通りかかった人に興味を持ってもらうためには、店舗の入り口周辺を目立たせる必要がありますよね? でも、新たに看板を設置するとなると、高いコストがかかってしまう…。
その解決方法の1つが、「店舗の窓やドアを利用」することで、コストを抑えた集客が可能です。この記事では、ウィンドウサインを始め、4種類の広告アイデアをご紹介します。
看板製作の相場はいくらぐらい?
看板の製作を依頼すると、移動できるスタンド看板で1万5000~10万円、埋め込むタイプの自立看板で2万~20万円ほどかかります。設置場所によっても価格に違いがあり、デザインも複雑になるほど価格もアップします。
価格を抑えるために看板を自作したくても、デザインや強度、設置場所などを素人が十分に要件を満たせるかどうかを考えると、あまり現実的とは言えません。しかし、広告を作って店舗の窓に貼るだけなら簡単で、かかる費用も材料費だけで済みます。
窓やドアを利用して効果的に集客する方法
店舗の窓やドアを使った広告には、ウィンドウサイン、ウィンドウディスプレイ、ポスター、POPの4種類があります。ここからは、それぞれの広告の特徴と、広告づくりに利用できるアイテムを見ていきましょう。
必要な情報を知らせるウィンドウサイン
ウィンドウサインとは、店舗の窓やガラス扉、ショーウィンドウなどのガラス面に掲示する広告物を指します。店舗名や営業時間などの必要な情報を知らせたり、店舗のイメージに合った装飾をしたりするのが目的で、看板を設置するよりもローコストなのがメリットです。外から丸見えになるのを、カバーするために使われるケースもあります。
施工方法には内貼りと外貼りがあり、内貼りは高所でも自分で貼れるメリットが、外貼りはデザインをはっきりと見せられるメリットがあります。
ウィンドウサインに使えるおすすめのアイテム
透明フィルムロール
完全に透明で優れた光沢感のあるPET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)フィルムです。透明度が高いので、ウィンドウサインに使うとクリアで鮮やかな装飾ができます。美しい画像をガラス上に映し出せば、通りかかった人が思わず足を止めるような印象的な広告や看板に。プロッターおよび大判インクジェットプリンター用と、インクジェットプリンター用とがあります。
光沢透明ラベルロール
糊付きタイプならこちらがおすすめ。シールになっていて、窓ガラスに簡単に貼り付けられます。印字面をラミネート加工してエッジ処理すれば、水張りもOK。曇りなくクリアな画像を映し出せます。
【参考】
プロッター用透明フィルムロールインクジェット用透明フィルムロール
プロッター用光沢透明ラベルロール
インクジェット用光沢透明ラベルロール
店舗のイメージを表現するウィンドウディスプレイ
ウィンドウディスプレイは、店頭に設置されたガラス張りの飾り棚で商品などを掲示・陳列して、販売に繋げる宣伝手法です。ディスプレイに製品を飾るのではなく、店舗のイメージを表現して、通行人に注目してもらう手法もあります。コンセプトを伝えるのか、新商品を紹介するのかなど、メッセージの方向性を決めて飾りつけをします。
ショーウィンドウに光沢に優れた透明感のあるフィルムを貼ると、美しい画像をガラス上に映し出し、お客さんの興味を引くのに効果的です。
ウィンドウディスプレイに使えるおすすめのアイテム
バックライトフィルムロール
バックライトフィルムは、LEDパネルなどの照明と組み合わせて使います。「電飾フィルム」「乳白フィルム」などとも呼ばれ、光を透過して印刷したものをきれいに見せるアイテムです。ポスターや看板に使えば、通常のものよりも光の効果で視認性を高められます。
「バックライトフィルムロール」は扱いやすく、施工後もたわみがありません。パンチ穴の紐吊りで大型バナーやタペストリーもできます。
つや消し半透明ラベル
光の反射を抑えた半透明のフィルムです。光を通すので、ガラス面に貼っても暗くなりません。半透明のマット地で、印刷したデザインもくっきり見えます。視認性が高いので、文字を読んでもらいたいときにもおすすめのラベルです。
【参考】
プロッター用バックライトフィルムロール
インクジェット用バックライトフィルムロール
つや消し半透明ラベル
新商品を宣伝するポスター
店舗の特徴を知らせたり、新商品を宣伝したりするためにはポスターも有効な手段です。無料で使えるデザインツールにもテンプレートが豊富にあり、コストを抑えながら気軽に作成できます。
ポスターを作るときは、ターゲットに合ったシンプルなデザインで、メッセージを伝わりやすくするのがコツ。あれもこれもと情報も詰め込み過ぎず、余白を残すのがおすすめです。
ポスターに使えるおすすめのアイテム
ユポロール
完全耐水で耐久性の高い合成紙です。水や雨に濡れても強度が変わらないので、屋外のポスターに最適。また、合成紙なので引っ張り、折り曲げ、衝撃に強く、破ろうとしても破れない頑丈なつくりです。プロッター用とインクジェット用があります。
ユポタック
ユポの特性をそのまま持った完全耐水シールです。台紙を剥がして貼り付けられ、簡単。A4やA3からロール紙タイプまでサイズのバリエーションが豊富で、目的に合わせて選べます。
MS完全耐水ラベル「マット」
完全耐水で、雨にも水にも強いラベルシール。水に濡れても破れないので、屋外用ポスターに適しています。ペットフィルムシールで耐久性、対候性にも優れ、屋外での長期使用におすすめ。レーザープリンターで写真も文字もきれいに印字できます。表面はつや消し加工で、落ち着いた上品な雰囲気です。
【参考】
プロッター用ユポロール
インクジェット用ユポロール
インクジェット用ユポタック
MS完全耐水ラベル「マット」
店舗内の案内にも使えるPOP
POPは、商品の情報をお客さんに伝えて購買意欲を高めたり、店舗内を案内したりする役割を持っています。目を引くデザインで、わかりやすい場所に設置するのがポイントです。とはいえ、設置し過ぎると、店舗のイメージダウンになる場合もあるので注意が必要です。伝えるメッセージはシンプルにして、使う色は3色までにして作りましょう。
POPに使えるおすすめのアイテム
フォト光沢紙
印画紙のような光沢感がある白い紙で、鮮やかに発色します。しっかりとした厚みと高級感があり、仕上がりの美しさが魅力。写真がメインのPOPにぴったりです。
MS上質紙
つや消しでコーティングされていない用紙です。コピー用紙の質感に近く、印字品質が良いのでキャッチコピーなど文字中心のPOPに向いています。レーザープリンター、インクジェットプリンターのどちらにも印刷可能。厚さの種類も多く、用途に合わせて選べます。
レーザーピーチ
レーザープリンター用の耐水フィルムで、両面に印刷できます。フィルム素材なので水や湿気を吸収せず、長期間の掲示が可能です。優れたトナー転写性と発色性で、仕上がりもきれい。冷蔵ケースや冷凍ケース付近のPOPに最適です。
店舗の窓やドアは、上手く利用すれば集客に効果的なツールとなります。今回ご紹介した方法は、低コストで気軽にできるので、ぜひお試しくださいね!