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【お菓子作りにもペットのお世話にも】用途いろいろ!「わら半紙」の使い道【学校プリント】

昭和生まれの私が子どものころは、学校のプリントにはよく“わら半紙”が使われていました。少しグレーやベージュがかった色味の紙で、ザラザラとした手触りをなつかしむ方も多いのではないでしょうか。

令和のいまは、プリントにわら半紙を使う学校は少ないそうですね。でも、わら半紙って、いまでもいろいろな用途に使われていて、松本洋紙店でも取り扱っているんです!

今回は、わら半紙の特徴やどんな使い方があるのかをお話します。

そもそもわら半紙ってなに?

わら半紙とは、もともとは木綿の生地や藁(わら)を原料にして作られていた半紙だったので「藁半紙」と呼ばれるようになりました。でも、現代のわら半紙は、藁からは作られていません。木材のパルプや古紙から作られる、ザラっとした質感の中質紙や更紙を総称してわら半紙と呼んでいます。

コピー紙とは色や手触りだけでなく、厚さも大きく違います。なんとなくわら半紙は厚そうなイメージですが、じつはコピー紙よりも薄いんです。プリンターやコピー機で使うと、薄すぎて詰まってしまうことがあるので注意しましょう。

価格も、いまはコピー紙よりわら半紙の方が高かったりします。むかしはわら半紙の方が安かったんですが、製紙技術の向上やプリンター・コピー機の普及により、コピー紙は価格が下がり、わら半紙は逆に貴重になって価格が上がりました。

また意外なところでは、手を切りにくいという特徴もあります。紙で手を切るとすごく痛いですよね…。あの思いをしなくていいのは、間違いなくメリットです!

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わら半紙はこんなことにも使えるんです!

松本洋紙店では、毎日のようにわら半紙についてのお問合せをいただいております。学校などで見かける機会は減りましたが、まだまだいろいろなことに使われていますよ。

・学校のプリント
昔より少なくなりましたが、いまでもプリントとして使っている学校もあります。手を切りにくいことや、昔ながらの印刷機を使っているのが理由のようです。

・新聞、チラシ、雑誌など
新聞紙は今でもわら半紙(更紙)が使われていますね。分厚い漫画雑誌に使われる紙も、広い意味ではわら半紙です。

・お菓子作り


ケーキやクッキーの調理には、クッキングシートやオーブンシートを使うのが一般的ですが、わら半紙も使えるって知ってましたか? わら半紙はほかの調理用紙に比べて、油を吸収しやすく、焼き縮みが起こりにくいんです。お菓子の種類によっては、わら半紙を使った方が上手に焼けるという人もいるようですね!

・ペット用の敷き紙
ペットシーツ代わりに新聞紙を使う人も多いようですが、いまは新聞をとっていないご家庭もかなりありますよね。ペットシーツより安いので、わら半紙(更紙)を買って代用している飼い主さんもけっこういるようです。

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なつかしのわら半紙について、特徴や用途などをご紹介しました。一定以上の年代の方にはなじみ深い紙ですが、初めて知ったことも多かったのではないでしょうか。

いろいろな使い方ができるので、機会があればぜひ触ってみてください。なつかしい色と手触りで、ちょっぴりノスタルジックな気分になれるかもしれません。

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