チップボールは生産も需要も底堅く、今でもやはり貴重な素材として利用されています!
目次
板紙の用途
紙器用板紙の用途
前回掲載しました分類表にありましたが、紙器用板紙は大まかに白板紙とチップボール(+黄板紙、色板紙)に分類されます。
白板紙の用途
紙器用板紙の中でも白板紙は印刷適性、加工適性(耐折性、抜加工、粘着適性等)に優れており、生産量の8割以上は白板紙で、様々な用途に利用されています。
表層/中層/裏層の全て、またはいずれかの層に木材パルプ(晒化学パルプ/BKP、機械パルプ/GP)や脱墨パルプ(DIP)が使用されており、坪量は160~600g/m2で、薄い程(kg)単価は高く、高級なグレードとなります。
【主な用途】
- 本・雑誌・漫画・写真集など出版物の表紙
- 食品・お菓子のパッケージ
- 化粧品、薬品のパッケージ
- お酒、たばこのパッケージ
- ミルクカートン、飲料品パッケージ
- 玩具・靴箱
- ティッシュ箱
チップボールの用途
一方、チップボールは印刷適性、耐折性は劣るものの、厚みがあり丈夫(剛度が高い)で リーズナブルなため、以下の用途では変わらず利用されています。全層に(主に雑誌・新聞)古紙が使用されており、坪量は400~800g/m2です。
- アルバム・写真台紙
- (比較的)高級な食品・(和)菓子の貼箱
- 各種台帳の台紙など
和菓子の箱の場合、表面に和紙・薄葉紙等を貼ることで美粧性を高め、高級感のある箱を作ることが出来ます。また、直接印刷が不要な様々な台紙として幅広く使われています。
>> そんな便利なチップボールのご購入・サンプルはコチラ!