名刺をもらったとき、不思議と印象に残る名刺ってありませんか? もしかしたらそれは、名刺の素材が関係しているかもしれません。
名刺の印象を決めるのは、デザインはもちろん、用紙の厚さ、そして素材も関係しています。この記事では、名刺の素材で「高級感」や「おしゃれ」な印象を与える用紙をご紹介します。
名刺の素材で与える印象を変えるには?
紙の素材選びで考えるべき項目として、光沢や手触り、模様、厚さなどがあります。
例えば、高級感が求められるウェディングシーンには、光沢のある用紙がよく用いられますし、ショップカードのようなおしゃれさが求められる場面では、やわらかな手触りの用紙が選ばれることがあるようです。
このように、紙の素材一つで与える印象と使用シーンは大きく異なります。名刺の素材選びも、求める印象から決めていくとよいでしょう。
高級感・信頼感のある印象ならツヤのある素材を
名刺に高級感や信頼感を求められる場合は、ツヤのある素材を選ぶのがおすすめです。とはいえ、写真用紙のようなツルツルした用紙は不向きで、結婚式の招待状のような表面がサラサラした、上品さを兼ね備えた用紙が適しています。
また、和紙のように繊維模様で表情に変化がある用紙を選ぶと、華やかな印象も期待できます。
おしゃれ・優しい印象なら柔らかな手触りの素材がオススメ
名刺におしゃれさや優しい印象を求めるなら、柔らかな手触りの素材がオススメです。パルプやケナフ、コルクといった、少し繊維の荒い素材が配合されていると手触りが柔らかになりやすいです。
同時に、用紙に厚みを持たせていることもあり、この場合は低密度なふんわりした感触も優しい印象に繋がります。
素材で差を出すおすすめの名刺用紙4選
ここからは、「高級感・信頼感」のある用紙と、「おしゃれ・優しい」用紙を2種類ずつ紹介します。
大礼紙
大礼紙は、和紙に繊維をすき込んで作った、上品かつ落ち着きのある用紙です。繊維には適度なツヤがあり、繊維模様の美しさにも定評があります。
ウェディングシーンでもよく使われる用紙で、心地よい手触りと丈夫さも印象的。高級感と信頼感を高いレベルで兼ね備えた高級紙です。
【参考】
大礼紙
両面大光紙
0.33mと厚手な両面和紙です。光沢のある繊維模様があり、手触りはしっとりした印象。見た目の美しさと手触りの良さで、目と手の両方から高級感を与えます。
【参考】
両面和紙
コースター用紙
カフェやレストランなどで、飲み物用のコースターに使われる用紙です。厚さが0.6mmとかなり厚く、繊維の密度が低いことから、ふんわり柔らかな手触りをしています。
また、繊維が荒いため表面に繊維模様が見えるのも特徴的。名刺表面にさりげない変化を持たせ、おしゃれな印象を与えます。
【参考】
コースター用紙
竹肌GA
竹パルプを30%以上配合して作った用紙です。パルプ特有の茶色がかった色合いで、表面の風合いと相まって優しい印象に仕上がっています。厚さが0.12~0.39mmと、バリエーションに富んでいるのもポイントです。
【参考】
竹肌GA
印象的な素材でワンランク上の第一印象を
名刺の素材は、デザインを凝っただけでは実現不可能な、風合いや手触りといった部分をこだわれるポイントです。服装の印象が足元で変わるように、名刺の印象も用紙で大きく変わります。
ワンランク上の名刺を目指すのなら、ぜひ名刺用紙の素材にもこだわってみてはいかがでしょうか。
↓↓↓ワンランク上の名刺を作りたいときにおすすめの紙を松本店長が解説しています!松本洋紙店Youtubeチャンネルはコチラ!↓↓↓