年賀状離れが進んでいると言われています。でも、デジタルの時代だからこそ、人のぬくもりが感じられる手書きの年賀状が届くとうれしいですよね。いつもはメールやSNSで済ませている人も、今年は手作りの年賀状に挑戦してみませんか?
簡単にできる手作り年賀状のアイデアと注意点
簡単に年賀状を華やかにする方法として、すぐに思いつくのがハンコやスタンプではないでしょうか。さいきんは100円ショップでも、お正月らしいデザインのものがたくさん販売されています。ハンコは手作りしてもいいですね。消しゴムハンコなら初心者でも気軽に作れますし、市販の自作キットを使うという方法もあります。
シールやマスキングテープを貼るのもおすすめです。とはいえ、厚みのあるシールは重さがあるので、はがきの重量制限である6gを超えないように気を付けましょう。
マスキングテープは、年賀状の縁に貼るだけで額縁のようになり、中のイラストや文字を際立たせます。そのほかにも、文字を書く代わりにマスキングテープを貼ったり、ちぎり絵のようにして干支や門松、鏡餅などのモチーフを作ったりしても楽しそうですね!
もちろん、折り紙や和柄の紙でちぎり絵にするのも素敵です。赤や金の色紙を使うと、お正月らしくなります。
イラストが苦手な方は、ステンシルに挑戦してみるのはいかがでしょうか。型紙は厚紙やクリアファイルを切り抜いて作れますが、すでにデザインが描かれた市販の型紙を使えばさらに簡単です。
次に、年賀状のマナーを確認しましょう。年賀はがきの切手代は、2021年現在63円です。定形郵便として扱われるはがきのサイズは、長辺が14~15.4cm、短辺が9~10.7cmで重さは2~6g。これを守れば、切手が印刷されていない私製はがきでも、切手を貼って年賀状として郵送できます。
ここで注意が1つ。私製はがきを年賀状にするときには、切手の下に赤で必ず「年賀」と書いてください。これを書かずに投函すると、元日ではなく数日以内に相手先に届いてしまいます。また、「郵便はがき」または「POST CARD」の記載も必要です。表示がないと手紙扱いになって、料金が変わってしまうので注意してくださいね。
手作り年賀状で料金などに不安がある場合は、自分でポストに投函せず、郵便局の窓口で処理してもらうといいでしょう。
「年賀状を手作りしてみたいけれど、受け取る方は“お年玉付き年賀はがき”のほうがうれしいのでは?」と心配する方におすすめしたいのが、「年賀切手」です。これは切手にお年玉抽選番号が印字されたもので、お年玉付き年賀はがきと同じく、受け取った人に抽選で賞品が当たる可能性があります。手作りでしかもお年玉付きだと、受け取った方はきっと喜びますね!
印象的な年賀状が作れるおすすめの用紙
手作りの年賀状だと、自分好みの用紙を使える点も嬉しいですよね。松本洋紙店で購入できる用紙の中から、手作り年賀状におすすめのものを紹介します。
まずは、写真やイラストをキレイに印刷できるインクジェット用紙から。
・竹尾 DEEP PVシリーズ
写真やイラスト、水彩などを美しく印刷できる、展示にも使えるような高級紙。1枚あたり約200円とかなりコストは高いのですが、年賀状に綺麗な写真を印刷したい人におすすめです。松本洋紙店にて取り扱うハガキサイズの竹尾 DEEP PVシリーズには、テクスチャーの異なる6種類の紙が入っています。以下、その一部をご紹介します。
波光
わずかに凹凸がある和紙のような雰囲気です。温かみのある白さとなめらかさ。
マーメイド スノーホワイト
波光よりもやや荒目。「マーメイド」の名の通り、人魚のいる海の穏やかな波を思わせます。
パルパー ホワイト
パルプそのもののラフな素材感を再現しています。雲のように柔らかな肌合い。
次に、インクジェット専用ではありませんが、質感豊かなファインペーパーです。
・NTラシャ
厚手の紡毛糸で織られた羅紗(ラシャ)を思わせる風合いの用紙です。きめが細かく、耐久性があります。カラーは全部で97種類。
・タント
tanto(タント)はイタリア語で「たくさん」。全200色とカラーラインナップが豊富です。凹凸は小さく、しなやかな質感で温もりがあります。
用紙や材料を吟味して心をこめて作った年賀状は、もはや「贈り物」。受け取る方の喜ぶ顔を想像しながら、楽しく作ってみてくださいね!
↓↓↓年賀状にもおすすめのタントとNTラシャ!松本店長が動画で解説している松本洋紙店Youtubeチャンネルはコチラ!↓↓↓