糊(のり)の始まりは、おかゆを加工して作った「でんぷんのり」です。当時ののりは、障子の張り替えや着物の洗い張りなどに使われていました。文房具としてののりの歴史は意外と浅く、一般的に広まったのは明治時代からなんだとか。
最近ののりは、さらに使いやすく、おしゃれに進化しているのはご存知でしょうか?この記事では、最新のおすすめのりをご紹介します。
進化したのりが続々登場
のりには液体のり、スティックのり、テープのりなど、さまざまな種類があります。最近ではのりの種類が多様化しているだけでなく、紙の端まで塗れるように、塗り口が四角や三角になっているものや、塗ったところがわかりやすいよう色が付いているものなどが販売されているのです。
おすすめの最新のり5選
それでは、最新ののりには、どんなものがあるのでしょうか? ここからは、おすすめののりを5つご紹介します。
KOKUYO「GLOO液体のり」
KOKUYO「GLOO液体のり」(税込220円)は、角まで塗りやすい液体のりです。四角いスポンジヘッドによって、紙の端に塗っても、のりがはみ出しにくくなっています。中身を使い切ったら、新しいボトルにヘッドを付け替えられる、環境にも配慮された商品です。
ラインナップには「しっかり貼る」「シワなくキレイ」の2種があり、用途や好みに合わせて使い分けも可能です。
トンボ「シワなしPIT」
トンボ「シワなしPIT S,N,G」(税込132円/253円/385円)は、水分を抑えたアルコール成分のスティックのりです。シワが出にくいので、薄めの紙でもきれいに貼れます。貼り合わせた後、約1〜2分なら貼り直しが可能なので、クラフトワークなどにもおすすめです。S,N,Gの3サイズ展開で、自宅用や持ち運び用など用途に合わせて選べます。
トンボ「PIT Aroma」
トンボ「PIT Aroma」(税込132円)は、トンボの定番商品のピットハイパワーから登場したアロマ付きタイプのスティックのりです。エレガントな「ローズの香り」、さわやかな「グレープフルーツの香り」、優しい「フレッシュフローラルの香り」の3種の香りが、いつもののり付け作業を楽しくしてくれます。微香タイプなので、職場や学校でも周囲に気兼ねなく使用可能です。
トンボ「PIT アクア 強力ペンタイプ」
トンボ「PIT アクア 強力ペンタイプ」(税込275円)は、ペンタイプののりです。ボールペンと同じ形で書くように持ち、直径約1ミリから塗布できます。新開発の架橋性ウレタン成分によって、紙と異素材の接着が可能になりました。長期保存をしてものりを塗った場所が黄ばむことがありません。スクラップやアルバム作りにもピッタリです。
3M「スプレーのり99」
3M「スプレーのり99」(税込1,644円)は、商品名通りスプレータイプののりです。ワンタッチですばやく、手を汚さずにのりづけでき、広い面でも均一にのり付けができます。厚いものや凸凹の面にも接着ができるので、クラフトの幅が広がりそうです。
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文房具としてののりの歴史と、進化した最新ののりについてご紹介しました。
のりは、事務作業はもちろん、ハンドクラフトにも欠かせないアイテムです。おすすめのりをチェックしつつ、セットで使う紙は、ぜひ松本洋紙店でお買い求めください!