フランス、パリオリンピックが開幕しました!
テレビでフランス特集や、フランスにかかわる商品がでていたりと、スポーツだけでなくフランスについても目にする機会が増えています。
ここではフランス人の国民性から日本人が学べる事を考えてみようと思います。
1. ライフスタイルのバランス
フランス人は仕事とプライベートのバランスを重視します。
日本人のように長時間働いたり、残業はしない人が多いです。
勤務時間にぎゅっと集中して仕事をし、定時に退社して家族や友人との時間を大切にします。
バカンスはまるまる一カ月とるのも普通で、バカンスのために働いているといっても過言ではありません。
2. 食の楽しみ方
フランス人は食事を単なる栄養補給の手段とせず、味や見た目、雰囲気を楽しむことを重視します。
ゆっくりとしたペースで食事を楽しむ習慣は、心身のリラックスに繋がります。
週末には家族や友人を自宅に呼んで気軽にパーティーをします。昼前の前菜や食前酒から始まり、ひたすら食べたり話したりして気づいたら夜…なんてこともざらにあります。
ただ毎日仏料理レストランで出てくるような食事を食べているわけではありません。
日本にも家庭料理と懐石料理の違いがあるように、普段はシンプルな料理だったり、冷凍食品を利用したり簡単に済ませることも多いです。
日本にも最近「Picard」が進出しましたが、冷凍食品専用のスーパーがあるほど、多様な冷凍食品が売られています。
3. 美意識とファッション
フランスはファッションの中心地です。
ただみなが同じような流行を追うというより、個々人が自分らしさや自分の好みを大切にしたスタイルを持っています。
例えば、ルイヴィトンもフランスが発祥ですが、ブランドバッグをステータスや成功の象徴として所有する人は少なく、実用性や品質・自分のスタイルのため購入するフランス人が多いようです。
日本での方がルイヴィトンのバックを見る回数が多い印象です。(治安の問題もあるかもしれません。)
4. 文化と歴史の尊重
フランス人は自国の文化や歴史に誇りを持ち、それを大切にしています。
日本人も同様に自国の文化を尊重していますが、フランス人のように日常生活においてその文化を楽しむ姿勢は学ぶべき点です。
よく「フランス人は誇り高い」と言いますが、有名な絵画ばかりあるルーブル美術館で気軽に遠足にきている子どもたちを見て、こんな贅沢な環境にいたらしょうがないなと思ってしまいました。
ちなみに「フランス人は誇り高いから、英語で話してもフランス語しか返って来ない」という悪口がありますがウソです(少なくとも今は)。筆者はフランスのマクドナルドで、フランス語で店員に話したのに英語で返事が来たことがあります笑
日本人よりもよっぽど英語が上手です。
話をもどして、、日本にも独自の文化があります。
豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿に対し、「枯山水」にみられるような凛とした引き算の美学が日本にはあります。そういった日本の文化に誇りを持って、それらを説明できる教養を身に付けたいものです。
5. 議論の文化
フランスでは議論を通じて意見を交換し、理解を深めることが重視されます。
家族の中でも政治について延々と議論していて、あまりの白熱具合に日本人からみるとケンカに発展するのでは⁈と心配になってしまうほどです。
異なる意見を持つことを恐れず、建設的な議論を行うことで、より良いアイデアや解決策を生み出すことができます。
フランス人からみれば「日本人は勤勉で素晴らしい!日本製のものは安心!」と逆に褒めてもらえそうですが、ついつい疲弊してしまうほど真面目に働いてしまう、私たち日本人、、フランス人を見て
・メリハリつけて働く
・プライベートや当たり前の日常生活を意識して楽しむ
・自分に自信をもつ、自分のスタイルを楽しむ
など学べることがあるのではないでしょうか?
テレビでフランスの景色を見るのを楽しみにしつつ、オリンピックの応援も楽しみたいと思います!