紙のブログ

金色や銀色は、ゴージャスで特別な印象がありますよね。松本洋紙店ではさまざまな種類の紙をあつかっていますが、じつは金色・銀色の紙もあるんです！

キラキラと輝く金色・銀色の紙は、それだけで注目度バツグン。大事なイベントの招待状やや気合を入れた告知など、特別感を演出したいときには、金色・銀色の紙を使ってみてはいかがでしょうか？

この記事では、金色・銀色の紙と、それを使って印象的な展示物をつくる方法をご紹介します。

まばゆいほどの光沢！「ゴールドペーパー」「シルバーペーバー」をご紹介

ゴールドペーパーとシルバーペーパーこちらが「ゴールドペーパー」と「シルバーペーパー」です。正面からの光が均一に当たった状態の写真だと光沢がわかりにくいですが、斜めから光にムラがある状態で撮影すると…。

ゴールドペーパー・シルバーペーパーには、ツヤツヤとした光沢がありますこのように、ツヤツヤです！普通の紙では出せない光沢なので、たくさんの掲示物のなかに金色・銀色のポスターやチラシがあったら、すごく目立ちそうです。特別なDMや招待状に使っても、かなりインパクトを強く出せそうですね。

金色・銀色の紙というと、子どもの頃に遊んだ金色・銀色の折り紙を思い出す人も多いのではないでしょうか。光沢の出方としては折り紙のイメージに近いですが、ゴールドペーパー・シルバーペーパーは折り紙よりも厚みがある点が異なります。

ゴールドペーパーは0.18mmで、官製はがきくらいの厚みです。シルバーペーパーは0.23mmと0.14mmの2種類の厚さを用意しています。0.14mmでもコピー用紙より少し厚みがあり、ペラペラの折り紙よりもしっかりしていて高級感がありますよ。

もちろんサイズは折り紙よりも大きいです。ゴールド・シルバーともにA1～A4、B4、B5、菊判サイズもご用意しています。

それでは、実際にゴールドペーパー・シルバーペーパーを使って、ポスターを作ってみましょう！

まずはポスターのデザインを作ります。いちから自分でデザインするのもいいですが、無料のデザインテンプレートを使えば手軽に用意できます。

ワークショップポスターデザインデザインをこんな感じで作りました。

これをシルバーペーパーに印刷してみます。
どんな感じになるでしょうか？

ワークショップポスター印刷ゴールドペーパー・シルバーペーパーともに、印刷設定は「標準印刷」で問題ありません。
少しでも綺麗に印刷するために、印刷品質は「きれい」を選びました。

シルバーペーパーに印刷をしたものこちらが印刷したものです。ちょっとシルバーの光沢がわかりにくいですが、キレイに印刷できています。

デザインの鮮やかなコバルトブルーは、シルバーの下地のせいで、ちょっと薄くなりました。

光沢のあるシルバーペーパーを使うと、印象的な掲示物にこれが実際に貼ったところです。光が当たると鏡のようにピカピカと光を反射するので、シンプルなデザインでもかなり目立ちますよ！

このように、そのまま印刷するだけでもインパクトのあるポスターになりますが、さらに一工夫すると凝ったものが作れます。例えば、台紙と金銀にしたい文字を別々に印刷し、とくに目立たせたい箇所を金色・銀色にするといったテクニックです。

ここからは、まるで箔押しのように高級感のある掲示物の作り方を、3つのステップでご紹介します。

白い紙とゴールドペーパーそれぞれに同じ印刷をしたものまずは、ポスターにする台紙とゴールドペーパー（もしくはシルバーペーパー）を用意し、それぞれに同じデザインを印刷します。先ほどのポスターと同じデザインですが、今回は「！」マークを金箔っぽくするため、縁取りにして中の色を抜いています。

台紙になるほうは「MSパールiJ」を使いました。

デザインナイフとカッターマットを用意します続いて用意するのは、カッターナイフとカッターマットです。先がとがったデザインナイフだと、細かな部分も切り出しやすくなります。

デザインナイフでゴールドペーパーの一部を切り抜きますカッターナイフで、ゴールドペーパーを切り抜いていきます。カッターは根本を持ち、できるだけカッターではなく紙を動かすようにすると、キレイに切り抜きやすくなります。

ゴールドペーパーを切り抜いたもの切り抜き終わりました。あとは、これを白い紙の方に使います。

一部のみが金色のポスターが完成切り抜いた部分を白い紙の方に貼り付けて完成です！印刷所で箔押しを頼むと特別料金がかかりますが、これなら自分で簡単にできて費用も押さえられます。

目立ちつつも視認性も高いポスターに写真ではわかりにくいのですが、台紙もMSパールiJを使っているので、光が当たると反射してキラキラします。そこに「！」だけゴールドペーパーを貼ったので、視認性を保ちつつ目立つポスターにできました！

高級感のある演出が簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。