「部屋を片付けたいけど、片付けは得意ではないしどこから手をつければいいかわからない。」とか、「終わる気がしないし、やる気が起きない!」と思っている方へ。
筆者も事あるごとにそんなことを思っていまして、片付けについて色々と調べてみました。
すると、複数人の片付けのプロいわく、「実は、片付けは難しいことではないんです。」…らしいです。
…いやいやいや、初心者からしたら、そんな訳ないでしょー!と言いたいのですが、「ちょっとしたコツとシンプルな手順さえマスターすれば、誰でも簡単に部屋をスッキリさせることができる」らしいです。
そして、筆者も実際にいくつかの方法を試してみて、確かにその「ちょっとしたコツとシンプルな手順」を実践していけば、誰でも少しずつ部屋をスッキリさせていくことができるのだと実感しました。
(とは言え、ある程度の気合いと時間が必要なのは間違いないですが。)
今回は、その簡単な片付け方法を、経験談と共に3つのステップに分けてご紹介します。
「出す」「分ける」「しまう」の3ステップ
この3ステップは、部屋を整理整頓するための基本的な考え方です。
- 出す: まずは、片付けたい場所にあるものを全て出してみます。これにより、何がどれくらいあるのかが一目で分かり、不要なものが明確になります。
- 分ける: 出したものを、「使うもの」「使わないもの」「迷うもの」の3つに分類します。
- しまう: 「使うもの」を、それぞれの定位置にしまいます。
少しずつ進めること
上記の方法でスタートするのですが、「小さな引き出し1つだけ」など小規模にスタートすることを、筆者は強く強くお勧めします。
そうでないと、物理的にも心理的にもカオスを引き起こしますし、初日に張り切って疲れてしまうと、翌日以降が続きません。
それとは別で、最初は全部いるような気がして何も減らなかったりすることもあり…。
でも、まずは、それでも良いのです。一旦出して考えたことに花丸をあげましょう。
つまり、自信を持って、「今は」全部いるんです!と諦めて、次の場所に取り掛かりましょう。
片付けの3ステップを具体的に解説
ステップ1:全部出す
例えば、クローゼットを片付けたいとします。まずは、クローゼットの中にある全ての洋服やバッグ、靴を床に広げてみます。
ステップ2:分ける
広げた洋服を、一つ一つ手に取って、「この1年で着たか?」「今後も着たいか?」などと自問自答しながら、3つのグループに分けます。
- 使うもの: 頻繁に着る服、お気に入りの服など。
- 使わないもの: サイズが合わなくなった服、好みが変わってきた服、傷み始めている服、など。
- 迷うもの: 思い出の詰まった服や、誰かにもらってもらえそうな服、着てはいないけれどいつか着るかもしれない服、など。
ステップ3:しまう
「使うもの」を、種類別に分けて収納しましょう。
例えば、トップス、ボトムス、ワンピース、もしくは普段着、おしゃれ着、など、それぞれ別の場所に収納すると、探しやすくなります。
そのとき、「しまいやすい」「探しやすい」を意識しましょう!
※もし「クローゼット全て」では多すぎる場合は、今回は「ハンガーにかかっているものだけ」とか、「左半分」など、時間と気力に合わせて量を調整するとよいと思います。
片付けのコツ
- 小さなことから始める: 全部を一気にするのではなく、まずは引き出し一つから始めてみましょう。例えば、引き出しを4つやり終えたら、1つ分くらい空いてきたりします。
- 定期的に見直す: 定期的に収納を見直し、不要なものを処分することで、常にスッキリとした状態を保てます。たとえば毎週可燃ごみの前日にやる、毎月資源ごみの前日にやる、などと決めてもいいですね。
- 最初は捨てられなくてもOKとする:特に範囲を狭くすると、何も捨てられなかったということもあるのではと思います。でも、それもOKとしてどんどん次の場所に移っていったら良いと思います。色々なところを出して棚卸ししていくと、2周目には案外、何かを手放せるようになっているはずです。
片付けが続かない場合は?
完璧を求めすぎずに、少しずつでも続けることが大切です。毎日、もしくは毎週の数分でも良いので、習慣化することを目指しましょう。
それでも、途切れてしまうのが人間というものです。継続が必要な、ダイエットしかり、勉強しかり、運動しかり…。何事も、プロの手を借りるのもひとつですが、筆者はお金をかけずに自力でやりたい派。
なので、片付けの熱が冷めてしまったときの復活のタイミングは
- 引き出しの中身が増えて開け閉めがしにくくなったとき
- 中に入っている物が把握できなくなってきたとき
- 探し物があるとき
だと思っています。
探し物をしながら不要なものを取捨選択すると、一石二鳥でお得感があるのでやる気につながっています。
ついでにその付近や関連したものをしまう場所を見直してみるようにすると、負担感が少なく手を付けられることが多かったです。
思い出の品はどうすれば?
思い出の品は、処分するのが難しいですよね。
デジタル化できるものはデータ化したり、思い出の品を保管する専用の箱を作ってそれ以上はNGなどと決めるのも良いそうです。
たとえば子供の作品は、取ってくだけ取っておいて死蔵品になっていくよりも、リビングや玄関に飾ってそれについて話をしたりしてもらった方が嬉しいものです。
しまうスペースは割と無制限に近くなりがちですが、飾るスペースはそれよりは少ないはず。
次の作品ができたときに、前の作品と交換することで、処分のタイミングも分かりやすいかと思います。
続けるために
中々、これまで手を付けていなかったことをするには難しいときは、人や機械の力を借りてみましょう。
友達や家族に宣言してみたり、『みんチャレ」や「ループ週間トラッカー」のような習慣づけ対策のアプリをいれたりするのもお薦めです。
私は、応援してくれる友達に協力してもらって、「1か月間、毎日どこか1か所チェックして、何かを捨てるから、その捨てるものの写真を送らせて!」という風に約束したら動けました。
探していたものや、忘れていたものが意外なところから見つかったり、一気にやることで、これをこれと一緒にしてここにしまったら分かりやすい!など閃くことが多々あって楽しくできました。
「みんチャレ」
https://minchalle.com/?shortlink=1969&c=1969&pid=minchalle-blog&source_caller=ui
「ループ習慣トラッカー」
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.isoron.uhabits&hl=ja
まとめ
片付けは、生活をより快適にするための第一歩です。言われてみれば当たり前、とも思えるステップかもしれませんが、「全部出すこと」「手に取ること」、意外と、やっていない人が多いけれど大切なようです。
常にスッキリと片付いた部屋、とまではいかなくても、まずは今よりも探し物が見つかりやすい部屋、人が来る直前にちょっとだけ片付ければ大丈夫な部屋、を目指してみませんか?