こんにちは! 松本洋紙店スタッフです。
すっかり寒くなりましたね。
レーザープリンターでプリントした紙が、ぬくいな~と感じる季節になりました。
今回のカミタくん、のっけから探偵モードです。
どうやら「プリンターのインクカートリッジ」のヒミツを暴くとのことですが…?
カミタくんについては、こちら!


確かに!!!!
といっても、スタッフは紙専門店勤務なので知っているんですが、そこまで印刷の原理に詳しくない方だと、「6色とか8色とかってどういうこと???」ってなりますよね!


そう、カミタくんも言ってますが、紙に色をつけるのは「CMYK」がキホンのキなんですね!
カラー印刷はシアン(青系)、マゼンタ(赤系)、イエロー(黄色)の3色を混ぜて色を表現します。
この3色を混ぜると理論上は「黒」になるんですが、実際のインクや絵の具は色を美しく見せるための不純物が入っているため、完全な黒にはなりません。
そのため、紙で黒を再現するときは、黒専用のインク(K)を使います!

ブラックブラザーズ、カッコいいですね!
それはさておき、黒にはカミタくんが説明した以外の表現方法もあるって知ってましたか?
CMYを混ぜても、完全に黒にはならないというお話をしましたが、これにKを混ぜると、Kを単体で使うよりも、しっとり、くっきりした黒になるのです!
これを「リッチブラック」と言いまして、Kだけのものは「スミベタ」と呼ばれます。
どちらも印刷や出版、広告業界などで使われる用語なので、使いこなすとちょっとカッコいいですね!
ちなみに、CMYKすべてを100%にしたものは、「4色ベタ」と呼ばれます。
リッチブラックよりも、さらに深い黒を表現できますが、インク量が多すぎて乾きが遅くなったり、裏映りしたりという問題があるので、印刷の現場では推奨されていません!
こういったCMYKの配合以外で、黒系の表現を広げるのが、カミタくんが説明した染料・顔料の違いやライトグレーなどです。
染料インクは発色がよく写真向きで、顔料インクは速乾性に優れて文書向きです。
ライトグレーは、薄い黒の表現幅が広がり、陰影の濃淡がより精細に再現できるようになります。

黒だけでも、インクの使い方で表現が広がるわけですから、カラーを表現するCMYだって同様に種類を増やすほど、表現の幅が広がります!
6色プリンターで多いのが、「ライトシアン」と「ライトマゼンタ」です。
この2色があると、中間色の表現幅が広がります。
シアンもマゼンタも濃い色なので、中間色は混ぜ合わせて作るよりも、専用のカラーがあったほうが色の再現が安定するのですね!
なお、「ライトイエロー」が使われないのは、もともと薄い色である黄色に、ライトを作る意味があまりないからだそうです…。
ちなみに、CMYKやその他の色を混ぜ合わせても、「金色」や「蛍光ピンク」などは再現できません。
「えっ、写真とかの金閣寺って金色じゃないの!?」という疑問の答えは、また別の機会にて!
***
そして、ここで問題です!!
CMYで色を、Kで黒を表現。
じゃあ、白は…? どうやって表現するんでしょうか???

なんということでしょう…! そうなんです。紙の印刷において、白っていうのは紙色なんですね!
なので、そのことを忘れてしまうと、こんなことが…!

ですよね~~~!
グリーンカミタが爆誕してしまいました。
なんだか、参考書とかでよく使われる、緑のチェックシートを上に被せたみたいですね!
ちなみに、印刷のプロである印刷所では、白色の専用インクを使うことで、メタリックな紙や色のついた紙に「白」を表現することができるみたいですよ!
ひとくちに「白い紙」といっても、紙によって微妙にその色味は異なります。
輝くばかりの白さから、ちょっとアイボリーっぽい黄灰色がかった白までさまざまです。
紙の専門店である松本洋紙店には、さまざまな紙を取りそろえています。
理想の“白”にこだわって、紙を選んでみるのもおもしろいかもしれませんね。
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