部下のやる気をあげることは会社組織にとってはとても大切な課題ですよね。
たとえやる気を上げようと思っての行動でも、かえって部下のやる気を損なってしまう言動もあります。
今回は、部下のやる気をやる気を削いでしまいかねない言動をピックアップしました。
ご自身が部下だった頃も思い出しながら読んでみてください。
過度な批判をする
部下が失敗したり、思うような成果をあげられなかった時。大きな声で怒鳴ったり、手を上げてしまったりと、厳しく叱りすぎていませんか?
もちろん、叱られることで「何くそ!」と頑張れる人もいるでしょうが、多数派ではありません。何と声をかけたら、次につながるか?建設的に考えてくれるか?を考えてみてください。
いつも不機嫌
部下から上司へは、遠慮もあって基本的に話しかけにくいもの。その上、いつも忙しそうだったり不機嫌そうだったりすると、無意識に避けようとしてしまったり、よっぽどのことでないと話しかけにくいです。
普段から、「いつも頑張っているね」「こないだの〇〇良かったよ」などの、ちょっとした声かけをしたり、「何か困ったことがあったらいつでも相談してね!」というように伝えておいたりすると、報連相もスムーズになりやすいです。
もしトラブルが起きても、それが大きくなる前に相談してもらいたいですよね。
ちなみに、仕事の後に飲みに誘ったり、休日も連絡を取り合う、といったコミュニケーションは人によっては困ってしまうので、慎重に。
不公平な扱いをする
実際には不公平に扱っていなかったり、全くそういうつもりではなかったとしても、本人が「不公平な扱いを受けた。」と感じると、モチベーションは低下してしまいます。
特に、給与やボーナス、昇進などに影響のある評価は基準を明確にし、誰から見ても公平になっていることがベストです。
オーバーワークを課す
部下の仕事量をと部下のキャパシティをしっかり理解せずに過度な仕事量を与えてしまうと、モチベーションが落ちてしまうどころか、急に潰れてしまったりもしかねません。社員一人一人の得意分野や、現在の抱えている仕事量を把握できているとベターですが、人数が多いなどで把握しきれない場合でも、定期的に部下自身に確認すると良いでしょう。
適切なワークライフバランスの元で働けるとモチベーションもアップしやすく、離職率も低くなるはずです。もちろん、適切な負荷をかけて成長を促すことも必要ですよね。何事もバランスが大切です。
いつも曖昧な指示を出す
状況にもよると思いますが、「いい感じに仕上げて」「なるべく早く」など、具体的な数字なく指示が曖昧だと、部下は困ってしまったり、不安を感じやすくなったりしてしまいます。特に、新入社員や新しい仕事を任せたときには注意が必要です。
その他にも部下に共有される事前情報が少なかったり、質問をすると叱られるような環境が続くと、やる気が低下していってしまいやすいです。
〈おまけ〉その他、上司のやる気を損ないそうなセリフ
「あなたには無理でしょう。」
「仕事(給料)があるだけでありがたいと思いなさい。」
「〇〇なら、もう辞めてもらってもいいんですよ。」
「〇〇に比べてあなたはダメだね。」
「何でこんな簡単なことができないの?」
「俺の言うことだけ聞いていればいいんだ!」
・・・など。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、過去の上司や架空の上司を思い浮かべ、部下目線での意見も交えました。
これまでに、つい言ってしまっていたことや、ついやってしまっていたことがなかったでしょうか。
〇〇ハラスメントの考え方が浸透してきている昨今では、こんなの当たり前と思われることもあるかもしれません。
(きっと、これらが当たり前を思えた方の部下の方は幸せですね!)
ですが、それが当たり前でない人もいるかもしれません。
部下がさらに部下を持っているという場合、このような言動がなかったか、見てあげるといいかもしれませんね。