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【サラリーマンのバイブル】「島耕作」シリーズを読む③「取締役 島耕作」

ビジネス漫画の金字塔島耕作」シリーズ。1983年から始まり、40年以上も続く本シリーズは、現在でも多くのサラリーマンがバイブルとしている名作です。

今回は「課長 島耕作」「部長 島耕作」に続くシリーズ第3弾取締役 島耕作」をご紹介。見どころや名言をまとめました。

「取締役 島耕作」とは

「島耕作」シリーズ第3弾の「取締役 島耕作」が連載されていたのは、2002年から2005年の3年間。「課長 島耕作」「部長 島耕作」と同じく、掲載誌は「モーニング」です。

大手電器メーカー「初芝電器」にて勤務するサラリーマンの主人公・島耕作は、ついに取締役にまで出世しました。しかし、取締役として初出社する第1話では、迎えの車が来るのを忘れて電車で出勤してしまうなど、大出世を遂げても島の気さくで親しみやすい人柄は相変わらずです。

取締役となった島は、上海初芝電産董事長(会長)と、本社の上海担当役員を兼務することになります。東京と上海を行ったり来たりする生活を送り、世界中の家電メーカーが参入する激戦区・中国で奮闘します。

「取締役 島耕作」のここが見どころ

上海のビル群

「取締役 島耕作」の主な舞台となるのは、目覚ましい経済発展を遂げる中国・上海です。まだまだ一般家庭での家電普及率が高くない地域もある中国で、島は自社シェアを増やそうと策を練ります。

しかし、そこには、日本と異なる文化や言葉の壁がありました。さらに、根強く反日感情を持つ人もいて、一筋縄ではいきません。そんななかでも島のポジティブさや、逆境にも動じないマイペースさで着実に成果を上げ、中国市場を開拓していきます

「取締役 島耕作」の名言を紹介!

ここからは、「取締役 島耕作」に登場する名言をご紹介します。

「よく考えたら私一人がいなくても、大して変わらないんです。仕事なんて案外そんなもんでしょう」

島のかつての部下・今野が定年退職することになり、島はベンツのオープンカーを借りて今野を迎えにいきます。しかも、島は今野のために会社をサボってきたと発言。島の仕事を気遣う今野に、島は上記のセリフを答えました。

島は仕事に対して決して無責任な人物ではありませんが、同時に自分1人でできる仕事の限界も知っています。取締役という大きな役職についてもなお、等身大の自分を忘れない島らしい言葉です。

「人を憎んだり恨んだりすることはマイナスのエネルギーだ。そんなことで消耗するのはやめよう」

上海初芝電気での島の部下の中国人女性・楊は、父親が中国マフィアの柳という男に騙されて財産を奪われ、廃人のようになってから、柳に強い恨みを抱いていました。柳が失脚したあとも恨みを持ち続ける楊に、島は上記の言葉をかけます。

島は課長時代から、どんなひどい仕打ちを受けてもポジティブにとらえ、誰かを恨んだり自分を卑下することはありませんでした。取締役になってからも、その前向きさで周囲の人々を魅了し、事業を成功させていきます

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取締役にまで大出世を遂げても、島は課長の頃と変わらず、自分なりの考えで仕事をとらえ、大きな事業を成功させていきます。そんな変わらない島の人柄は「島耕作」シリーズの大きな魅力の1つ。また、「取締役 島耕作」では、舞台が日本から上海へ。2000年代初頭の発展途上な中国でますます大きな成果を上げていきます。

シリーズ第3弾となり、ますます大きくなった島耕作を、「取締役 島耕作」で目にしてみてはいかがでしょうか。

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