紙のブログ

2024年10月に、キヤノンからレーザープリンターのSateraシリーズが７モデル発売されました。カラープリンターのLBP732Ci、カラー複合機のMF842Cdw、モノクロプリンターのLBP172/LBP171、モノクロ複合機のMF289dw/MF288dw/MF286dnです。

カラーとモノクロ、プリント単機能と複合機と、バリエーション豊富に取りそろえています。いずれもA4サイズなので、大きい紙への出力予定がなく、オフィスでレーザープリンター・複合機の導入や買い換えを検討されているなら、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

MSスーパーコート 104.7g/平米 0.1mm A4サイズ：500枚
¥4,400 (税込)

MSマット紙 104.7g/平米 A4サイズ：500枚
¥ 3,300 (税込)

MS高級上質紙「スーパーホワイト」 104.7g平米 A4サイズ：1800枚
¥ 12,540 (税込)

MS光沢紙W (両面) 157.0g/平米 A4サイズ：500枚
¥ 11,660 (税込)

Sateraシリーズの新機種紹介

カラープリンター・複合機のLBP732CiとMF842Cdw は、印刷枚数目安2500枚以下のA4レーザーの最上位モデルです。そして、モノクロプリンターのLBP172/LBP171、モノクロ複合機のMF289dw/MF288dw/MF286dn は、印刷枚数目安800枚以下のコンパクトでコスパの良いモデルとなっています。

LBP172/LBP171の2機種、MF289dw/MF288dw/MF286dnの3機種は一部の機能を除いて違いがないので、まとめて紹介します。

高速印刷が可能なLBP732Ci

出典：キヤノン公式ホームページ

LBP732Ciは、毎分38枚のスピードで印刷できるカラーレーザープリンターです。オプションのカセットを装着すれば、最大2660枚の大量給紙が可能になります。業務効率の向上が期待できる製品です。

LBP732Ciの特徴

●毎分38枚の高速印刷
LBP732Ciは、カラー・モノクロともにA4サイズを毎分38枚のスピードで印刷できます。自動両面印刷にも対応し、その場合も毎分38ページのスピードを維持します。ファーストプリントもモノクロ約5.3秒、カラー約6.3の速さです。電源をオンにした状態から2秒以下で印刷が可能になるウォームアップ時間の短さも特徴で、業務効率の改善につながる製品です。

●幅広い用紙対応力
本製品は、A4、A5だけでなくA6サイズもセットできる給紙カセットを搭載しています。非定型用紙もセット可能で、幅101.6～216.0mm×長さ148.0～297.0mmの用紙が使えます。さらに、手差しトレイなら、幅76.2～216.0mm×長さ127.0～355.6mmの用紙も使えます。

厚さは給紙トレイで60～163g/㎡、手差しトレイで60～216g/㎡の用紙に対応しています。「g/㎡」というのは、紙の厚さを紙の重さで示したもので、コピー用紙が64 g/㎡、郵便はがきが209.4 g/㎡です。つまり、本製品はコピー用紙よりも薄い紙から、郵便はがきよりも厚い紙まで印刷できることになります。

LBP732Ciの仕様

●価格
参考：15万8046円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）

●ランニングコスト
A4カラー文書：約13.9円
A4モノクロ文書：約3.4円

●対応トナーカートリッジ
トナーカートリッジ 064 Y (イエロー) 4931C001 CRG-064YEL
トナーカートリッジ 064 M (マゼンタ) 4933C001 CRG-064MAG
トナーカートリッジ 064 C (シアン) 4935C001 CRG-064CYN
トナーカートリッジ 064 BK (ブラック) 4937C001 CRG-064BLK
大容量トナーカートリッジ 064H Y (イエロー) 4932C001 CRG-064HYEL
大容量トナーカートリッジ 064H M (マゼンタ) 4934C001 CRG-064HMAG
大容量トナーカートリッジ 064H C (シアン) 4936C001 CRG-064HCYN
大容量トナーカートリッジ 064H BK (ブラック) 4938C001 CRG-064HBLK

