紙のブログ

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スタッフ日記

名古屋大学の学生さんが作ったカードゲームが面白い

大学生作『Chain Stasis(チェインスタシス)』

2024年6月。

卒業生でも何でもないのですが、休日に名古屋大学祭に遊びに行きました。

そこで、素敵なカードゲームを発見したのでご紹介します。

2023年の秋に発売開始したばかりだそうです。

どんなゲーム?

プレイ人数:2人

プレイ時間:15~30分

対象年齢:12歳~

ジャンル:カードゲーム

定価:1500円

ルール概要

2×4=8枚に配置された数字カードを入れ替えたり、出し直したりして、数字の組『チェイン』を作って相手を攻撃し、相手の山札を0枚にすれば勝ちというゲームです。

『チェイン』は、「2枚のカードの足し算で6を作ったら〇〇(攻撃だったり回復だったり)」というもの。

数字カードは1~6が2枚ずつあるので、2と4 か、3と3 の自分のカードを隣同士にすれば使えます。

2×4=8枚の配置ですが、プレイ開始時は自分の色 4枚と相手の色 4枚で市松模様になっているので、最初は場所を入れ替えて、自分のカードを隣り合わせにする必要があります。

年齢と難易度

対象年齢12歳~とありますが、4+5+6+6 などの4つの足し算を、暗算で苦にならずにできれば、問題ありません。

「〇〇をするためには手札を1枚捨てなければならない」「隣り合うカードしか位置の交換ができない」、などなど、他にも細かい条件がいくつかあります。

最初のルール把握が大変かもしれませんが、実際にカードを置きながらゆっくり理解すれば大丈夫そうです。

大学祭当日の様子

事前情報では、当日は「試遊&販売会」とのこと。

このゲームは、名古屋大学4年生の学生さんが3年生のときに作ったそうですが、私は即購入しました。

ゲーム自体が魅力的だったこともありますが、イベント価格で少し安くなっていたことと、若いゲーム製作者への応援の意味を込めて。

その後、学生さんたちにルールや戦略を教えてもらいながら試しプレイをしてきました。

小学生や中学生、家族連れなど様々な年齢層のお客さんがいて、常にほぼ満席状態で盛り上がっていました。

感想

最初のルールを把握するまでが難しかったのですが、それは割とどのゲームでもありますし、ルールが分かってからどのように動いたらよいのかが、1回の試しプレイでも考えやすくて良かったです。

そして、その上で、強くなるためにはちゃんと考えないといけないというバランスも良く、オセロや将棋のように、飽きずにプレイできそうです。

新鮮に思えたのは、捨て札を何度も使うということと、山札がなくなると負けだというのにも関わらず、序盤は山札からカードを引いた方が有利に進みやすいという、一見矛盾したような状況になるということ。

山札を引きすぎると攻撃力は強くなりますが、同時に自分の首も絞めてしまいます。

さきほど「細かいルールが色々とある」と述べましたが、その色々な調整があるからこそ、何度やっても面白いようにデザインされていて、さすがだなと感じました。

「6」のカードにアンダーバーなどの目印がないので、慣れるまでは「9」にも見えてしまうのはご愛敬。

まとめ

遊べば遊ぶほど、勝手に足し算が速くなりそうなカードゲーム。

コンパクトで職場などへの持ち運びにも便利ですし、駆け引きも、運要素も楽しめます。

お昼休みに簡単にプレイできますので探してみてはいかがでしょうか。

気になった方は、オンラインルールブックも見てみてください。

https://chainstasis.wordpress.com/wp-content/uploads/2023/10/chainstasise38080e382aae383b3e383a9e382a4e383b3e383abe383bce383abe38396e38383e382afe38080e585a5e7a8bfe794a8-4.pdf