エプソン プリンタEW-M873T レビュー/解説記事
みなさんこんにちは。松本洋紙店の松本です。このチャンネルは紙業界専門チャンネルです。紙業界に20年以上携わってきた経験から、紙業界やインクジェットプリンターに関する話題をお届けします。
今回は、エプソンのインクジェットプリンター「EW-M873T」について、新たにリリースされたこの機種の解説をしたいと思います。
詳細はこちらの動画で説明しています。
EW-M873T の基本情報
EW-M873T は A4 サイズのプリンターですが、A3 サイズのものも存在します。プリンターのサイズ以外は基本的に同じです。
大容量の6色インクを使用している点
まず、このプリンターの大きな特徴は、大容量の6色インクを使用している点です。以前はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色インクが主流でしたが、ブラックの中に、新たにブラックのカラーが加わり2種類になりました。
今回新たに「グレー」も加わり、より高品質な印刷が可能となりました。この新たなグレーインクにより、写真画質やモノクロ写真のグラデーションがより滑らかに表現できるようになり、特に写真画質にこだわる方にとっては非常に魅力的なプリンターです。
インク代が抑えられる大容量ボトル式インク
これまでのインクジェットプリンターの欠点の一つはインク代の高さでした。しかし、EW-M873T ではボトル式の大容量インクを採用しており、インクの補充が非常に簡単になっています。このボトルは870ml の容量があり、一度の補充で1000枚から2000枚以上の印刷が可能です。
年に1回の補充で済む
普通に使用する場合、年に1回の補充で済むこともあるため、インク代を大幅に抑えることができます。
さらに、エプソンが公表しているデータによると、モノクロ印刷1枚あたりのコストは0.7円、カラー印刷でも1.8円という非常に低コストで印刷が可能です。
1000枚印刷しても、1,800円しかかかりません。
スムーズな印刷とメンテナンスの軽減
EW-M873T には、背面給紙が復活しており、これにより紙の種類を問わず、スムーズに印刷が行えます。背面給紙は特に厚紙や特殊用紙に便利で、この機種では厚さ1ミリ以上の紙にも対応しています。これにより、厚紙への印刷が可能となり、用途の幅が広がります。
また、廃インクボックスが交換式となり、メンテナンスの手間を軽減できるようになった点もポイントです。これにより、自分で簡単にメンテナンスボックスを交換でき、余計な修理費用を抑えることが可能です。
静音設計と印刷スピードの特徴
EW-M873T は非常に静かな動作音が特徴です。他の大容量プリンターと比べると、その静音性が際立っています。また、連続印刷時の印刷スピードも比較的速く、一般的なビジネス用途でも十分なパフォーマンスを発揮します。
タッチパネル式の操作が採用されており、スキャンやコピーなど複合機能が直感的に操作できますが、個人的にはボタン式のほうが好みです。しかし、タッチパネルを好む方にとっては、使いやすさが向上しています。
エプソンとキヤノンの比較
エプソン EW-M873T とキヤノンの大容量インクジェットプリンターを比較すると、用途に応じた選択がポイントとなります。エプソンは、写真やイラストを美しく印刷したい方、大量に印刷してコストを抑えたい方に向いています。一方で、キヤノンは、印刷速度を重視する方やチラシを大量に印刷する場合に適していると言えます。
おすすめの用途
・会社の企画書
・チラシ作成
・写真の印刷まとめ
まとめ
EW-M873T の特徴を簡単にまとめると、6色インクで写真画質が向上し、大容量のインクでコストを抑えられる点が魅力です。また、背面給紙にも対応しており、幅広い用途に応えられるプリンターです。厚紙が印刷できるが重要なポイントでもあります。
ビジネス文書から写真印刷まで、様々な用途で活躍するエプソンのインクジェットプリンター EW-M873T は、コストパフォーマンスと印刷品質を両立した素晴らしい選択肢だと思います。
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