泊りがけで研修を行う宿泊研修。社会人のみなさんなら、経験したこともあるのではないでしょうか。修学旅行のような胸を躍らせる一大イベントとは言わないまでも、宿泊がともなうので、いつもとは違う特別感がありますよね。
そんな宿泊研修を意義のあるものにするには、「しおり」作りもポイントです。最近は旅のしおりを作成・管理ができるアプリもありますが、紙のしおりなら電波の届かないところでもさっと確認できるので安心ですね。
ここでは、宿泊研修のしおりの製作、印刷を考えている方に向けて、記載するべき内容や作るときの注意点について紹介していきます。充実したしおりを作って研修を成功させましょう!
宿泊研修のしおりに記載する内容とポイント
宿泊研修のしおりを作るにあたり、具体的にはどんなことを盛り込めばよいのでしょうか? 旅のしおりとはまた入れる内容も作り方も違うので、入れるべき情報を以下にまとめていきます。
目的と主旨
ひとくちに研修といっても、新入社員研修やマネジメント研修など、企業の目的によって内容はさまざまです。しおりの最初には研修の目的や方針、主旨などを記載して会社の姿勢を打ち出しましょう。
目的や主旨を明確にすることで、参加者との間に意識のズレを生じさせず、宿泊研修を有意義なものにできます。
行程表・スケジュール
次は、行程表とスケジュールの記載です。「何時にどこで集合し次の予定は何をするのか」といった行程を記載して、参加者が確認できるようにしましょう。具体的には、下記のようなことを記載します。
(1)日程(例:2022年6月2日~6月4日、2泊3日)
(2)集合場所・時間(例:●●空港第1ターミナル ●●前に7時集合)
(3)移動手段(例:電車、バス、飛行機など)
宿泊研修は団体行動です。記載する内容がわかりにくいと、思わぬトラブルに繋がり、宿泊研修の行程が遅れるような恐れがあります。集合場所や時間は目立つ文字で明記するなどわかりやすく記載することがポイントです。集合場所へのアクセス方法や、地図なども掲載しておくといいでしょう。また、スケジュールは時間軸に沿って記載すると、分かりやすくできます。
持ち物・約束事
宿泊研修に必要な持ち物のチェックリストを作成するといいでしょう。具体的には、現金、身分証明書、着替え、常備薬、筆記用具、スマホ用の充電機などです。
現金は旅先で使う可能性がある場合、かかる費用を記載しておくといいでしょう。その他、研修実施にあたり、特筆するべき決まり事などあれば一緒に明示しておきましょう。
宿泊先情報
宿泊先の住所、連絡先といった施設の情報を記載しましょう。宿泊先の部屋割りも決まtっているなら、記載しておくと当日の案内の手間を省けます。
緊急連絡先
しおりの最後には、何かあった時に対応できる緊急連絡先を記載しておきましょう。宿泊研修事務局や宿泊先の連絡先一覧があると便利です。
宿泊研修先の選び方とポイント
ここからは、宿泊研修に適した場所と施設の選び方などを紹介します。
行き先は?
行き先をどこにするかは、宿泊研修を実施する目的によっても変わってきます。社員のスキルアップを目的とした宿泊研修ではなく、レクリエーションも兼ねた社員旅行の場合など、目的を踏まえたうえで行先を決めることが大切です。
レクリエーションを兼ねた旅行では、非日常的なシーンを随所に取り入れることがおすすめです。それによって参加者のモチベーションが上がり、社員同士の交流も活性化します。
近年は沖縄と北海道が人気エリアでした。ここ最近は、首都圏近郊の密になりにくい自然環境の中で、農業体験などを取り入れたユニークな研修プランなども登場しています。いつもとは違う環境で横のつながりも深まれば、社内の一体感も高まることでしょう。
宿泊研修に適した施設は?
宿泊研修の施設を選ぶときは、プロジェクターやWi-Fi、ホワイトボードなどの設備が整った会議室があるかどうかも重要なポイントです。会議室は参加者全員を収容できる広さがあるかも確認しておきましょう。
レストランやカフェなどの施設があるかもチェックしておきたいところです。食事の準備をする手間が省けるだけでなく、研修後に親睦会を開くときにも活用できます。その他、バーやスパ、ジムやプールなど、参加者がリフレッシュできる設備も充実していればなおよしです。
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ここまで、宿泊研修のしおりに記載する内容や宿泊研修先などについて紹介してきました。研修企画が固まったら、いよいよしおりの製作ですね。しおりは研修先に持って行くものなので、持ち運びがラクなコンパクトサイズがおすすめ。また、使用する紙はしおりに書き込みしやすい両面マット紙がインクジェットプリンタで気軽にきれいに印刷できておすすめですよ。
用紙についての詳細は以下のページをご参照ください。
両面マット紙