小売店や飲食店などにとって、年末年始は稼ぎ時ですよね。セールやキャンペーンを打ち出したり福袋や目玉商品を用意したりと準備している方も多いのではないでしょうか。でも、どんなキャンペーンを行っても、お客様に知ってもらえなければ意味がありません。お客様にお店へ来てもらうためには、効果的な販促を行うことが重要です。
そこでこの記事では、紙を使った販促方法をご紹介します。「紙を使った販促なんて古くない?」と思われるかもしれませんが、大間違い! 最新の技術を使った方法や今だからこそできる紙の使い方をすれば、お客様の興味を惹くことができるんです。
IT時代の今だからこそ!紙を使った販促の利点とは
現代では、WEBサイトで特設ページを作ったりSNSで広告を載せたりと、インターネットを使ったさまざまな集客方法が存在します。いまや紙を使った広告なんて時代遅れといわれることもあるかもしれませんが、紙にしかない強みもあるんです!
1. 1枚に必要な情報が載っている
Webには、たくさんの情報が載せられます。それは利点でもありますが、知りたい情報を得るためにリンクをクリックしたりページをスクロールしたりという手間も発生します。
その点、紙なら1枚に必要な情報が載っていて、パッと見てすぐわかるようになっています。とくに重要な情報だけを厳選して印象的な広告を作り、詳細はWebサイトへ誘導するような、紙とWebを組み合わせるスタイルも効果的です。
2. お客様が持ち帰って何度も見られる
チラシやショップカードなどは、お客様が手にとって持ち帰ることが可能です。一度、持ち帰ってもらえば、ポケットやバッグから取り出したときや何気なくテーブルに置いたものが目に入ったとなど、何度でも見てもらう機会が訪れます。また、お客様の周りに興味を持った人がいれば、その人へチラシやカードを渡してもらうこともできます。
3. ネットに慣れた世代には、逆に紙が新鮮!
紙媒体の販促物というと、インターネットをあまり使い慣れない年代の方がターゲットになると思われがちです。しかし意外なことに、紙媒体はインターネットに慣れ親しんだ若者にこそ効果的という説もあります。
ある調査によると、DMを受け取ったあと実際に行動に移す人の割合は20%程度とのことです。しかし、20代に絞るとDMを見て何らかの行動をとる人は、女性は30%、男性は50%にもなるという結果が出ています。スマートフォンを使いこなし、ネット広告に触れることが多い世代にとって、紙の広告は逆に新鮮に感じるのかもしれませんね。
4. 作成のコストが低い
紙媒体はコストの低さも魅力です。WebやSNSで広告を載せるとなると多額の費用がかかりますが、紙の広告ならかかるのは基本的にデザイン費と印刷費のみです。
パソコンとプリンターがあれば自作も可能です。デザインが苦手な方も、最近はおしゃれなテンプレートが用意されているWebサイトもたくさんあり、簡単にチラシが作れます。
自分で作成すれば枚数を細かく調整できるので、多く刷りすぎて無駄が出てしまう事態も防げますね。お客様に合わせて1枚1枚内容を変えることも可能です。1枚だけポスターを作成するなら、手書きするのもあたたかみが出ていいかもしれません。
紙を使った集客アイディアを紹介
販促に紙を使うメリットは大きいとはいえ、ただ紙に情報を書いただけではお客様の興味を惹くことは難しいでしょう。ここでは、紙を使った効果的な販促手法をご紹介します。
ポスターマッピング
ポスターマッピングとは、従来の紙のポスターと最新技術のプロジェクションマッピングを組み合わせたものです。プロジェクションマッピングとは建物などをスクリーンとして映像を投影する技法ですが、あらかじめ印刷した紙に投影すれば手軽にお客様の目を惹く演出が作れます。
たとえば、舞台の写真を印刷して踊る人を投影したり、テーブルの絵の上にさまざまな料理を映し出したり、ポスターマッピングでできる演出方法はまさに無限大! アイデア次第で魅力的な広告にできます。
ポスターマッピングには、プロジェクターを使います。投影には広い場所が必要に思えますが、超短焦点プロジェクターを使えば、狭い場所でもポスターマッピングは可能です。
QRポスター
四角の中に白黒でモザイクのような模様が描かれたQRコードは、誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。QRコードをスマートフォンで読み取ると、さまざま情報にアクセスできます。
ポスターにWebサイトを表示するQRコードを入れておけば、興味を持ったお客様にWebサイトにアクセスしてもらえます。QRコードは、無料の作成サイトを使って誰でも簡単に作成可能です。
ポスティングチラシ
お客様のポストに直接チラシを投函するポスティングは、昔からある手法ですが、即効性が高く効果的な販促方法です。多くの人が1日1回はポストを見るので、投函した日かその次の日には、チラシがお客様の目に入ることになります。また、お店の近くの家のポストにチラシを入れることで、足を運びやすい地域に住む人にターゲットを絞ることも可能です。
さらに詳細を知ってもらいたいときには、チラシにもQRコードを入れておきましょう。チラシを持参した方には特典や割引クーポンを付けるなどして、お客様へお得感を出すのもいい手です。
DM(ダイレクトメール)
DMを送るのもオーソドックスな方法です。この時期はとくに、クリスマスカードや年賀状など季節感を演出して、いまだけの特別なお知らせであることを印象づけましょう。DMにも持参特典を用意したり、番号を印刷してクジをつけたりすると、お客様に楽しんで来店してもらえるのではないでしょうか。
DMからお客様が受け取るのは、書かれている内容だけではありません。手に取ったときの感触や紙の見た目からわかる質感など、印刷の土台となっている紙の質もお客様の印象を左右する大事な要素です。この時期だけの特別なお知らせを送るときには、紙の質にもこだわって、スペシャルな演出を加えてみてはいかがでしょうか。
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紙を使った販促の利点と、紙の集客アイデアをご紹介しました。年末年始に向けて集客率をアップさせたい会社お店の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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