新型コロナウイルス対策をしながらの経済活動はもはや当たり前となりました。
それぞれの業界・業種で工夫しながらコロナ対策と経済活動の両立を試みていることと思います。
コロナ対策として、各地ではスーパーなどでの買い物、病院の待合室、テレワークが難しい仕事など、外出の際には人との物理的距離を保つよう呼びかけられています。
そんな中、国から推奨されている2メートル以上の距離を保つための目安をより分かりやすく明示できるアイテムとして、ソーシャルディスタンスシール/フロアステッカーが活用されています。
この記事では、ソーシャルディスタンスシール/フロアシールの意義やメリットを紹介する中で、同時に生まれてしまうと考えられるデメリットについて提言します。
ソーシャルディスタンスシールに関わるすべての方必読の内容です。
5分ほどで読み終わりますのでお付き合い頂けましたら幸いです。
ソーシャルディスタンスシールのメリット
ソーシャルディスタンスシールを活用するメリットは以下のようなものでしょう。
- コロナ対策が実行できる
- 国やお客さんに対して「コロナ対策をしている」というアピールをすることが出来、信頼や安心感を与えることができる
- お客さんにコロナ対策の協力をお願いすることを声に出さず意思表示できる
- コロナ対策への意識向上が期待できる
ソーシャルディスタンスシールがあることで、必然的にソーシャルディスタンスを意識することになります。
距離を置くと言われても、その距離感は人それぞれで分かりづらく、常時の癖で間隔を詰めてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、ソーシャルディスタンスシール/フロアシールを活用し、距離を見える化することで、スムーズに距離を保つよう促すことが出来ます。
また、このようなサインがあることで、一人ひとりの意識向上にも繋がっていきます。
ソーシャルディスタンスシールのデメリット
一方で、ソーシャルディスタンスシールのデメリットとして以下のようなものが挙げられます。
- 「貼っておけばOK」と惰性になってしまう恐れ
- シールに慣れることでコロナ対策への意識が低下してしまう恐れ
- 一人ひとりが考える機会の損失
- 使用しない椅子や机が出来てしまう
「ここは座ってはいけない」といった使用禁止のステッカーや「間隔をあけてください」といったソーシャルディスタンスシールは、時に人々の考える機会を失ってしまいかねません。
シールがある→座らない
シールがある→間隔をあける
その先にある、コロナを防ぐという本来の目的を忘れ思考停止を生んではいないでしょうか。
また慣れてしまうことで意識が低下してしまう恐れもあります。
私たちはいつだって考えることをやめないように意識改革を日々刷新し、臨機応変にシールを貼るか否かや、貼る場所をも工夫していきたいものです。
まとめ~目的と手段~
ソーシャルディスタンスシールのメリット・デメリットについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。
つくづく思うのは、ソーシャルディスタンスシールを貼ることが目的になっているのではないかということです。
本来ソーシャルディスタンスシールはコロナ対策の手段でした。
ところが、コロナウイルス対策が習慣になったことや、批判を恐れてることから、いつからかソーシャルディスタンスシールは手段ではなく、貼ることが目的となってしまってはないでしょうか。
もちろん、ソーシャルディスタンスシールを貼ることで信頼を獲得するという考えはあって良いものでしょう。
とはいえ、本来の目的はコロナ対策、お客さん・従業員の健康です。
思いやりの距離、社会的距離としてのソーシャルディスタンス
を忘れずにしたいものです。
ソーシャルディスタンスシールを活用しながらも、私たちが目指すべき世界はソーシャルディスタンスシールに頼らずともコロナ対策を徹底できる世の中だと思います。
これを機に、「なんとなく貼っている」や「なんとなく指示にしたがっている」などの行動を今一度省みる一助となれば幸いです。
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