適応
【再剥離はこちら→https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat220/001-0748】
【色がついたシールの再剥離→https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat370】
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