紙の専門家がおすすめするプリンター、今回は写真印刷向けのプリンター エプソンのEP-884Aをご紹介します。家庭用としては、スマホからでも写真がキレイに印刷できて年賀状印刷などに便利です。ビジネス用としては、チラシや店内POP、飲食店のメニューなど様々な用途に使えるプリンターです。
6色インク採用で高精細の印刷が可能
プリンターで写真画質を大きく左右するのは、インクの色数です。プロ仕様のプリンターには、8色や10色のインクを採用するものがあります。そういった特別なプリンターを除くと、本機種で採用されている6色はトップクラスの色数の多さです。
具体的には、基本となるブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に加えて、ライトシアン、ライトマゼンタが採用されています。中間色インクが採用されることで、青空や人の肌の微妙な色合いが鮮やかなグラデーションで印刷できます。
カートリッジ方式のプリンターとしてはトップクラスの低コスト印刷
家庭用でもビジネス用でも、印刷コストは低い方が良いのは間違いありません。本製品は増量インクを使用した場合、A4カラー文書を約13.2円で印刷できます。大容量のインクタンクを搭載したエコタンク方式のプリンターにはおよびませんが、カートリッジ方式のプリンターとしては、トップクラスの低コストです。
本製品と同時期に発売された同社のEP-814AとEP-714Aの印刷コストは約18.8円なので、比較するとEP-884Aが低コストのプリンターであることが分かります。
前面2段と背面の3way給紙でビジネスにも便利
本製品は、前面に2段式の給紙トレイがあり、背面トレイも装備しています。前面の2段トレイには、A4用紙とハガキというように2種類のサイズの用紙がセットでき、用紙を交換する手間がありません。
背面トレイには、厚さ0.6mmまでの紙をセットできます。郵便はがきの3倍くらいの厚さの紙にも印刷ができるので、飲食店のメニューを印刷したり、カタログを印刷したりというようなビジネス用途にも適したプリンターといえます。
EP-884Aのスペック表
製品名 | EP-884A |
---|---|
メーカー | エプソン |
発売年 | 2022年 |
参考価格 | 3万3500円 |
本体サイズ(幅×奥行×高さmm) | 349×340×142 |
印刷速度(L判写真) | 約13秒 |
印刷解像度(dpi) | 5760×1440 |
Wi-Fi | ○ |
自動両面印刷 | ○ |
最大用紙サイズ | リーガル |
最大給紙枚数 | 101枚 |
印刷コスト(L判写真) | 約23.2円 |
印刷コスト(A4カラー文書) | 約13.2円 |
用紙にこだわれば写真印刷はもっとキレイに!
写真印刷の仕上がりは、用紙によっても変わります。写真用紙は、フォト光沢紙、印画紙、印画紙(絹目調)、マット紙が代表的なものです。それぞれの用紙で、光沢感や高級感などが変わってきます。もちろんコピー用紙とは比べ物にならないほどキレイに印刷できます。
本ブログに4種類の用紙について実際に印刷して比較した記事があるので、写真用紙に興味がある人は、そちらも参考にしてください。
写真用紙の中でも印画紙は、プロの写真家も使っている画質に優れた用紙です。印画紙について、さらに掘り下げた記事もあります。写真を趣味にしている人や展示用に鮮明な写真を印刷したい人は、印画紙を使うとどんな印刷ができるのか、以下の記事を読んでみてください。
***
今回は写真印刷に強い、ご家庭&ビジネス向けプリンターをご紹介しました。6色インク搭載のEP-884Aなら、印刷に適した用紙と組み合わせることで、プロ顔負けのクオリティで印刷物を作れます。
写真をたくさん印刷するご家庭や、メニューやカタログを印刷したい店舗・オフィスにぴったりのこちらのプリンターを、ぜひ用紙と合わせて導入をご検討ください!
↓↓↓写真用紙のことをもっと知りたいならコチラ!松本店長が解説する松本洋紙店Youtubeチャンネル↓↓↓