※カラー約1万9000～、ブラック約2万2100円～、大容量カラー約2万5400円～、大容量ブラック約3万円～（Amazon 2024/11/20現在）

コピーやスキャンなどの機能も充実したMF842Cdw

出典：キヤノン公式ホームページ

MF842Cdwは、キヤノンのA4レーザー複合機のフラグシップモデルです。LBP732Ciと同等のプリント機能に加えて、コピーやスキャン、FAXの機能も充実しています。プリンターとしての機能はLBP732Ciと同等なので、ここではプリント以外の機能について解説します。

MF842Cdwの特徴

●コスト削減にも貢献する応用コピー機能
MF842Cdwは、基本的なコピー機能に加えて、ページ集約機能などの応用コピー機能も備えています。ページ集約機能は、2枚や4枚の原稿を縮小して1枚にまとめてコピーができるのでコスト削減に役立ちます。また、ページ集約と両面コピーの2つの機能をボタン1つで設定でき、操作も簡単です。

●高速で便利なスキャン機能
MF842Cdwのスキャンスピードは、ADFを使用して両面読み取りをした場合、毎分190ページの速さです。また、パソコンを使わずに、読み取ったデータをメールに添付して送信したり、共有フォルダに送信したりもできます。

さらに、テキスト情報を付加して情報検索を可能にしたサーチャブルPDFを作成したり、データを圧縮してデータ量を少なくした高圧縮PDFを作成したりも可能です。

●FAX機能も充実
パソコンからダイレクトに送信できる「PCファクス機能」により、紙に出力する手間を省きます。受信した文書は、他のFAXやEメール、共有フォルダに自動転送が可能です。宛先登録している別のFAX番号に手動で転送もできます。さらに、送受信したデータをメモリーに蓄積しておく機能があるので、停電などで電源供給が止まってもデータが保存されて安心です。

MF842Cdwの仕様

●価格
参考：19万6009円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）

●ランニングコスト
A4カラー文書：約13.9円
A4モノクロ文書：約3.4円

※カラー約1万9000～、ブラック約2万2100円～、大容量カラー約2万5400円～、大容量ブラック約3万円～（Amazon 2024/11/20現在）

窓口業務やテレワークに適したコンパクトなプリンターLBP172/LBP171

出典：キヤノン公式ホームページ

LBP172とLBP171は、コンパクトなサイズのモノクロプリンターです。窓口のカウンターやテレワークで自宅に置きたい場合など、設置スペースが限られている場所に向いています。プリンターとしての機能は比較的シンプルで価格が安く、コスパの良いモデルです。

LBP172とLBP171は、プリンター機能には基本的に違いがありませんが、LBP172が有線・無線LANの両対応に対し、LBP171は有線LANのみ対応という違いがあります。

LBP172/LBP171の特徴

●片面毎分33ページの高速プリント
A4プリンターの最上位モデルであるLBP732Ciにはおよびませんが、LBP172/ LBP171も片面毎分33ページの速さでプリントできます。両面印刷の場合は、毎分20ページです。ファーストプリントも最短で5.0秒の速さで、業務の効率化に役立ちます。

●受付カウンターなどにも置きやすい省スペース設計
この製品は、幅399mm、奥行き365mmで、カウンターなどにも置きやすい省スペース設計です。高さも222mmしかないので、邪魔になりません。

●メンテナンスが楽な一体型カートリッジ
本製品の消耗品は、一体型トナーカートリッジのみです。トナーカートリッジに感光ドラム、現像器、トナー、廃トナーボックスなどが一体化されています。メンテナンスが容易で、消耗品の保管場所に困ることもありません。

LBP172/LBP171の仕様

●価格
LBP172参考：1万5400円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）
LBP171参考：１万3564円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）

●ランニングコスト
A4 モノクロ文書：オープン価格

●対応トナーカートリッジ
トナーカートリッジ 072 5647C003 CRG-072
大容量トナーカートリッジ 072H 5648C003 CRG-072H

※約7200円～、大容量約1万5300円～（楽天市場 2024/11/20現在）

選べるモノクロ複合機MF289dw/MF288dw/MF286dn

出典：キヤノン公式ホームページ

MF289dw/MF288dw/MF286dnの３機種は、モノクロ複合機です。基本的な性能はほぼ同等ですが、MF289dwはADFが両面対応、MF288dwとMF286dnは片面対応です。また、MF289dwとMF288dwは、有線・無線LANの両方を使えますが、MF286dnは有線LANのみです。

