情報のデジタル化が進み、書籍や雑誌なども電子化されることが多くなりました。
確かにデジタル媒体は作成や訂正が簡単で、保管や発送がしやすいメリットがあります。しかし、紙媒体にもそれとは違うメリットがあり、一般的に紙媒体はデジタル媒体よりも、見た人がより深い理解を得ることができ、情報に対する信頼性も高いと言われています。また、保存性が高く、いつでも手に取りやすいのも紙媒体のメリットです。
この記事では、デジタル情報社会で必要になる紙媒体の種類や、使い方、おすすめの紙などをご紹介します。デジタル媒体とうまく使い分けたり、相乗効果を出したりできるといいですね。
紙媒体の種類やメリット
紙媒体にはいろいろなものがあります。その中から特によく使われるものの種類やメリットをご紹介します。
新聞
近年はスマホやタブレットで簡単に情報を得られるようになり、すっかり新聞を読まない人が多くなりました。しかし、新聞にはデジタルニュースにはないメリットがあります。
たとえば、情報の信頼度が高い点や、さまざまな内容の記事が並んでいることなどです。それまで興味を持っていなかった層の目に留まりやすい点は、新聞の大きなメリットです。また、記事の配置先や大きさによって、情報の重要度が伝わりやすいことも利点と言えるでしょう。
DM(ダイレクトメール)
ポストに直接届くDMは、必ず相手が手に取るという点で、強力なツールです。割引クーポンなどの捨てにくい内容、デザインにすれば、相手の手元に残って何度も目に留まってくれるのもメリットです。しかも、商品やサービスに合わせた相手を絞り込んで送ることで、効率よく営業もかけられます。
雑誌
新聞に比べると、文字の情報量は少なくなりますが、カラーや写真などが使いやすいため、表現の自由度が高くなります。また、雑誌によって購読層が違うので、ターゲットに合わせた宣伝ができるのもメリットです。
書籍
保管のしやすさや持ち歩きやすさで人気の電子書籍ですが、紙の書籍が好きという人もまだまだ多いようです。とくに好きな本はコレクションとして手元に置いておきたいという人も多いだけに、もし書籍の制作や販売を考えているなら、装丁にこだわった書籍にするといいでしょう。また、上述した紙の特性として、紙で読んだ方が記憶に残りすく、理解度も高いというデータもあるので、作業マニュアルや資格のための勉強などは書籍を活用したほうが良さそうです。
紙媒体におすすめの紙
紙媒体にもよりますが、どんな紙を使うかで仕上がりがずいぶん異なります。ここでは、紙のドキュメントに向いたおすすめの紙をいくつかご紹介しましょう。
コート紙(半光沢紙)
紙の表面に特殊な塗料を塗ることで光沢を出し、色鮮やかな印刷を得意とする紙です。チラシや雑誌、カタログなどに使われることが多く、両面印刷もできます。厚さのバリエーションがあるので、用途によって適した厚みの用紙を選ぶといいでしょう。
上質紙
コピー用紙の質感に近い、ツヤ消しの紙です。インクジェットプリンターとレーザープリンターの両方で使うことができ、サイズ加工やミシン目加工がしやすいなど、あつかいやすいのもメリットです。
マット紙
マット感のあるつや消しの紙で、落ち着いた印象を与えます。高級感のある仕上がりになるので、パンフレットやハガキなどを作るにもおすすめです。
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デジタル媒体は今後も増えていくことが見込まれますが、だからといって紙の媒体がなくなるわけではありません。紙の方が優れている点もあるので、必要に応じて使い分けていきたいですね。
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