保活をするとき、どの園にするかを悩みますよね。もしフルタイム勤務でない場合は、そもそも、預ける資格があるのかどうかも、見ておかないといけません。
幼稚園は誰でも預けられますが、保育園やこども園は、住んでいる場所や働く時間などの条件により、使えるかどうかが決まります。
今回は、幼稚園と保育園の両方を使ってみた経験をもとに、感じた違いについてお話します。
幼稚園/保育園を決めた背景
例えば我が家は、市町村の境目に近かったので、最寄りの園が「となりの市町村」の幼稚園でした。そこは隣町とは言え、唯一、徒歩でも行ける幼稚園。
その他の園も、聞く限りどこも良さそうな園ばかりだったのと、フルタイム勤務でないので保育園が選択肢になかったこと、近いことで送迎も楽だしお友達もご近所さんが多そう?という理由で、第一子はそこにしました。
第二子は、もう下の子供がおらず時間的にも働けるので、それまでに少しずつ勤務時間を必要な時間まで増やし、保育園に預けることにしました。
保育園もいくつか選択肢がありましたが、将来通う予定の小学校の近くにしたら、仲の良い友達が同じ小学校に進む可能性が高いであろうという理由でそこを選択しました。
幼稚園の延長保育
幼稚園では延長保育がないか、あっても基本的に有料です。第一子は幼稚園だったのですが、お迎えが14:00で、そこから延長料金がかかりました。
そして延長料金も、園によって1時間300円だったり、〇〇時までは一律200円で△△時からは1時間500円、のような計算方法の幼稚園もあったりします。いづれにしても、時給換算して、移動時間も考えて、差し引きいくら残るか…、考えてしまいますよね。
延長時間は、当時のその幼稚園は、最大で17:00でした。繰り返しになりますが、もし第一子を毎日3時間預けるとなると、1時間300円×3時間×5日=1週間で4500円。結構な出費になります。
保育園の延長保育
一方、保育園なら、ほとんど無償のような金額で預かってもらえます。第二子を通わせていた保育園は、16:00までは無償。無償というか、それが通常保育の時間。
16:00以降は、1か月1000円で、平日は毎日18:00まで預かってもらうことが可能でした。ちなみに16:00以降は、仕事のある日のみというルールです。
説明文を見たときは、幼稚園の料金と脳内で比較してしまい、「本当にこの料金でいいの!?安すぎない?」と、何度も資料を読み返した記憶があります。
更に18:00以降も、19:00までは1か月3000円の追加か、1日500円の安い方になります。つまり1か月4000円で19時まで預かってもらえるという、破格に思える金額でした。
幼稚園と保育園の中間
ちなみに、第一子のときは、保育園に預けられる条件を満たしておらず、選択肢にありませんでした。少しは働きたいとは思っても、10:00までに送り出して14:00までに毎日お迎えに行けるような近場の仕事なんて、そう上手く見つかりませんでした。コロナ前だったので、リモートワーク可の仕事を探すという考えもありませんでした。
子育て中でも少しは働きたい!でも、さすがにトータルでマイナスにはなりたくない!という思いで考えた結果、幼稚園に通わせつつ「新2号」の認定をもらうという選択に行きつきました。
補助を受けて延長保育を、無償の範囲内で必要最小限利用しつつ、家族や近所のママ友さんなどの手も借り、どうしてもはみ出るところだけは、部分的に赤字覚悟で地域のファミリーサポートやAsMamaなどの託児・送迎のサービスも併用しました。
このように、時短やパート、個人事業主として働いている人は、「新2号」の認定を使って、延長保育の補助を受けることも選択肢の一つです。特に、初めての子育てをしながら家事をしながらの職場復帰でいきなりフルタイム勤務はハードルが高いと思う方には、段階を踏めるのでお勧めします。
「新2号」の条件など
先述の新2号は何かというと、「 保育の必要性のある3歳クラス以上のお子さん」がいるご家庭のことです。保育の必要性があるかどうかは、地域によって少しずつ違います。
詳しくは「自治体名」と「新2号」、などで検索すると分かりますが、例えば、月64時間以上、労働をすることを常態としていること。(1日1時間まで休憩時間を含む)だったり、それが月48時間以上、だったりします。
申請には、所定の就労証明書、自営業の場合は、それに加えて直近の所得税の確定申告書または源泉徴収票のコピーなどが必要です。
ちょっと面倒くさそうに感じるかもしれませんが、年に数回の辛抱です。
長期休暇も要チェック
日々の延長保育もそうですが、もちろん、長期休暇も料金や預かり時間に差があります。給食が使えなかったり、使えても有料だったりといった違いもあります。
こども園について
ちょっとややこしいのは、こども園の場合。保育園の子と幼稚園の子が混じっています。同じクラスなのに、保育園として利用している園児は18:00まで利用できるのに、幼稚園として利用している園児は料金を払っても17:00までしか利用できない、ということもあります。保育園として利用するには、住んでいる自治体の園を選ばないといけません。その辺も、園選びのときに忘れずに確認したいですね。
まとめ
幼稚園と保育園の選び方や延長保育の料金、自分や家族に合った選択ができるように、慎重に情報収集し、検討することが重要ですね。検討の一助になれば幸いです。