「手帳」といえば、ビジネスマンの必需品ですよね。
いまや100均でも買える手帳ですが、それでもなお本格的なビジネス手帳は売れ続けています。決してお安くない高額な手帳は、100均のものと比べて何が違うのでしょうか。
いまさら聞けない手帳の基礎知識
スタンダードな手帳には、スケジュールと自由にメモを書き込む欄の2つがあり、そのレイアウトによっていくつかのタイプに分かれます。以下が代表的な手帳のタイプです。
セパレート式 | 見開きの状態で1週間に分割され、曜日ごとにメモ欄がある。スケジュール欄とメモ欄は一体化していて、1日あたりのメモ欄が大きい |
レフト式 | 左に1週間のスケジュール欄が、右がメモ欄やフリースペースとなっている。1日ごとではなく、1週間を通してのメモをとることに適している |
ブロック式 | 見開き状態で1週間に分割されている点はセパレート式と似ているが、スケジュール欄はなく、代わりに簡素なタスクリストがある |
100均の手帳は、圧倒的にブロックタイプのものが多く、次いでセパレート式があり、レフト式はほとんどありません。
しかし、1週間、1カ月単位で綿密なスケジューリングが要求されるビジネスマンには、セパレート式やレフト式が向いているのではないでしょうか。
ここからは、多忙なビジネスマン向けの手帳を2つご紹介します。
自由度と機能性をコンパクトに詰め込んだ「ほぼ日手帳」
最初にご紹介するのは「ほぼ日手帳」です。
この手帳は、前述した3タイプのいずれにも該当せず、最大の特徴が「1ページが1日分」であることです。とにかく書き込むスペースがたっぷりとあるのが、この手帳の最大の魅力です。
スケジュール欄の時間の目盛りはしっかり振られたうえに、ページ全体に掛け線が引かれているので、自由度を確保しつつも使いやすいデザインになっています。
1日1ページということで、全体が365ページ以上もあると、気になるのがサイズ感。しかし、薄くて裏移りしにくい「トモエリバー」という用紙を使うことで、文庫本サイズの大きさにまとまっています。
「weeks」という週間タイプもあり、こちらは一般的なレフト式となっています。ポケットにも入るコンパクトさも魅力の一つです。
かゆい所に手が届くラインナップ「高橋のビジネス手帳」
もう一つご紹介するのは、「高橋のビジネス手帳」シリーズです。
こちらのシリーズの魅力は、なんといってもラインナップの豊富さにあります。サイズの違いによるシリーズだけでも6種類あり、それぞれに「スーツの内ポケットに入るサイズ」「手帳を取り出す機会が多い方向け」と、ターゲットやシチュエーションが明確に想定されているのです。
手帳をどこからどれくらいの頻度で取り出すかは、職種によっても全然違います。また、自分の仕事スタイルにそぐわないサイズの手帳は使いづらく、生産性も下がることでしょう。
もちろん手帳の中身も「レフト式」「セパレート式」など、幅広いタイプから選べます。シリーズによっては、10タイプ以上ある場合も!
まさに、働く人の立場に寄り添った手帳と言えるでしょう。
ひとくちに手帳と言っても多種多様なブランドがあり、商品ごとにターゲットの違いがあることがわかりました。
たとえば、書き込む予定が少ないなら、100均で買えるリーズナブルな手帳でも十分に事足りますし、ビジネスの予定をびっしり書き込むなら、大判でしっかりしたものが良いでしょう。1日の予定が分刻みで詰まっているような人なら、それこそ「ほぼ日手帳」が向いているのではないでしょうか。
最近はタスク管理アプリと併用して、手帳を使うビジネスマンも増えています。手帳の使い方もますます多様化していくなかで、ぜひ豊富なラインナップから、あなたのスタイルにあった手帳を見つけてみてください。
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