こんにちは、松本洋紙店スタッフ落合です。
実はわたし、最近悩んでいることがあります・・・
それはどうやったら、「紙に興味を持ってもらえるか?」ということ。
そして、今日この記事を書いていてひらめいたんです!
【紙のブログ】郵便局発!SNSで話題「ニッポンの名字」が楽しすぎる。珍しい名字を調べよう
全員が持つ「名字」を使い、紙の診断ができるツールを作りたい!
「紙ッター」という紙診断
ひらめいたのも束の間。ググって1分で紙の診断ツールを発見。(夢が叶うの早すぎ)
その名も「紙ッター(かみったー)」
診断したい名前を入れる「診断する」ボタンを押すと・・・
松本さんを紙に例えると、
意固地に硬くて真っ白な「ケント紙」
です。自分史の表紙に使ってください。
紙ッター「松本」検索結果より引用
松本店長の名前で調べてみたのですが・・・
あ〜、たしかに!松本店長はたまに頑固なんだよな〜(怒られるかな・・)そしてお客様を思う純粋な心は確かにケントの白が合ってるかもしれないな(褒められるかな)と納得。診断結果はあながち間違ってないかも??
ケント紙に興味が出た人はこちらをみてね!
主に製図用やデザイン用に使用するケント紙。画用紙の種類の一つで、紙腰が硬くて強く、用紙の表面も滑らかなのが特徴です。長期保存性に優れ、賞状や領収書、名刺用途に、またカードや紙飛行機・紙器類など機能を生かした用途など、さまざまな分野で使用されています。 MSケント紙の通販サイト 松本洋紙店 |
紙ッターで色々診断してみた
私は、竹尾の「プライク」か〜。ヌメッとした質感って(笑)この紙で名刺を作ると「変わった紙ですね〜」と会話が弾みます。
全国NO1の名字、佐藤さんは「羊皮紙(ようひし)」。ハリーポッターにも登場するこの紙は、実は「皮」で作られています。
全国NO2の名字、鈴木さんは「せんか紙」。「せんか紙」は古紙パルプのみを用いた更紙(ざらがみ)です。古紙パルプに染料を加えた色付きの印刷せんか紙もあります。松本洋紙店では「マガジンペーパー」という名前で販売しています。
簡一般のマンガ雑誌や週刊誌に使われているザラザラした色付き更紙です。古紙パルプ100%使用。色は「きなり」と「桃」の2色です。 【松本洋紙店】マガジンペーパー(コミック用紙)はこちら |
全国NO3の名字、高橋さんは「純白ロール」。非塗工紙ですが、表面と裏面での紙の平滑度が異なる紙です。※松本洋紙店では販売しておりませんが、お問合せいただければ販売できますのでお気軽にご相談ください。
色々な名前で診断してみて分かったことは、かなり紙が幅広く網羅されているということです。きっと紙が大好きな人が作ったに違いない!
紙ッターは誰が作ったの?
まさかの松本洋紙店スタッフの愛読書「デザインのひきだし」をつくっている津田淳子さんが「紙ッター」の生みの親でした!
【予約開始】10月初旬発売の『デザインのひきだし35』アマゾンで予約が開始しました。特集は「紙の加工徹底攻略ガイド」。抜き加工、切る・削る加工、凸凹させる加工をどーんとご紹介。表紙はヒグチユウコさんの絵が印刷……と思いきや、違うんです。これ「穴」なんです!! https://t.co/696gtCmPyw pic.twitter.com/vcRp2rviQ4
— 津田淳子 (@tsudajunko) October 1, 2018
「デザインのひきだし」とは、プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌です。デザイナーさんや印刷会社、紙屋さん界隈では超有名で人気の本です。
もちろん私も持っています。
「デザインのひきだし」の全35号はこちらでチェックできます。
また「ブクログ通信」に津田さんのインタビュー記事があったので、ぜひご覧ください。
―紙や印刷、本という媒体を通じて伝えたいことはありますか。
「紙、楽しい!」「本、楽しい!」ということですね。「おもしろい」という言い方が近いかなと思うんですけど。もともと自分が本を読むことが好きだったということがこの仕事に就くきっかけだったんですね。だから本の装丁でこんなことをしているということがきっかけになって、その本を手にしたりするとか。本を読むときは造本なんて気にして読まないとは思うんですけど、無意識に入ってくる情報って、紙媒体においてはすごく大きいなって思っていて。その、無意識に入ってくる情報が多いということがすごくおもしろいなと思うんです。だからそういうことが伝わったり、その魅力に気づくきっかけになればいいなと思いますね。
ブクログ通信 イベントレポートより引用
津田さんの紙や印刷に対する熱い想いが溢れています!
冒頭にもあげたように「紙に興味を持ってもらえるか?」と悩んでいた私ですが、津田さんを知ったことにより紙を広げるヒントをもらえたような気がします。
グラフィック社とは会社も近いし、いつかお会い出来たら嬉しいな。「紙のブログ」を日本一の紙メディアにして津田さんに知ってもらえるよう頑張らねば!