人が1日の約3分の1を過ごすのは、ベッドの上です。そして、睡眠の質は日中のパフォーマンスにも影響すると言われています。快適な眠りを得るためにも、ベッドのマットレスはしっかりと選びたいですよね。
そこでこの記事では、マットレスの種類と、選び方のポイントをご紹介します。
マットレスの種類と素材
マットレスはその素材によって大きく5種類に分けられます
コイル
中材にコイル(バネ)を使用したマットレス。ポケットコイルとボンネルコイルの2種類があります。
ポケットコイル
独立したコイルが並んでいるマットレス。“点”で体を支る構造で寝心地は柔らかめ。通気性・耐久性に優れ、価格は高めのものが多いです。
ボンネルコイル
中材のコイルが連結した構造になっているマットレス。“面”で体を支え、寝心地は固め。通気性が良く、価格は安めです。
ウレタンフォーム
スポンジのような素材のマットレス。ウレタンフォームの中でもさらに高反発と低反発に分かれます。
高反発ウレタン
反発力が高く寝返りがしやすいです。軽いので引っ越しや模様替え時にあつかいやすく、低価格のものが多いです。
低反発ウレタン
反発力が低く、体がゆっくりと包みこまれるようなやわらかな寝心地のマットレス。その分、寝返りはしにくく、通気性が低いので湿気がこもりやすくなっています。
ファイバー
繊維にしたポリエチレンや、ポリエステルなどの樹脂を絡めて作られるマットレス。寝心地は硬めで、通気性に優れています。汚れたときに水洗いが可能です。
ラテックス
ゴムの樹液から作られたマットレス。弾力がありつつも、身体にフィットしやすいのが特徴。通気性は低めで、耐久性に優れています。
マットレスを選ぶポイント
マットレスを選ぶときにチェックしたい大きなポイントは「硬さ」「反発力」「通気性」です。
硬さ
マットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりすると、腰や背中を傷める恐れがあります。ただし、適切な硬さは人によって変わるので、お店で試し寝して自分に合った硬さのマットレスを探すのがおすすめです。
試しに寝てみたときにチェックしたいポイントは、マットレスと背中の間部分。手が入れられるほどの隙間が背中にできるなら、そのマットレスは硬すぎるので避けましょう。逆に、沈むものも柔らかすぎるので、腰を傷める可能性があります。マットレスにピッタリとついて背中がまっすぐになるものが、最適な硬さです。
反発力
反発力が高いマットレスは寝返りが打ちやすく、肩こりや腰痛になりにくいといわれています。一方、寝返りをすると、中途覚醒しやすくなるデメリットもあります。眠りが浅く夜中に目が覚めやすい人は、反発力が低めのマットレスがおすすめです。
通気性
通気性の低いマットレスは蒸れやすく、夏にはとくに寝苦しくなることがあります。また、湿気がこもると、カビやダニが発生する原因にもなります。
ウレタンはとくにほかの素材に比べて通気性が低いので、内部に空洞がある構造になっていたり穴が空いていたりと、蒸れにくい工夫が施されているものを選びましょう。また、マットレスの上に通気性の良いパッドを敷いて、睡眠時の蒸れを改善する方法もあります。
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ひとくちにマットレスといっても、いろいろな種類がありますが、どれがいいかは一概には言えません。もっとも重視するべきは、自分の身体に合っていることです。お店で試し寝したり、いろいろなマットレスを見たりして、自分にぴったり合うものを探してみてください。
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