プリンタ

高耐水性と高耐水性かつ幅広い色再現性を実現できるPX-10000

インクジェットプリンターのEPSON PX-10000ってなあに

どんなプリンター

PX-10000は、2002年に発売されたB0プラス(ノビ)サイズ対応の大判インクジェットプリンターです。
当時にしては高画質な1440×720dpiの解像度を実現しています。
PXインクと呼ばれる新世代の顔料インクを搭載したモデルであり、優れた耐光性と耐水性を持ち合わせています。

PX-10000の特徴

従来機種MAXART MC-10000/PM-10000の高速性と高信頼性を継承しながら、さらにはColorio PM-4000PXやMAXART PX-9000/PX-7000の持つPXインクテクノロジーが搭載されています。
これまでの顔料インクは耐光性や耐水性があるものの、粒子が粗く、紙の表面に付着した顔料の凹凸によって光が乱反射し、染料インクのような美しい発色が実現できないという問題点がありました。
しかし、PXインクテクノロジーの採用によって、顔料の粒をこれまでの10分の1まで小さくし、サブミクロンオーダーまで細かくなり、顔料の表面を樹脂で覆ったものを色剤として使っています。
この進化によってライン画像をなめらかにすることができ、さらには顔料を樹脂でコーティングすることで顔料の凹凸の発生を防ぎ、光の乱反射が発生しないようにすることが可能になりました。
乱反射がなくなることでより幅広い色再現が可能になりました。
さらには用紙対応性も80%を実現しており、エプソンの純正用紙ではなくても他者の用紙など幅広い用紙に対応することであらゆる作品づくりに貢献できるようになっています。
ブラックインクは、フォトブラックとマットブラックの2種類のインクが交換可能になっており、フォトブラックは光沢系用紙での写真高画質を実現できるだけでなく、マット紙や普通紙にも対応できる汎用性の高いオールラウンドなインクとして活用できます。
一方のマットブラックはさらに黒濃度がアップしたインクであり、マット系用紙や普通用紙に最適なインクとして活用できます。

あらゆる機能を兼ね備えたプリンター

MAXART MC-10000/PM-10000で搭載され非常に高評価を得ていた各色180ノズルを採用した新開発のMACHヘッドと高速データを処理することができるフォトアクセラレータモジュールを合わせて搭載していることにより、MC-10000以前の機種と比べても最大でおよそ2.5倍高速化することに成功しています。
大容量の高画質データであっても、超高速ASICを積みこんだフォトアクセラレータモジュールによって、プリンタードライバーで高速圧縮されたデータを高速解凍処理後、カラーマッチングやハーフトーン処理などの画像処理を高速で実行して印刷することができます。
さらに、ハーフトーン処理などの画像処理を高速に実行し、印刷することができるのです。
また、レーザー光線を用いた最新テクノロジーにより印刷ページの先頭で自動的にドット抜けをおよそ4秒で検出できるという自動ノズルチェック機能も搭載されています。

PX-10000のインクカートリッジ一覧

オープンプライス 各:約16000円 (Amazon参考’20/3/13)

ICBK26(フォトブラック)
ICC26(シアン)
ICLC26(ライトシアン)
ICLM26(ライトマゼンタ)
ICM26(マゼンタ)
ICY26(イエロー)
ICMB26(マットブラック)

エプソンPX-10000で印刷できる紙

松本洋紙店の取り扱っているインクジェット用紙はこちらの機種は
すべて対応しているので選択肢としては豊富です。
写真用紙、マット紙や光沢紙だけではなく、様々な特殊紙も印刷可能です。
https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat21