セミナーや講演会といったイベントの開催には、タイムスケジュールや講演者の氏名などが書かれたプログラムの用意が付き物です。
こういった参加者への配布物は、プロの業者に依頼して作ってもらうこともできますが、よほど大規模でない限りは、社内でも制作可能です。この記事では、セミナー・イベント向けプログラムを社内制作するメリットや作り方、適した用紙などを解説します。
プログラムを自社で作成・印刷するメリット
プログラムを自社で作成するメリットの1つが、コスト面です。社内の人手に余裕があるなら。外部にデザインを依頼して、印刷・納品してもらうよりも、自作したほうが安く済みます。
そして、コスト以上のメリットは、修正対応がしやすいことです。講演をお願いしていた人が急遽、代わったり、タイムスケジュールに変更が生じたりしたときも、社内で作成していれば修正して印刷し直すことも簡単です。印刷のタイミングをイベントの直前まで待てるので、印刷のやり直し回数も減らせそうです。
外部に依頼した場合には、発注期限後の変更は訂正箇所にシールを貼ったり、訂正表を別途配布したりという手間が発生します。これと比較すると、社内で作成・印刷を行うメリットは大きいのではないでしょうか。
プログラムはどうやって作ればいい?
では、実際にプログラムを内製するとして、どのようにすれば簡単に作れるのでしょうか?
最近では、多くのテンプレートがインターネット上に公開されていて、その多くが無料で利用できます。こういったイベントプログラム用のテンプレートを見つけ、必要なところだけ自社向けに修正すれば、あっという間にプログラムができあがります。
テンプレートを探す際には「イベント プログラム テンプレート」といったキーワードで検索してみてください。多くのサイトがヒットします。WordやPowerPoint、Illustrator用のテンプレートもありますし、オンライン上で利用できるツールを使ったサイトもあります。
プログラムの印刷に適した用紙は?
プログラムのデザインができたら、つぎはどんな用紙に印刷するかを決めましょう。社内に置いてあるコピー用紙は厚みがなく、色のノリも良くないので、イベントの配布物には適していません。コピー用紙よりも多少厚めで、高級感のある紙を用意しましょう。もちろん、社内にあるレーザープリンターやインクジェットプリンターで、きれいに印刷できることが大前提になります。
これらの条件を考えると、松本洋紙店で取りあつかっている用紙の中では、レーザープリンター用として「MSスーパーコート」や「MSマット紙」、インクジェット用として「スーパーファイン紙」や「両面マット紙」などが候補になります。
MSスーパーコートは、ツヤがある半光沢紙です。厚さは0.1mm、0.13mm、0.17mmの3タイプから選べます。写真もキレイに印刷できるので、見栄えの良いプログラムになります。
MSマット紙は、光沢がないツヤ消しの用紙です。厚さは0.1mm、0.15mm、0.17mmの3タイプ、光沢がない分、落ち着いた印象の仕上がりになります。
スーパーファイン紙もツヤ消しの用紙です。にじみが少なく、写真も文字もきれいに印刷できます。厚さはコピー用紙より少し厚い0.12mmです。
両面マット紙は、ポストカードなどにも使えるしっかりした用紙です。0.225mmの厚みがあるので少し厚すぎるかもしれませんが、重厚感のあるプログラムが作れます。
それぞれの用紙の詳細は以下のページでも解説していますので、参考にしてください。
レーザープリンター用 MSスーパーコート
レーザープリンター用 MSマット紙
インクジェット用 スーパーファイン紙
インクジェット用 両面マット紙
***
セミナーや講演会、イベントで使うプログラムは、配布枚数にもよりますが、自作するとコストや訂正のしやすさといったメリットが大きいです。頻繁に主催・運営する機会がある方は、ぜひ松本洋紙店の用紙を利用した自作プログラムをご検討ください!