こんにちは! 元ボードゲームショップ店員の経歴を持つたかみぃです。
この記事では、元プロの観点から、“ビジネスに活かせる”テーマのボードゲームやカードゲームをご紹介していきたいと思います。
今回は「経済感覚が養われるゲーム」として、「アクワイア」を紹介します。
お金のゲームというと「モノポリー」を思い浮かべる方も多そうですね。「モノポリー」は英語で”独占”を、一方の「アクワイア」は”買収”を意味します。いったい、どんなゲームなんでしょうか?
ホテルチェーンの買収と株式売買でお金持ちを目指せ!
「アクワイア」は、ボード上にホテルを配置しながら株式売買・合併を繰り返し、ゲーム終了時に一番お金を持っている人が勝利するゲームです。
ボード上には灰色のホテルタイルが置かれ、それらが2個以上繋がるとカラフルなホテル駒が置かれてホテルチェーンとなります。さらに、そうしてできた異なるホテルチェーン同士がホテルタイルによって繋がると、小さい方のチェーンは大きい方に合併されます。
合併された側のホテルの株主は現金を得て、さらに潰れてしまったホテルの株券を売却できます。現金や株の売却益を得られるのは、このタイミングだけなので、合併されることは資金繰りの面でとても重要です!
もちろん、合併する側もホテルの規模が大きくなり、株価が上がるメリットはあります。
お金はカツカツ!合併されるのが資金繰りの”キモ”
- 株式売買や合併がテーマで、金融を身近に感じやすい
- チェーン同士の食い合いで、大きい方が勝つリアルさ
- 合併する、されることに異なるメリットがあり、そこに戦略性がある
「アクワイア」は1962年に発売されたゲームで、「モノポリー」と並んで四大古典ゲームにも数えられています。この度アークライト社から新版が発売され、ゲームバランスを調整した新ルールも遊べるようになりました!
長く愛されているこの経営ゲームで、あなたの経営手腕を発揮してみてはいかが?
参考価格:7,150円(税込)
対象年齢:2~6人
プレイ人数:90分
プレイ時間:12歳以上
メーカー:アークライト