母の日は父の日など、プレゼントを贈るイベントにはメッセージカードが添えたくなりますよね。一言の「ありがとう」と書くだけでも、プレゼントとともに感謝の気持ちや愛情などを大切な相手に伝えられるのではないでしょうか。
こうったカードを手作りするときは、デザインはもちろん、使う用紙の種類も重要です。紙の品質一つで受け取り手に与える印象も変わってきます。
そこでこの記事では、イベント用商品を取り扱うショップ様向けに、販売先のお客様が使うイベント用カードの作り方とおすすめの用紙を紹介します。
手作り感のあるデザインで感謝の気持ちを伝えよう
手書きのメッセージが喜ばれるように、手間暇かけて作ったアイテムなら、感謝の気持ちが伝えやすいものです。これは、ショップで用意するメッセージカードでも同じです。ここでは、ショップが販売した商品にサービスとして付けられるような、手作り感のあるメッセージカードのデザインアイデアを3つ紹介します。
ぬくもりのある質感の用紙を選ぶ
メッセージカードの第一印象を決めるのは見た目だと思われがちですが、じつは同じくらい用紙の質感も重要です。たとえば、光沢がありシャープな質感の用紙は、スタイリッシュな印象を与えますし、繊維質でふんわりした質感の用紙は、優しい印象を与えてくれます。
感謝の気持ちを伝えるイベントでは、コースター用紙のようなぬくもりのある質感の用紙がおすすめです。手書きのメッセージを添えて渡すのにもピッタリです。
温かみのある色合いに仕上げる
カードデザインの基本的なイメージを決める要素として、全体的な色合いがあります。とくに用紙の色は重要なポイント。真っ白な用紙に色を塗るよりも自然な風合いに仕上がります。
カードにおすすめなカラーは、自然な茶色や薄めの黄色などの温かみのある色合いです。自然な優しさを演出するのに適した色がよいでしょう。
メッセージを書けるスペースを用意する
やはり一番気持ちが伝わるのは手書きメッセージです。おしゃれなデザインよりも、たった一行の手描きメッセージが喜ばれることは大いにあります。
そのため、カードにはメッセージを書けるスペースを用意しておきましょう。メッセージスペースの有無で、2種類のデザインを用意しておくのもおすすめです。
イベントカードにおすすめの用紙3選
ここからはイベント用のメッセージカードにおすすめの用紙を3つ紹介します。今回は、質感と色合いにポイントを当ててピックアップしました。
コースター用紙
カフェやレストランのコースターに使われる用紙です。繊維がゆるく厚みがあり、ふんわりとしたぬくもりのある質感になっています。色は白無地ですが、表面が繊維質なため適度な変化が感じられる風合いになります。用紙一つで、カードがグッとおしゃれになる便利な用紙です。
NTラシャ
やわらかい手触りが特徴的なカラーペーパーです。羅紗(ラシャ)織りの風合いがあり、きめの細かさや折り曲げに強い耐久性なども兼ね備えています。カラーバリエーションはじつに97色もあり、さまざまなシーンに使いやすい用紙です。
里紙
和紙のような肌合いを再現したカラーペーパーです。表面にわずかな起毛感があり、手触りも優しくなっています。素朴かつぬくもりのある印象を持ち、手作り感の演出にもピッタリ。インクのノリも良いため、大量生産にも適しています。
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イベント用のメッセージカードには、ぬくもりや温かみが伝わるデザインを用意することが大切です。用紙も含めたコーディネートで、お客様に喜ばれるような手作り感のあるメッセージカードを目指しましょう。