業務で書類や案内はがきなどを大量に印刷するときは、1枚当たりの印刷価格=ランニングコストが気になりますよね。ビジネスにおいて、経費削減は重要です。「カラーじゃなくてモノクロで十分だから、費用が抑えられるプリンターがいい」と考える方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ランニングコストの安いモノクロプリンターをピックアップしました。
ランニングコストの安いモノクロプリンターを選ぶときのコツは?
ランニングコストだけで比較すると、現在はレーザープリンターよりインクジェットプリンターの方が安い傾向にあります。家庭や在宅ワークで大量印刷するなら、大容量インクタンク搭載のインクジェットプリンターがおすすめです。
しかし、ビジネスで頻繁に大量印刷する場合は、印刷スピードまで考慮すると、レーザープリンターを選びたくなるケースもあるでしょう。モノクロレーザープリンターの中にも、ランニングコストの安い機種はあるので、それも選定の基準に加えました。
それでは、それぞれメリットの異なるプリンターを6種類紹介していきましょう。
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ランニングコストが安いおすすめのモノクロプリンター6選
①役立つ機能が揃っているキヤノン「GM4030」
大容量のギガタンクを搭載したモノクロ複合機です。ランニングコストが安く、最大給紙枚数350枚で大量印刷に向いています。自動両面プリントなどの便利な機能もあります。新顔料ブラックインクで、小さな文字もくっきり。別売りのインクカートリッジでカラー印刷にも対応します。
【参考】
Canon GM4030
GM4030の特徴
・1回補充すれば大量に印刷できる
インクボトル1本で最大6000枚、エコノミーモードでは最大8300枚も印刷できるギガタンクを搭載。頻繁に交換する手間が省けます。
・優れたコストパフォーマンス
A4普通紙1枚当たりのプリント代は約0.4円という安さ。大量印刷をコスパの良さでサポートします。
・多機能プリンター
コピー・スキャナー付きの複合機で、自動両面印刷やADFなど、あると便利な機能が揃っています。
GM4030の仕様
●価格
参考:3万7480円 (税込・Amazon 21/07/26現在)
●ランニングコスト
約0.4円
●対応インク
GI-30PGBK
BC-341XL
BC-341
※約2000円~(Amazon 21/07/26現在)
②小さなボディに大容量インクタンクを搭載したエプソン「PX-S160T」
シンプルなモノクロ単機能モデル。インクタンクは大容量で、1回の交換で大量の印刷ができます。印刷コストが低く、インク代が気になりません。有線LAN・無線LAN対応で、環境に合わせた設置が可能。ブラック顔料インクでにじみにくく、くっきり印刷できます。
【参考】
Canon PX-S160T
PX-S160Tの特徴
・ランニングコストが圧倒的に安い
エコタンク搭載で、1枚当たりの印刷コストは約0.4円。本体購入時に同梱されているインクだけで、約1万1000ページもの印刷が可能です。
・コンパクトなボディ
大容量エコタンクを搭載していながらも本体の高さは約148mmとコンパクト。設置場所を選ばず、受付カウンターなどでも利用できます。
・スマホから簡単にプリントできる
パソコンからだけでなく、スマホやタブレットからもプリントが可能です。外出先からもスマホで簡単に出力。クラウド内のファイルもプリントできます。
PX-S160Tの仕様
●価格
1万9778円 (税込・エプソンダイレクトショップ販売価格)
●ランニングコスト(カラー)
約0.4円
●対応インク
KSU-BK-L
※約1700円~(Amazon 21/07/26現在)
③細かい部分まできれいに印刷するエプソン「PX-S270T」
素早く印刷できるモノクロインクジェットプリンターです。高い耐久性を誇る、水やマーカーににじみにくい顔料インクを採用し、キレイに印字できます。大容量のエコタンクを搭載していますが、すっきりしたデザインで狭い場所にも設置できます。
【参考】
EPSON PX-S270T
PX-S270Tの特徴
・1ページ約0.5円の低印刷コスト
大容量インクタンク搭載で、印刷コストは1ページ当たり約0.5円。同じエプソンのモノクロページプリンター「LP-S180DN」と比較すると約90%のコストカットを実現しています。
・効率的な高速印刷
印刷速度は毎分20枚と高速で、ファーストプリントも約6秒の速さです。急ぎの印刷にも効率的に対応します。
・シャープで美しい印字
プリント解像度は最高1200×2400dpiで、細線も鮮明にプリントします。顔料インク採用でにじみにくく、文字のエッジ処理でさらにきれいな仕上がりです。
PX-S270Tの仕様
●価格
参考:2万9502円 (税込・Amazon 21/07/26現在)
●ランニングコスト
約0.5円
●対応インク
YAD-BK
※約2000円~(Amazon 21/07/26現在)
④大量印刷OKのリーズナブルなプリンター エプソン「PX-S170T」
エコタンク搭載のモノクロインクジェットプリンター。インクは1回補充すれば大量に印刷できます。手頃な価格でありながら耐久性にも優れているので、ビジネスでのヘビーユーズもOK。給紙も排紙も前面でできるため、限られたスペースでもストレスなく使えます。
【参考】
EPSON PX-S170T
PX-S170Tの特徴
・エコタンク搭載でランニングコストが安い
