紙のコラム

【シーン別】相手に喜ばれる手紙を書きたい!そんなときにおすすめ万年筆のインクとは?

万年筆とインク

万年筆のインクは、まるで画材のように色の種類が豊富にそろっています。ボトルの形もおしゃれで、ながめているだけでわくわくしてきますよね。中には香り付きのものもあり、インク選びは万年筆の魅力の1つです。

この記事では、おもに手紙の執筆に焦点を当てて、万年筆のインクの選び方をご紹介します。ビジネスのお礼状や招待状などの作成に、ぜひ参考にしてください。

手紙に最適なインクの選び方

インクの種類は染料、顔料、没食子(もっしょくし)の3つに分けられます。手紙を書くのに適しているのは染料タイプ。市販のインクの大半を占めていて、カラーバリエーションが豊富です。長期保存には向かないものの、メンテナンスは比較的、楽にできます。一方、顔料インクや没食子インクは長期保存に向いていますが、ペン先に詰まりやすく万年筆のマメなメンテナンスが必要です。

手紙を書くときは、インクの色選びも大切。目上の人への手紙やお礼状などのあらたまった手紙には黒が適しています親しい間柄ならブルーやブルーブラックもおすすめ。避けたほうが良い色は、赤や緑です。絶縁・絶交を意味すると言われていて、手紙に使うのはマナー違反となります。

手紙におすすめの万年筆インク5選

手紙に向いているインクの特徴を踏まえて、ここからはおすすめの商品を5つご紹介します。

色の変化も楽しめる ウォーターマン「ミステリアスブルー」

 

 

ウォーターマンは、フランスの高級筆記具ブランドです。ボトルが独特な形のブルーブラックインク「ミステリアスブルー」は、青に近いブラックとなっています。時間の経過とともに緑色を帯びた青色に変化するのが個性的です。

オニキスのように艶やかな黒 ペリカン「エーデルシュタイン オニキス」

エーデルシュタインは、宝石をモチーフにした高級インクシリーズ。15色のインクには、それぞれ宝石の名前が付けられています。オニキスは深い輝きを放つ黒色で、大切な方への手紙を書くのにぴったりです

機能的な形のボトル MONTBLANC(モンブラン)「ミステリーブラック」

高級万年筆メーカーとして世界的に有名な、モンブランのインクです。青みがかった黒から、乾くと赤紫がかった黒に変化します。ボトルはインクタンクが大小2つ分かれた形。最後まで吸引できる機能性を備えた、無駄のないデザインです。

情緒豊かな色合い パイロット「iroshizuku 月夜」

iroshizuku(色彩雫)は日本の情景をテーマにしたシリーズ。彩り豊かなインクで、「翠玉」「蛍火」など情緒豊かな名前が付けられています。ブルーブラック系の「月夜」は、わずかに緑色が感じられる、まさに月夜のような色です。

ほのかな香り付きインク HERBIN(エルバン)「ENCRE BLEUE」

エルバンは1670年にパリで誕生した、シーリングワックスとインクの老舗ブランドです。このインクを使って手紙を書くと、封を開けたときにほのかな香りが広がります。ボトルの手前には万年筆を一時置きできるペンレスト付きです。

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こうしてみると、手紙向きの黒やブルーブラックのインクに絞っても、実にたくさんの種類がありますね。いくつか試してみて、ぜひお気に入りを見つけてください。

松本洋紙店では、万年筆にぴったりの手帳用紙の取り扱いがスタートしております。手帳の製造・販売を手掛ける企業様、記念品やお客様へのプレゼント用に、手帳の自作を検討している企業様からのお問い合わせをお待ちしております。

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