いざという時にプリンターが使用出来ないということがあると困りますよね。しかし、プリンターを使用するうえで、「印刷ができない」というトラブルは良くあることです。
今ではコンビニで印刷やコピーが出来ますが、緊急時や大事な書類がある場合は自宅で使い慣れたプリンターを使用したいという時もあると思います。そこで、下記では日頃の注意で「プリンターで印刷ができない」を防止するポイントをご紹介いたします。
使用する機会がなくても印刷は定期的に行うこと
プリンターを長期間使用せずに放置することは、「突然プリンターが使用できなくなる」原因になってしまいます。それはプリンター内部に存在するヘッドという部分とインクが関係しています。
家庭で多く使用されているインクジェットプリンターでは、印刷をする際にヘッドという部分を左右に動かすことで印刷を行っています。しかし、長期間使用しない期間が続いてしまうと、ヘッド部分にインクが付着して固まってしまいます。
よって、プリンターを使用する機会がなくても、プリンターのメンテナンスという意味合いで最低でも「月に1回から2回」は印刷を行うと良いでしょう。そうすることで、ヘッド部分に付着したインクが乾燥して固まってしまうことを予防することが出来ます。
プリンターのホコリに注意
プリンターの構造上、ホコリが内部に入り込みやすいです。それは用紙を取り込む給紙トレイが開いているからです。ホコリが内部に入ってしまうのを防止するには、プリンターを使用しない時は「閉じることが出来る部分は全て閉じる」ことです。
用紙をセットする給紙トレイ、印刷されたものが排出されるトレイは全て閉じましょう。また、布をかぶせる事もホコリを防止するうえで非常に効果的な予防になります。
ホコリはプリンターにとって天敵ですから、上記のように普段からホコリの予防を行っておきましょう。
簡単に出来るプリンターのお手入れ方法について
下記では、プリンターの不具合や印刷ミスを減らすことが出来る、日ごろから簡単に出来るプリンターのお手入れ方法をご紹介します。
給紙ローラーのクリーニング
給紙ローラーは正しく紙を送るための重要な部品です。給紙ローラーにインクやホコリが付着すると摩擦力が低くなり、紙が曲がってしまったり、紙をしっかりと取り込めなくなってしまうことが考えられます。
給紙ローラーのホコリや汚れを除去する方法として、柔らかい布で直接ふき取る場合や、プリンターの機器によっては自動的に給紙ローラーのクリーニングをしてくれるものも存在します。また、プリンターに通すだけでクリーニングを実施できる紙タイプのクリーナーも存在します。印刷ミスを防ぐためにも、自身に合った方法で給紙ローラーのクリーニングを行いましょう。
プリントヘッドのクリーニング
プリンタの部品のうち、プリントヘッドとは用紙に文字や画像を出力する部品のことで、インクを噴射する重要な部分でもあります。
印刷を行った際にプリントヘッドの目詰まりが確認された場合は、プリンターの備え付け機能である「ヘッドクリーニング」を行うことで目詰まりを解消できる場合があります。しかし、ヘッドクリーニングで目詰まりが解消されない場合、直接クリーニングを行わなければ改善しない場合があります。 プリントヘッドの付近にはホコリや紙粉をはじめ、乾燥したインクがたくさん付着しています。直接汚れをふき取る場合、水を含んだ綿棒やコットンを使用してやさしく拭き取るようにしましょう。
上記の内容を参考にしていただき、ぜひ、インクジェットプリンターのお手入れをしてみてください。
使用するたびに都度、電源をオフにする
プリンターを使用していないときには「電源をオフ状態に」しましょう。プリンターを電源オフ状態にすることで、ヘッドがホームに戻った状態になります。プリンターの電源をオンにしたときに、インクのタンク部分がプリンターの中央部分に出てくるはずです。
このままの状態にしておくと、タンクに入っているインクが蒸発してしまう可能性があります。無駄にインクを蒸発をさせないためにも、プリンター使用が終わったら必ず電源をオフにするようにしましょう。そうすることで、乾燥したインクが原因による目詰まりを予防することにもつながります。
まとめ
以上が、いざという時に「プリンターで印刷ができない」を予防する方法についてでした。
プリンターの故障や不具合を除いて、日常的にプリンター内部のクリーニングや動作確認を怠らないことで、いざという時にプリンターが使用出来ないということを事前に防ぐことが出来ます。
印刷やコピーをしたいと思った時、プリンターが使用出来ないということがないように、上記でご紹介したポイントを参考にプリンターのお手入れをしておきましょう。
「使用しないから放置する」よりも、今回ご紹介したポイントを日ごろから気を付けることで、より長持ちで、しっかりと印刷できるプリンターの状態を保てることが出来ます。