紙のコラム

【ぼやける・にじむ】解像度を信じすぎるな!写真を綺麗に印刷したいなら「画像サイズ」も意識しよう!

デジタル画像の画質を表すモノサシの1つに「解像度」という言葉があります。「よくわかんないけど、解像度が高いほどキレイな画像になるんでしょ?」と、なんとなくそう思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、キレイに画像を印刷したいなら、ただ解像度が高いだけではダメなんです。もうひとつ大事になるのが「画像サイズ」。

今回は、画像サイズと解像度の違いや、印刷に最適な画像サイズについてお話します!

デジタルの画像は、膨大な数の小さな点(ドット)がたくさん並ぶことで構成されています。お手持ちの画像を画像ソフトなどで拡大してみると、たくさんの四角い点でできていることがわかるかと思います。

つまりパソコン上の画像は、昔のテレビゲームに使われていたようなドット絵と仕組みとしては同じ。非常に小さく細かなドットが集まって、緻密な写真や絵を表しているんです。

画像サイズは、画像の中にドットがいくつあるかで表し、「画素」や「ピクセル」という単位を使います。ドットが1000個並んでできている画像のサイズは、1000画素や1000ピクセルです。

解像度というのは、ドットの密度のことで、単位はdpiです。dpiとは、ドット・パー・インチの略で、1インチの中にどれだけのドットがあるかを表しています。

解像度と画像サイズについては、こちらの記事もご覧ください!

印刷に適した画像サイズは何ピクセル?

では、写真を印刷する際に適切な画像サイズとは、どれくらいの画素数なんでしょうか?

実は、○○万画素以上がいい、とは一概には言えません。適切な画像サイズは、出力する用紙サイズによっても変わってくるからです。

例えば、同じサイズの画像を印刷したとしてA4ではキレイに印刷できても、倍の大きさのA3に印刷したらぼんやりとしてしまうこともあります。

解像度300dpi なら、A4は3508×2480ピクセル、A3は4961×3508ピクセルが適した画像サイズです。

サイズの大きい画像を小さい用紙に縮小して印刷することもできますが、あまりに大きすぎるとデータの表示や印刷に時間がかかってしまいます。

キレイに、そしてスムーズに写真を印刷するためには、やはり解像度・画像サイズを最適にすることが大事です。

 

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画像サイズとはどういったものか、おわかりいただけたでしょうか。

写真を印刷する際には、解像度だけでなく画像サイズも意識してみてくださいね!