A4モノクロ印刷のコストは、1ページ当たり約0.5円。インクボトル1本で約6000ページの印刷が可能です。
・大量印刷OKの高耐久性
耐久枚数は普通紙で約10万ページ。耐久性が高いので、高頻度での大量印刷でも安心です。
・ファーストプリント8.0秒の速さ
立ち上がりが速く、ファーストプリントは約8.0秒。受付業務でも相手を待たせることなく素早く出力します。
PX-S170Tの仕様
●価格
参考:1万9800円 (税込・Amazon 21/07/26現在)
●ランニングコスト
約0.5円
●対応インク
YAD-BK
※約2000円~(Amazon 21/07/26現在)
⑤たっぷり給紙&印刷スピードが速いブラザー「HL-L5100DN」
大量印刷向けのモノクロレーザープリンターです。給紙容量たっぷりで、分速約40枚のスピードで印刷します。分離型のトナーとドラムは、コストだけでなく環境への負荷も軽減。約30万枚の高耐久設計なので、頻繁に印刷しても長く利用できます。
【参考】
brother HL-L5100DN
HL-L5100DNの特徴
・トナー&ドラム分離型で低コスト
分離型なので、トナーとドラムが別々に交換できます。そのため、1枚当たり約1.8円と低コストです。
・分速40枚の高速プリント
高速プリントエンジン搭載で、1分間に約40枚印刷できます。立ち上がりも速くファーストプリントは約7.2秒です。
・最大1340枚の給紙が可能
最大給紙枚数は300枚で、オプションの増設トレイを設置すれば最大1340枚まで給紙が可能。大量印刷時にも用紙補給の手間が省けます。
HL-L5100DNの仕様
●価格
参考:3万3960円 (税込み・Amazon 21/07/26現在)
●ランニングコスト
約1.8円
●対応カートリッジ
トナーカートリッジ TN-61J
トナーカートリッジ TN-62J
トナーカートリッジ TN-62JXL
ドラムユニット DR-60J
※約7000円~(Amazon 21/07/26現在)
⑥高機能で抜群のコスパ!ブラザー「MFC-L5755DW」
モノクロレーザー複合機で、ブラザーの上位機種です。今回紹介した中ではやや高めの価格ですが、低ランニングコスト、高速印刷、多機能とあわせて考えると、コスパに優れた機種と言えるでしょう。
【参考】
brother MFC-L5755DW
MFC-L5755DWの特徴
・低コスト&高速印刷
HL-L5100DNと同様に、1枚当たり約1.8円の低コストと、分速約40枚の高速印刷を実現しています。
・ADFとフラットベッドを搭載
最大50枚対応の自動原稿送り機能付きで、作業の効率化が図れます。また、フラットベッドを搭載しているので、厚みのある原稿の読み取りも簡単です。
・充実の機能
コピー・スキャン・FAXを備えた複合機で、無線LANにも対応するなど、欲しい機能が揃っています。
MFC-L5755DWの仕様
●価格
参考:5万9473円(税込み・Amazon 21/07/26現在)
●ランニングコスト
約1.8円
●対応カートリッジ
トナーカートリッジ TN-61J
トナーカートリッジ TN-62J
トナーカートリッジ TN-62JXL
ドラムユニット DR-60J
※約7000円~(Amazon 21/07/26現在)
6機種のスペック比較表
製品名 | ①GM4030 (キヤノン) |
②PX-S160T (エプソン) |
③PX-S270T (エプソン) |
④PX-S170T (エプソン) |
⑤HL-L5100DN (ブラザー) |
⑥MFC-L5755DW (ブラザー) |
---|---|---|---|---|---|---|
発売年 | 2019年 | 2016年 | 2019年 | 2018年 | 2016年 | 2016年 |
参考価格 | 3万7480円 | 1万9778円 | 2万9502円 | 1万9800円 | 3万3960円 | 5万9473円 |
印刷方式 | インクジェット | インクジェット | インクジェット | インクジェット | モノクロレーザー | モノクロレーザー |
本体サイズ (幅×奥行×高さmm) |
403 × 369 × 234 |
435 × 267 × 148 |
375 × 347 × 151 |
375 × 267 × 161 |
373 × 388 × 255 |
435 × 427 × 486 |
印刷速度 (毎分) |
13枚 | 15枚 | 20枚 | 15枚 | 40枚 | 40枚 |
印刷解像度 (dpi) |
600 × 1200 |
1440 × 720 |
1200 × 2400 |
1440 × 720 |
1200 × 1200 |
1200 × 1200 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
両面 印刷 |
○ | × | ○ | × | ○ | ○ |
最大用紙 サイズ |
A4 | A4 | A4 | A4 | A4 | A4 |
最大給紙 枚数 |
350枚 | 100枚 | 251枚 | 150枚 | 300枚 | 300枚 |
モノクロ印刷 コスト |
約0.4円 | 約0.4円 | 約0.5円 | 約0.5円 | 約1.8円 | 約1.8円 |
***
プリンターのランニングコストは、印刷枚数が多いほど重要になります。ランニングコストをの低さを基準に、さらに本体価格やサイズなども考慮し、この記事を参考に満足できるプリンターを選んでくださいね!
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