紙好きレビュー

表紙必見!紙業界のバイブル「デザインのひきだしNO35」は紙の加工特集です

こんにちは、松本洋紙店の落合です。
今日はやっと入手した紙好きにはたまらない「デザインのひきだし35」をちょっとだけご紹介します。

デザインのひきだしってどんな本?

デザインのひきだしとは、グラフィック社が発行する「プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌」です。

デザインを仕事としている人、
デザイナーへ仕事をお願いする人、
それを受け取って印刷や加工をする人、
そんな方々、みんなに役立つデザインと技術情報を詰め込みました。
本誌を読めば、知らず知らずのうちにあなたの「デザインのひきだし」は一段ずつ増えていくはずです。
デザインのひきだし35より 引用

先日紙のブログでご紹介した「紙ッター」。こちらを作成した津田淳子さんが編集長を務める紙業界ではとっても有名な情報誌です。

デザインのひきだし35は「紙の加工」徹底戦略ガイド

2018年1O月刊行のデザインのひきだし35は、「抜き加工、切る・削る加工、凸凹させる加工 紙の加工・徹底攻略ガイド」を大特集です!
トムソンによる型抜きからレーザーカットまで完全網羅した【抜き加工】を始め、紙を切る・削る加工、凸凹される加工と、それぞれの技法を豊富な実物サンプルとともに紹介しています。
本の顔となる表紙はヒグチユウコさんデザインに、世界最新技術のレーザーカットにより「画像をドット化してレーザーカット」を施した、なんとも不思議なつくり。

本屋さんに並んでいる時はビニールに包まれていますが、これはぜひとも購入して手触り含め加工のすごさを体験してほしいです。
一見、ただのゴールドの紙に印刷したように見えますが、ページをめくってみると・・・

わかりますか?後ろのページが透けています。
このアートな美しい表紙は、レーザーの強さとレーザーの出力解像度を調節して生まれたそうです。(詳しい内容はぜひ本誌をご覧ください)

近くでみると、まるで網戸のよう。質感は、ひっかかりがあるような、しっとりしているような、これまた初めて撫でる感触。ドットが貫通せずとも表面がレーザーで当たっている部分があることにより、こういった手触りになるんでしょうか。
とにもかくにも、この時点でこの本を買う価値は十分にあります。この表紙だけでご飯を何倍でも食べられる気がする!(笑)

おまけも豪華

表紙や本誌だけでなく、様々な加工が施されているおまけも豪華!
ねこちゃん4連のポンス抜き加工や、

エンボス加工のサンプルや、

断面にカレンダーが印刷された、ななめもーるのメモ帳。

繊細なきらめきの手軽なパール紙「キラキラ」の短冊見本帳。

Vカット箱(上)や、2019年カレンダー「紙ができるまで」他、豪華なおまけの数々。

デザインのひきだし35が気になった方、欲しくなった方はこちらをチェック。人気の号は完売になることもよくあるので、お早めに!
【グラフィック社】デザインのひきだし35

松本洋紙店も加工やってます

こんなに素晴らしい加工のあとに恐縮ですが・・・実は松本洋紙店も加工を承っております。(こっそりご紹介。)
加工一覧
A4やA3などの規格サイズだけはなく、希望のサイズに名刺からA1サイズまでmm単位で裁断加工できます。
紙を購入して別途断裁工賃をカートに入れていただき、備考欄に希望サイズを書くだけで簡単オーダーメード紙が注文できます。
ロール紙も1本単位から希望サイズにスリット加工可能。