「プリンターを使うのは年に一度、年賀状を作るときだけ!」というご家庭は、意外と多いのではないでしょうか? そろそろ年賀状印刷をしようとひさしぶりにプリンターを動かしてみたら、インクが出なくて困った!なんてトラブル、起こりがちかと思います。
今回はそんなトラブルが起きたときにそなえ、インクジェットプリンターのインクが出なくなる原因と、その対処法をご紹介します。
どこかが詰まってる?プリンターインクが出なくなる原因
インクジェットプリンターでひさしぶりに印刷しようとして、次のような症状があればプリントヘッドの目詰まりが原因として考えられます。
・特定の色が出ない
・全体的な色合いに違和感がある
・はがきの宛名面だけ印刷されない
・かすれる
・線が入る
・二重になる
そもそも、インクジェットプリンターのプリントヘッドとは、インクを噴射する部分です。使わずにしばらく放置していると、空気に触れる部分が固まり、インクが出なくなる原因になるのです。
プリンターが目詰まりを起こしているかどうかは、「ノズルチェック」をすれば調べられます。ノズルチェックは、メーカーや機種によって「パターン印刷」「印刷品質チェックシート」など表記が異なります。チェックしてみて白い線が入ったり、特定のインクの色だけが印刷されなかったりすれば、目詰まりしている証拠です。
インクが出ない原因は、ほかにもあります。インクの保護テープや保護フィルムを外し忘れていないでしょうか?外し切れずにテープが残っていても、インクが出なくなる可能性があります。インクタンクは正しく取り付けられているか、インクの使用期限が切れていないか、インク残量が少なくないかも確認しましょう。
プリンターインクが出ないときの対処法と予防法
プリンターのインクが出ない場合、まずはインクカートリッジを挿し直し、30分~1時間おいてから再度印刷してみてください。プリンターのヘッド熱により、固まったインクが溶けて出る可能性があります。
それでもインクが出ないなら、プリントヘッドのクリーニングをしましょう。ヘッドクリーニングは、インクを大量に噴出することで詰まった部分を排出します。やり方はメーカーによって異なるので、説明書を見ながら行ってください。インクの消費が激しいので、多くても2~3回にとどめておきましょう。
また、メーカーの純正インクには、インクの詰まりを溶かしやすくする成分が含まれています。そのため、互換インクや詰め替えインクを使っている方は、純正のインクに付け替えると直る場合もあります。互換インクの目詰まりは、出ない色のカートリッジを軽く振ると出てくるケースもあるようです。
プリンターの目詰まりが解消したら、同じことを繰り返さないために普段から気を付けておきたい予防法を紹介します。まずは最低でも1ヶ月に1回、プリンターの電源を入れましょう。電源が入ると、プリンターは自動的にヘッドクリーニングをして、インクの乾燥を防ぎます。
なるべく新しいインクカートリッジを使うのもポイント。製造後、長期間経過したものやプリンターにセットして長期間経過したものは、インクが変質して目詰まりしやすくなります。
プリンター内部にホコリが入らないよう気を付けるのも大切です。使わないときは排紙トレイを閉じ、プリンター本体にカバーをかけておきましょう。
これらを試してみて、プリンターインクは出るようになりましたか? ふだんから気を付けておくポイントがわかれば、来年からはもう安心。年賀状をサクサク印刷して、あわただしい年末に備えてくださいね!
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