紙をまとめてとじるのに便利なホッチキス(ステープラー)。しかし、一般的なホッチキスでとじられる紙の枚数は、せいぜい20枚程度。そのため、分厚い書類だとうまくとじられないことも。
そこで、紙の枚数が多くても、ホッチキスできれいにとじられる裏技をご紹介!応用編として、ホッチキス1つで中とじ冊子を作る裏技までお伝えします。さらに、分厚い書類もまとめてくれる30枚、40枚、80枚対応のおすすめホッチキスも紹介するので、ぜひチェックしてください。
【裏技①】紙の枚数が多い時のホッチキスのとじ方
まず、ホッチキスのほかに食品のトレイに使われている発砲スチロール製のトレイを準備します。
①発砲スチロール製トレイを洗い、乾かしておきます。
②きれいにした発砲スチロール製トレイを5cm角に切り出します。
③5cm角の発砲スチロール製トレイの一部を、紙束の下に敷きます。
④そのまま発砲スチロール製トレイごとホッチキスでとじます。
⑤とじた後、発砲スチロール製トレイだけ針から引き抜きます。
⑥飛び出ているホッチキスの針先を、後部のリムーバーで曲げてとじたら完成です。
仕組み上、ホッチキスは針の長さの分だけとじられます。うまくとじられない時は、押し込んだ時に針に不具合が生じている可能性があります。柔らかい発砲スチロール製トレイで針先を潰さず残すことで、紙束をきれいにとじられるのです。
【裏技②】ホッチキスで中とじ冊子を作る方法
①ホッチキスを180度開きます。
②ホッチキスの針がついている位置を確認します。
③冊子にしたい紙束を2つ折りにします。
④ホッチキスの針の位置が折り目に合うようにし、背表紙側(山折りの場所)からそのままとめます。
⑤紙束を裏返します。
⑥裏面の針が飛び出ている部分を、後部のリムーバーを使って閉じたら中綴じ冊子の完成です。
冊子のサイズでも変わりますが、ホッチキスは2箇所とじるのがおすすめです。
枚数別おすすめホッチキス3選
30枚、40枚、80枚対応のおすすめホッチキスを紹介します。枚数が多くて一般的なホッチキスで対応できないときの参考にしてください。
【30枚対応】ステープラー<パワーラッチキス>(フラットタイプ)32枚とじSL-MF55-02B
10号針を使う、業界最多の32枚がとじられるホッチキス。フラットクリンチ機構で、とじた書類を重ねてもかさばりません。女性の手でも持ちやすい、コンパクトなサイズ感もポイントです。
【40枚対応】MAX Vaimoシリーズ Vaimo11FLAT HD-11FLK/B
2枚でも約40枚でも、紙の厚さにかかわらず1台でとじられる製品です。本体が小さくあつかいやすいうえに、押す力が集中するように設計されているので、半分程度の力で軽くとじられます。
【80枚対応】MAX Vaimoシリーズ Vaimo80 HD-11UFL
2枚から80枚までとじられる、極小サイズの卓上ホッチキス。とじる力を70%以上軽減しているので、分厚い書類も軽い力でとじられます。
ちょこっと裏技!ホッチキス以外で枚数の多い紙をまとめる方法
枚数が多い紙をとじたいけれど、ホッチキスがない、もしくは針穴をあけたくないときにおすすめの、ホッチキスを使わずに書類をとじる方法を紹介します。
■クリップ
一般的なオフィスにあり、ホッチキスの代用にしやすいのがクリップです。ただし、紙にとめた跡がつきやすいのが難点です。
■デュアルクリップ
穴を開けずに紙束をまとめたいときに便利なのが、連射式クリップ機の「マックス デュアルクリップ」です。通常のクリップほど跡が残りません。最大55枚までとじられます。
以上、紙の枚数が多い時のホッチキスのとじ方や中綴じ冊子の作り方と、枚数別のホッチキスのおすすめをご紹介しました。とじ方を工夫したり、対応枚数の多いホッチキスを使ったりすれば、分厚い書類もきれいにとじられるので、ぜひ参考にしてください。
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