紙のコラム

使い慣れた多機能ペンは、芯を替えれば長く使える!多機能ペンの芯の変え方を解説

ボールペンを持つ手

何色ものインクを切り替えられるボールペンや、シャーペンなどが一本になった多機能ペンは、学生にも社会人にもとても便利な筆記具です。それだけに、ボールペンのインクやシャーペンの芯が切れてしまうと、ほかのペンが使えていても全体的に使いづらくなり、かといって捨てるにはもったいないと、困ってしまいますよね。そして、よく使う1色だけインクが無くなることもありがちです。

この記事では、そういった多機能ペンで起こりがちなトラブル解消のために、インクや芯の変え方を取り上げます。

ボールペンの替芯は、品名をチェックして

多機能ボールペンの多くには、替芯が用意されていて、インクが無くなってもそれを購入して交換して使い続けられます。ただし、ペンの種類によって替芯の形状が異なるので、対応している替芯を購入する必要があります。

ボールペンの替え芯

基本的には、替芯に型番や品名は、替芯に小さく刻印してあります。刻印が見つからない場合や、わからない場合は、ボールペンのメーカーやシリーズ、ボール系から選べる場合もあります。メーカーによっても異なるので、わからない場合はメーカーに問い合わせるか、大きな文具店などにボールペンを持参して聞いてみるのもいいでしょう。

多機能ボールペンの芯を交換する方法

ボールペンの替え芯メーカーや商品によっても異なりますが、多機能ペンの芯を交換する一般的な替え方は、ペンの中央付近にある継ぎ目を回転させるなどして蓋を外し、替える方式です。

蓋を外すと、それぞれの色の芯が束になった状態になっているので、交換したい芯を引き抜き、新しい替芯を奥まで差し込みます。差し込みが不十分だと、交換後に動作不良を起こすことがあるので、しっかり差し込んでください。また、ペンによっては芯を引き抜くときに、スプリングが飛び出すことがあります。ゆっくり引き抜きましょう。

外す部分は、中央付近にあるものが多いのですが、ペンによってはペン先の近くにあることも。その場合も、交換したい芯を引き抜いて、新しいものを差し込む手順は変わりません。

多機能ペンのシャーペンの芯を補充する方法

多機能ペンの中には、多色ボールペンだけでなくシャーペンとしても使えるものもあります。シャーペンの芯を補充する場合も、ボールペンの芯を替えるのと同じで、まずはペン軸の真ん中や先の方などのいずれかを回して蓋を開け、芯が束になった状態にします

シャープペンシル芯の補充方法 出典:SAILOR公式ウェブサイト

シャーペンの場合は、ボールペンのように引っ張ると芯が根本から抜けるのではなく、シャープユニットの先の方の口金の部分を抜くと引き抜けるようになっています。口金を抜いた後の根元の方に芯を補充し、口金を再び差し込んでから蓋を閉めます。

多機能ペンのシャープユニットは、通常のシャーペンよりも細いので、替芯を入れるときは一度にたくさん入れようとせず、2~3本程度にしましょう。入れすぎると、詰まりやすくなる恐れがあります。

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多機能ペンは、何本も芯が入っていたり、シャーペンのシャープユニットが入っていたりと、内部構造が複雑に感じられがちですが、芯の交換は意外と簡単にできます。もちろんシャーペンの芯の補充も難しくありません。インクや芯が無くなったら、交換や補充をして、長く愛用してくださいね。

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