名刺は印刷屋さんにオーダーするのが一般的ですが、自分でデザインしたものを印刷して作る“自作用の名刺用紙”があることをご存じでしょうか? 必要な枚数だけ印刷でき、肩書や担当なども必要に応じていろいろなパターンのものが作れるなどが自作するメリットですが、じつは名刺用紙の使い方はそれだけではありません。
たとえば店舗運営に活用するなら、名刺用紙をお客様へのサービスや販促などに使えます。名刺用紙をある程度、自分のお店においておけば、プロの印刷ショップを利用せず、必要に応じて印刷をしてそれらのサービスに使えるので、コストパフォーマンスもいいですね。今回は、ショップで役立つ名刺用紙の活用方法をご紹介します。
【参考】
松本洋紙店 名刺・カード・はがき
名刺用紙はこんなことに使えます
名刺用紙は、デザイン次第でいろいろな使い方ができます。
ショップカード
ショップの店名や住所、地図などを書いたカードです。出入り口やレジ周辺に置いてお客様が自由に持ち帰れるようにしたり、郵便物に同封したりするなどして、ショップの情報を伝えるのが目的です。
コンパクトなのでお客様が手に取りやすく、レジ前においても邪魔になりません。ショップのTwitterやインスタのアカウントやQRコードを載せておくのもおすすめ。おしゃれなショップカードなら、お店の好感度も上がりそうです。
ポイントカード
購入金額や来店ごとにハンコを押して、欄が埋まったらノベルティプレゼントや値引きなどのサービスをするポイントカード。名刺カードで作れば、財布のカードポケットに入るので、お客様にとっても便利です。
ショップカードは光沢のある用紙を使うときれいですが、ハンコを押すタイプのポイントカードは、ある程度ハンコのインクを吸収するタイプの紙にするなど、用途によって紙質を使いわけるといいですよ。
クーポン・割引券
クーポン券や割引券に決まった大きさはありませんが、あまり大きいものはお客様にとっても扱いづらく、結局使わずじまいになりがちです。使い勝手を考えても、名刺サイズのクーポンや割引券が使いやすくておすすめです。
名刺サイズにすれば、会員カードやショップカードと一緒に保管しやすいので、いざ使おうとしたとき、見つけやすいのもポイント。ミシン目を入れて、切り離せるようにすることもできます。
サンキューカード
お買い物をしていただいたお客様の商品に同梱したり、添えたりするサンキューカード。これも名刺サイズにすれば、あつかいやすいです。
大きすぎても邪魔になりますし、名刺サイズならお礼のメッセージの裏にショップの住所や地図といったご案内も入れられます。購入した商品に、センスの良いサンキューカードが添えてあると、お客様にも喜んでいただけそうです。
マニュアル
商品のマニュアルは、大きな紙で作らなくても問題ありません。ちょっとした説明文であれば、名刺サイズの紙を数枚使えば入れられます。こうやって分割しておけば、お客様も必要な情報だけを保管できるので便利です。詳細な使い方とは別に、簡易のマニュアルカードもあるといいかもしれません。
名刺用紙で各種カードを作成するには?
名刺用紙を使ったカード作成は、意外と難しくありません。「カードサイズの印刷なんてできるかな?」と不安になるかもしれませんが、名刺用紙はそもそも小さいカードサイズではなく、A4サイズなど大き目の用紙に印刷をして、それから切り離して使うほうが簡単です。名刺の大きさの切れ目が入った名刺用紙も売っていますし、好きな色や厚みの紙に印刷して、カッターや専用機で切り離して作ったりもできます。
切り離す前の大きさであれば、一般的なプリンターでも問題なく印刷ができます。A4サイズの用紙なら、1枚印刷するだけで名刺サイズのカードを8~10枚程度作ることができて効率的です。印刷ショップに頼むよりも、お安く制作できます。
ミシン目が入っているタイプの名刺用紙なら、自分で裁断する以上に切り離しは簡単です。切れ目もきれいで、気持ちよく切り離せます。専用の道具がなくても手で切り離せるのもいいところです。
初めからミシン目の入った名刺用紙もありますし、色や厚み、手触りなどが気に入った紙があれば、そこにミシン目を入れるように注文したりもできます。紙の種類によって、カードの雰囲気はかなり違ってきますので、好みの紙を見つけてみてくださいね。
名刺サイズのカード、デザインはどうする?
カードのデザインは、もちろんスタッフがオリジナルのものを作ってもいいですし、WEB上で無料のテンプレートを探せばかわいらいものがすぐに見つかります。それをダウンロードして、名刺用紙に印刷して切り離せば、簡単にオリジナルカードの完成です。
ポイントカードやショップカードを印刷ショップに頼まず、自分で作るメリットは、コスト面だけでなく少ない数でも作れることです。たとえばセールの期間中だけ渡すご案内や、キャンペーンの告知などは、「何千枚も必要ないけれど、その期間中に来店したお客様にはお渡ししたい」ものです。こういう必要な数が読みにくく、かつ期間が過ぎたら廃棄」というカードを、必要な枚数だけ作れるんです。
作成に時間もかからないので、必要なカードをその日のうちに用意することも可能です。印刷ショップに頼むと、どんなに急いでも数日後の納品になってしまいます。自作ならではの「小回りの良さを」最大限に活かし、日替わりでいろいろなデザインのカードを用意すればも、常連さんから喜ばれるかもしれませんね。
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名刺用紙は、名刺として使わず自由にデザインすれば、あとは印刷して切り離すだけで、ショップカードやポイントカード、クーポンなどのオリジナルカードをサクッと作れます。自前印刷なら、「少しだけ作りたい、期間限定の案内やクーポン」を必要な枚数だけ印刷するといった細かい町営も可能です。
意外と簡単に作ることができるので、この記事で興味を持った店舗オーナー、ショップ関係者様は、まずは手軽にお渡しできるショップカードやサンキューカードから挑戦してみてはいかがでしょうか。
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