プリンタ

12色インクで広色域が魅力のプロ仕様A3ノビ対応ハイエンドモデルインクジェットプリンター・PIXUS PRO-1

インクジェットプリンターのCanon PIXUS PRO-1ってなあに

どんなプリンター

PIXUS PRO-1は、キャノンから発売されているA3ノビ対応プリンターであり、A3ノビ対応プリンターとして初めての12色の広色域インクを搭載したプロフェッショナルフォトプリンターです。
透明インクのクロマオプティマイザーにより光沢の均一性、黒濃度をアップし、本格的なモノクロ印刷を実現し、他社製の用紙にも対応するほどプロ市場をターゲットにした製品となっています。

PIXUS PRO-1の特徴

インクは、従来機種同様顔料インクLUCIAを採用しており、12色はマットブラック、フォトブラック、ダークグレー、グレー、ライトグレー、マゼンタ、イエロー、フォトシアン、フォトマゼンタ、レッド、クロマオプティマイザーで構成されているため、従来機種に比べて大幅に色域が向上しています。
ブラック系のインクを5色にして打ち分けすることで、暗部の階調性をなめらかに表現できるようになっていますので、モノクロ印刷時の微妙な階調であっても細部まで忠実に表現が可能です。
さらに透明インクのクロマオプティマイザーをインクの上から重ねて打つことによって、プリント表面の段差を減らし、均一な光沢感を生み出すことで黒の濃度がより増して濃く見え、写真品質に近いイメージで描写ができます。
インクジェットプリンターというと良質な用紙を使っても写真の質感を表現するのは困難かと思われていましたが、PIXUS PRO-1は光沢のムラがほぼないに等しい点が魅力です。
また、多くのインクの中から最適な組み合わせを決めることができるOIGSystemを採用されており、色再現や階調性、黒濃度、粒状性、光沢均一性、ブロンズ、メタメリズムといったプリント画質要素を考慮して最適なインクの組み合わせ、レイアウトが行われます。
さらにプリントに移り込んだ蛍光灯の光がピンクに反射して見えるブロンズ現象も低減させることに成功しているのです。
インクタンクは、従来機種の2.5倍にもなる大容量のタンクを採用することで、インク交換の回数を減らすことができ、さらに内部の攪拌板によってインクの沈降を防止できます。
さらにインク数が増えたことでインクタンクからプリントヘッドへチューブでインクを供給するオフキャリッジ機構を採用し、ノズルを12,288ノズルまで増加しています。
ノズルの増加により、A3ノビのフチアリカラー印刷では従来よりも1.8倍も速い4分20秒まで短縮できているのです。

同梱ソフトの充実

同梱ソフトは、キャリブレーションとICCプロファイルの作成に対応しているColorManagementToolProが付属され、個体差や使用環境の変化による出力結果の違いを補正することができるようになっています。
また、DPPと連携できるEasy-PhotoPrintProは、PhotoshopLightroomに対応しており、ドライバのモノクロ写真をオンにすると、白飛びした部分の濃度を上げて白飛びを抑え、写真周りの白縁との境目も鮮明にできるようにされています。

PIXUS PRO-1のインクカートリッジ一覧

オープンプライス 各:約2000円 (Amazon参考’20/3/11)

PGI-39MBK(マットブラック)
PGI-39PBK(フォトブラック)
PGI-39DGY(ダークグレー)
PGI-39GY(グレー)
PGI-39LGY(ライトグレー)
PGI-39C(シアン)
PGI-39M(マゼンタ)
PGI-39Y(イエロー)
PGI-39PM(フォトマゼンタ)
PGI-39PC(フォトシアン)
PGI-39R(レッド)
PGI-39CO(クロマオプティマイザー)

キヤノンピクサスPRO-1で印刷できる紙

松本洋紙店の取り扱っているインクジェット用紙はこちらの機種は
すべて対応しているので選択肢としては豊富です。
写真用紙、マット紙や光沢紙だけではなく、様々な特殊紙も印刷可能です。
https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat21