コロナ禍でテレワークが普及したことにより、自宅からWeb会議に参加する機会も多くなったのではないでしょうか。取引先との打ち合わせも、直接出向くのではなく、Webで済ませるケースも増えているようです。
Web会議では、パソコンやスマホに内蔵されたマイクやスピーカーで通話をすることもできますが、ノイズを拾いやすい欠点もあります。イヤホンマイクを使えば、相手の音声が聞き取りやすく、こちらの音声もクリアに相手に届きます。
この記事では、Web会議におすすめのイヤホンマイクを紹介します。Web会議に適したイヤホンマイクの選び方も解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
Web会議に適したイヤホンマイクの選び方
イヤホンマイクの定義は、マイクを搭載したイヤホンを指します。イヤホンマイクには、通話に特化したもの、ふだんは音楽鑑賞に使い、必要なときにWeb会議と併用できるタイプなどがあります。
ここから、選び方のポイントについて解説します。
●両耳タイプか片耳タイプかで選ぶ
イヤホンマイクには、普通のイヤホンと同じ両耳タイプと、通話に特化した片耳タイプがあります。両耳タイプは音楽鑑賞にも使えますが、片耳タイプはステレオ音声が聴けないので音楽鑑賞には向きません。
一方、片耳タイプは周囲の音も同時に聞けるのがメリットです。Web会議中でも接客対応が必要な方や、子どもの様子にも気を配りたい方には、片耳タイプが向いています。
●有線かワイヤレスかで選ぶ
ワイヤレスイヤホンは、ケーブルが邪魔にならないことが最大のメリット。Web会議以外でも使用するなら、ワイヤレスタイプが便利です。ただし、バッテリーが切れると使えなくなるので、つねに残量には気を配りましょう。
その点、有線タイプのイヤホンは、バッテリーが切れる心配がありません。長時間の会議でも安心して使えます。ケーブルが邪魔ですが、パソコンの前に座ってWeb会議に使うだけなら、あまり気にならないでしょう。
●マイクの位置で選ぶ
マイクの位置は、自分の声をクリアに届けるための重要なポイントです。有線のイヤホンは、ケーブルの途中にあるコントローラー部分に、マイクが内蔵されている製品が多いようです。ワイヤレスイヤホンは本体にマイクがあるので、有線タイプのほうが集音性に優れています。
口元にマイクが位置するブームマイクが付いたタイプは、周囲の雑音を広いにくいメリットがあります。音楽鑑賞に使うならマイクが邪魔ですが、Web会議専用で使うなら集音性が高くて便利です。
●通話品質で選ぶ
イヤホンマイクを選ぶときは、通話品質もチェックしましょう。周囲の雑音を抑えるノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンマイクなら、音声がクリアに聞こえます。
一般的なイヤホンにおけるノイズキャンセリング機能は、自分が音を聴くときのノイズを低減するものですが、イヤホンマイクは話す側の声をクリアにするための機能もあります。製品の情報をチェックするときに、混同しないように注意しましょう。
おすすめのイヤホンマイク紹介
ここからは、Web会議に適したおすすめのイヤホンマイクをご紹介します。自分に合った製品を探すときの参考にしてください。
JVCケンウッド テレワーク用イヤホン HA-FR9
JVCケンウッドから、テレワーク用として販売されている製品です。手元のリモコンでマイクのオンオフができることや、軽量で長時間使用しても疲れにくいことがテレワークに適しています。
HA-FR9の特徴
●手元でマイクのオンオフができる
本製品は、ケーブルに配置されたリモコンでマイクのオンオフができます。手元で簡単に操作できるので、くしゃみやせきが出そうになるなど、Web会議中にとっさにマイクをオフにしたいときに便利です。
●小型軽量で体の負担が小さい
本体の重量が約3.8gと、小型軽量のイヤホンマイクです。軽いので、長時間のWeb会議でも疲れを感じにくくなります。
●低価格でWeb会議には十分な性能
実売価格1400円程度と、非常にコスパの良い製品です。9mmのドライバーユニットを搭載し、Web会議で使用するには十分な音質のイヤホンです。
●価格
参考:1355円(税込み・Amazon 2024/6/14現在)
audio-technica USBヘッドセット ATH-202USB
ブームマイクを搭載した製品です。マイクにはノイズキャンセリング機能があり、クリアな音声を相手に届けられます。USB接続タイプで、パソコンにイヤホンジャックが無かったり、別の機器でふさがっていたりする場合にも使える点がメリットです。
ATH-202USBの特徴
●ノイズキャンセリング機能を搭載したブームマイク付き
口元までマイクが届くブームマイク付きで、通話に適しています。双指向性マイクの近接効果を利用したノイズキャンセリングマイクで、相手にクリアな音声を届けられます。
●エルゴノミック設計のイヤフィンとイヤピース
人間工学に基づいたエルゴノミック設計のイヤフィンと、イヤピースが付属します。イヤフィンは3サイズ、イヤピースは4サイズが容易されているので、自分に合ったサイズが選べます。
●変換コードでUSB Type-Cに対応
本製品は、USB Type-Aの接続に対応しています。USB Type-Cに変換する変換コードも付属するので、USB Type-Cの機器にも接続可能です。
●価格
参考:2964円(税込み・Amazon 2024/6/14現在)
ELECOM “ARMA”ゲーミングイヤホンマイク HS-ARMA50EBK
ボイスチャットをしながら、ゲームを楽しむことを想定したゲーミングイヤホンマイクです。取り外し可能なマイクを搭載し、ゲームだけでなくWeb会議でも便利に使えます。
HS-ARMA50EBKの特徴
●着脱可能なフレキシブルアームのマイクを搭載
マイクの位置を調整可能で、声を拾いやすいフレキブルアームが採用されています。アームは着脱式なので、使わないときはマイクを外して、普通のイヤホンとしても使えます。
●耳にフィットする3Dフィットイヤーアームを採用
3Dフィットイヤーアームが、装着者の耳に3次元的にフィットします。抜け落ちにくく、長時間、快適にえます。Web会議用にぴったりの製品です。
●イヤホンとしても高性能
ゲーミングイヤホンとして開発された製品だけに、迫力のある低音が再生できます。サウンドの解像度も高く、Web会議で使わないときは、普通のイヤホンとしても高い性能を発揮します。
●価格
参考:3482円(税込み・Amazon 2024/6/14現在)
サンワサプライ Bluetoothヘッドセット MM-BTMH68BK
マイクの位置が調節できる、ワイヤレスタイプのイヤホンマイクです。デュアルノイズキャンセル機能も搭載しているので雑音が入りにくく、小さな声でも相手にクリアに聞こえます。
MM-BTMH68BKの特徴
●ノイズキャンセリング機能を搭載した口元マイク
口元まで届くマイクは、マイク部分を回転して位置を調節できます。通話用のマイクに加えてノイズキャンセル用マイクも内蔵したデュアルノイズキャンセル機能を搭載しているので、小さな声でも相手にクリアな音声を届けられます。
●耳への負担が小さいイヤーフック
やわらかいイヤーフックを採用し、長時間使用しても耳への負担が小さくなっています。イヤーフック部は反転させて、右耳でも左耳でも使えます。
●約12時間の連続通話が可能
本製品は、約12時間の連続使用が可能な、長時間のWeb会議でもバッテリー切れの心配が少ない製品です。充電時間は約1.5時間。付属のUSBケーブルを使い、USB-Aポートで充電できます。
●価格
参考:5182円(税込み・Amazon 2024/6/14現在)
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM5
ハイレゾにも対応した、音楽鑑賞用としても高性能なイヤホンです。AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、通話性能も高いので、Web会議にもおすすめです。
WF-1000XM5の特徴
●AI技術によるクリアな音声
本製品は、AI技術を活用したアルゴリズムによって、装着者の声と環境ノイズを分離し、声だけをクリアに抽出します。骨伝導センサーも搭載され、騒音がある環境でも装着者の声をクリアに集音できます。
●2台同時接続可能なマルチポイント対応
マルチポイント対応で、2台のスマホやパソコンと同時接続できます。プライベート用のスマホと仕事用のパソコンに接続しておけば、同じイヤホンを使い分けられます。
●世界最高レベルのノイズキャンセリング
本製品は、音楽鑑賞に使うイヤホンとしても高性能です。世界最高レベルのノイズキャンセリング機能を搭載し、旧モデルWF-1000XM4と比べても20%のノイズ低減を実現しています。
●価格
参考:3万2100円(税込み・Amazon 2024/6/14現在)
今回はWeb会議に適した、おすすめのイヤホンマイクを紹介しました。
Web会議に向いたイヤホンマイクは、通常のイヤホンよりも通話性能を重視したほうがいいでしょう。またWeb会議が長時間になる場合は、できるだけ軽く、装着感が良い製品を選んで疲れにくくしたいところです。
Web会議専用にするのか、プライベートでも使うのかによっても、選ぶ製品は変わってきます。各製品の特徴を参考に、自分の用途に合ったものを選んでください。
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