紙の専門店である松本洋紙店では、普通の紙とはちょっと違う特徴のある商品もあつかっています。そんな特殊な紙のひとつが「水に溶ける紙」です。これを使えば、秘密の漏洩対策や楽しい遊びができるだけでなく、感染症対策に便利なオリジナルアイテムも作れちゃいますよ。
今回は、そんな「水に溶ける紙」の使い方をご紹介します!
水に入れると、あっと言う間に消える紙
コピー紙に代表されるふつうの紙は、水に濡れるとフニャフニャにはなりますが、簡単には溶けませんよね。でも、今回ご紹介する「水に溶ける紙」は、その名の通り水に入れるとあっという間に紙の形がなくなってしまうんです!
このように、1分もしないうちに紙が水に溶けてしまいます。溶け方に温度は関係なく、温冷水でも温水でも海水でもサッと溶けるんです。ちなみに、溶けた紙の成分は分解されるので、環境に悪い影響を与えることはありません。
私たちの身近に、これと似たような紙があることはお気づきでしょうか? そう、トイレットペーパーです! でも、トイレットペーパーは薄くてやわらかいからすぐに破れてしまい、ペンで文字を書くことには向いていませんね。
こちらの「水に溶ける紙」はトイレットペーパーとは違い、コピー用紙と同じような質感なんです。直接字や絵を書くのはもちろん、プリンターでの印刷もできるのが驚きですね!
水に溶ける紙にはこんな使い方が
「水に溶ける紙」には、いろいろな使い道があります。
例えば、機密文書の印刷に「水に溶ける紙」を使うと、使用後はあっという間に水に溶かせるので、万が一にも漏洩する心配はありません。ビジネスのほかには、秘密の手紙を書いて、相手が読んだら水に流してもらうよう伝えるのもロマンティックでいいですね。
いろいろとストレスが溜まっている人は、うっぷんを紙に書き連ねて、水にスーッと溶かしてはいかがでしょうか? 気分がスッキリするかもしれません。ほかにも、油性ペンで絵を描いてそっと水に入れれば、紙が溶けて絵だけが水に浮かびます。お子さんと一緒にいろいろな絵を描いて水に浮かべてみると、楽しい遊びになりそうです。
さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延により、 感染症対策が重要となっている昨今。こちらの商品を使っておすすめしたいのが、「紙せっけん」作りです! いつもバッグやポケットに紙せっけん入れておけば、ハンドソープが設置されていないトイレや公園の水道などでも、手を清潔に洗えて便利なのではないでしょうか。
この紙せっけん、じつは「水に溶ける紙」にハンドソープを塗って乾かすだけで簡単に作れちゃうんです。その際、ハンドソープはあまり水っぽくないものを使い、トレイなどの上で塗ってそのまま乾かすのがコツ。あらかじめ好きな絵などを印刷してオリジナルの紙せっけんを作れば、手を洗うのが楽しくなりそうですね!
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今回は、水に入れるとサッと消えてなくなってしまう「水に溶ける紙」をご紹介しました。関係ない人に見られたくない秘密の文章を書くときや、お子さんとの楽しい遊び、便利な紙石けん作りなどに、ぜひ使って見てくださいね。ただしくれぐれも、消えては困る大事なメモとしては使わないようにご注意ください!
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