プリンターとしての性能は、LBP172/LBP171と基本的に同等なので、以下ではコピー、スキャン、FAXの機能について解説します。

MF289dw/ MF288dw/ MF286dnの特徴

●毎分33枚のコピースピード
本製品は、毎分33枚の速さでコピーができます。ファーストコピーも7.3秒以下の速さです。両面コピーも可能で、用紙代が節約できます。MF289dwは、両面対応のADFを搭載しているので、両面原稿の両面から両面のコピー、両面から片面のコピーも簡単に取れます。

●パソコンを使わずにスキャンデータの送信が可能
本製品には、パソコンを使わずにスキャンデータの送信ができる「SEND Lite機能」が搭載されています。本製品でスキャンしたデータをEメールに添付したり、共有フォルダに送信したりできます。

パソコンとつなぐなら、同梱の「MF Scan Utility」というスキャンユーティリティソフトが便利です。パソコンからスキャン操作をしたり、データをクラウド連携で活用したりできます。

●コスト削減にも役立つFAX機能
メモリー受信したFAXを印刷することなく、パソコンやモバイル機器で確認する「見るだけFAX」機能が搭載されています。迷惑FAXは印刷する前に削除でき、無駄な印刷コストをかけずに済みます。また「PCファクス送信」機能もあり、紙に印刷する手間やコストがかかりません。

MF289dw/ MF288dw/ MF286dnの仕様

●価格
MF289dw参考：3万1858円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）
MF288dw参考：2万5481円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）
MF286dn参考：２万4800円（税込み・Amazon 2024/11/20現在）

●ランニングコスト
A4モノクロ文書：オープン価格

●対応トナーカートリッジ
トナーカートリッジ 072 5647C003 CRG-072
大容量トナーカートリッジ 072H 5648C003 CRG-072H

※約7200円～、大容量約1万5300円～（楽天市場 2024/11/20現在）

Sateraシリーズ 7機種のスペック比較表

製品名	LBP732Ci	MF842Cdw	LBP172	LBP171	MF289dw	MF288dw	MF286dn
メーカー	キヤノン	キヤノン	キヤノン	キヤノン	キヤノン	キヤノン	キヤノン
発売年	2024年	2024年	2024年	2024年	2024年	2024年	2024年
参考価格	15万8046円	19万6009円	1万5400円	1万3564円	3万1858円	2万5481円	2万4800円
本体サイズ（幅×奥行×高さmm）	458×464×443	500×556×640	365×399×222	365×399×222	390×399×390	390×399×390	390×399×390
カラー印刷速度（A4文書毎分）	38枚	38枚	―	―	―	―	―
モノクロ印刷速度（A4文書毎分）	38枚	38枚	33枚	33枚	33枚	33枚	33枚
印刷解像度（dpi）	9600dpi相当	9600dpi相当	2400dpi相当	2400dpi相当	2400dpi相当	2400dpi相当	2400dpi相当
Wi-Fi	〇	〇	〇	×	〇	〇	×
自動両面印刷	〇	〇	〇	〇	〇	〇	〇
最大用紙サイズ	A4	A4	リーガル	リーガル	リーガル	リーガル	リーガル
最大給紙枚数	740枚	740枚	250枚	250枚	250枚	250枚	250枚
カラー印刷コスト（A4文書）	13.9円	13.9円	―	―	―	―	―
モノクロ印刷コスト（A４文書）	3.4円	3.4円	オープン価格	オープン価格	オープン価格	オープン価格	オープン価格

レーザープリンター・複合機のSateraシリーズの新機種について解説しました。

ご紹介した７機種には、単機能プリンターと複合機の違いや、カラーとモノクロの違いなどのほかに、無線LAN対応の有無といった細かな違いがある場合があります。搭載している機能によって価格も変わるので、必要なものを見極めて購入機種を選んでください。

松本洋紙店では、レーザープリンター用紙も取りあつかっています。Sateraシリーズのようなレーザープリンターを購入された際は、ぜひ松本洋紙店の用紙をお買い求めください。

レーザープリンター用紙（松本洋紙店）

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