いざ万年筆を使うとき、どんな紙を使うか迷うことはありませんか?
鉛筆やボールペンとは書き味もぜんぜん違うだけに、ふつうのノートやメモ用紙、コピー紙でも綺麗に書けるのか悩んでしまいますよね。せっかく万年筆を使うなら、“仕上がりのきれいな紙”を使ってみたいところです。
そこでこの記事では、万年筆で書くときに最適な紙の条件と、おすすめの手帳・ノートをご紹介します。
万年筆で書くときに最適な紙の条件は?
万年筆を使って紙に書くときに、起こりやすいトラブルがインクのにじみです。とくに日記やスケジュール帳のように、細かい文字を書き込むときは、にじみにくい紙を選ぶとよいでしょう。紙の両面を無駄なく使えるように、裏写りしにくいかどうかもポイントです。
また、万年筆はペン先が丸みを帯びているので、表面に凹凸のある紙に書くと引っかかることがあります。なめらかさや、かすれにくさも確認しましょう。
万年筆に合う手帳とノート5選
万年筆と相性の良い紙が使われた手帳やノートを使うと、にじみやかすれなどがなく、ノンストレスで記入できます。ここからは、おすすめの商品を5つご紹介します。
高級なフールス紙を使用したツバメノート「A5 H100S」
1947年(昭和22年)から変わらないデザインの表紙。中の紙は筆記用として最高級品質の「フールス紙」を採用しています。なめらかで書きやすく、滑りにくく、にじみにくいのが特徴です。裏抜けしにくいので、万年筆との相性はバツグン。蛍光染料を使っていないので、目が疲れにくいのもメリットです。
しっかり書き込めるミドリ「MDノート A5 方眼罫」
MDノートは、ミドリのロングセラー商品です。1960年代から開発を続けてきた、万年筆で書いてもにじみにくく裏抜けしにくいオリジナルの紙を使用しています。かすかにざらつきがあり、しっかりした書き心地です。糸かがり製本でノートが180度きれいに開くので、記入しやすさにも定評があります。
わずかな凹凸感が心地良いライフ「ノーブルノート A5 横罫」
ライフのノーブルシリーズには、オリジナルのLライティングペーパーを使用しています。製紙メーカーとの共同開発で、書き心地のなめらかさ、書籍のようなめくりやすさ、色調のやわらかさを追求しました。万年筆で書いてもにじみや裏写りが少なく、高級紙の証であるレイドパターンの凹凸感が心地よい手ごたえのある書き味です。
シルクのようななめらかさ!アピカ「プレミアムCDノート A5 方眼罫」
王子製紙と共同開発した、プレミアムCDオリジナルの筆記用紙「A.Silky 865 Premium」を使用しています。万年筆で書いても引っ掛かりがなく、シルクのように上質でなめらかな書き心地を実現しました。執筆時の負担が少ないので、たくさん書いても手が疲れにくい紙です。インクがにじみにくく、裏うつりしにくい特徴もあります。
薄くてにじまない!SAKAEテクニカルペーパー「トモエリバーFP ソフトカバーノート52g/ 5mm方眼」
トモエリバーFPは、薄くて軽い印刷用紙として有名な「トモエリバー手帳用」をベースにして開発された紙です。万年筆で書いてもにじんだりかすれたりせず、なめらかな書き心地を楽しめます。糸かがり製本により、きれいに開くのも特徴です。
***
万年筆「三大沼」の1つとも言われる「紙沼」。にじみにくさや引っかかりにくさなどの必須ポイントを押さえたら、用途に応じて数種類を使い分けるのもおすすめです。
松本洋紙店で取り扱い中の手帳用紙も、コピー用紙より薄いのに強度に優れ、裏写りもしにくくなっています。色は「白」と「クリーム」の2色展開。えんぴつやボールペンだけでなく、万年筆でも書きやすい紙となっていますので、ぜひご利用をご検討ください。
↓↓↓万年筆と相性の良い紙とは?万年筆に向いている紙を松本店長が解説!松本洋紙店Youtubeチャンネル↓↓↓