DMや請求書などを封筒に入れるために紙を折る作業は、意外と時間がかかるものですよね。綺麗に折ったつもりでも、封筒に入れようとすると、入らなくて折り直しが必要になるなんてことも…。また、乾燥する季節に手作業で紙を折ると、手を切ってしまうこともあります。
そこで今回は、そんなトラブルを防いでくれる、自動で素早く綺麗に紙が折れる“紙折り機”をご紹介します。
作業効率がアップする紙折り機のメリットと選び方
紙折り機は、用紙をセットするだけで素早くきれいに紙を折る機械です。A4用紙を折らずに郵送すると定型外郵便物となり、一番安くても120円の料金が必要です。でも、三つ折りにすれば「長形3号」の封筒に入り、定形郵便として84円(25g以内の場合)で済みます。
とはいえ、そのために手作業で紙を折るのは効率的ではありません。大量の用紙を折る作業が頻繁に発生するなら、紙折り機の導入をおすすめします。これまで紙を折る作業に使っていた時間を他の作業に回せて、人件費の削減にもつながりますよ。
紙折り機の折り方には、二つ折りや三つ折り、四つ折りなどの定型折りと、十字型に折るクロス折りがあります。紙折り機を選ぶ際には、必要な折り方や用紙サイズに対応しているかをチェックしましょう。
スピーディーに処理するおすすめ紙折り機4選
ここからは、おすすめの紙折り機を4製品、ご紹介します。特徴や価格、対応する用紙サイズなどを確認して、購入の際の参考にしてください。
8種類の折り方バリエーション!ドレスイン MA150 自動紙折り機
こちらの「MA150」は、A3~A5サイズに対応していて、DMの発送から社内報の作成まで幅広く活用できます。折り方のバリエーションは8種類と豊富。三つ折りや四つ折りが一度に折れて、毎分100枚の速さで処理します。折り位置は絵柄で示されるので、設定も簡単。大量の紙を、素早くきれいに折れるので作業効率バツグンです。
【参考】
ドレスイン MA150 自動紙折り機
MA150の特徴
●A3~A5サイズに対応
対応する紙サイズの幅が広く、使い道も多様。A3用紙もOKなので、文集や社内報の作成にも使えます。
●8種類の折り方ができる
二つ折り、内三つ折りなど、7種類の定型折りとクロス折りができます。折り位置の任意調整もできるきめ細かな仕様です。
●毎分100枚の折り速度
50Hzでは、1分につき100枚のスピードで紙を折ります。効率よく作業できるので、大量の紙を頻繁に折る人におすすめです。
MA150の仕様
●価格
16万2800円(税込)
●対応用紙サイズ
A3~A5
●折り速度
100枚/分(A3二つ折り時)
22枚まで連続折りできる ドレスイン 卓上型自動紙折り機 MA40α
使うときだけ机の上に置けるコンパクトな紙折り機。A4用紙内三つ折り専用で、機能をシンプル化して低価格を実現しています。22枚までの連続折りと、手差し給紙で最大3枚までの重ね折りが可能。手差し給紙では、アート紙やコート紙もOK。超静音設計なので、オフィス内でも気兼ねなく使えます。
MA40αの特徴
●22枚までの連続折りが可能
セットしておけば22枚まで自動的に給紙されるので、折りながら他の作業ができます。用紙がなくなると自動的にストップするので安心です。
●間欠排紙もできる
1枚ごとに停止する「間欠排紙」もできます。1枚ずつ確認したいときに使える機能です。紙を引き抜いたら次の紙が排出されます。
●デスクサイドに置けるコンパクトタイプ
使用時の寸法は幅308×奥行143×高さ317mmと省スペースなので、置き場所を選びません。
MA40αの仕様
●価格
7万1280円(税込)
●対応用紙サイズ
A4
●折り速度
20枚/分
シンプルな構造でコスパの良い ノチダ Oru3 オルサン
ノチダの「Oru3(オルサン)」は、電源のいらないA4用紙専用三つ折り機です。一般的な三つ折り機は複雑な構造で高価ですが、オルサンはシンプルな造りでリーズナブルな価格を実現しています。操作はレバーを上げて下ろすだけと簡単で、紙折り機を手軽に試してみたい人にぴったりです。
【参考】
ノチダ Oru3 オルサン
Oru3の特徴
●リーズナブルな価格
通常の紙折り機は10万円以上しますが、オルサンは構造を簡素化している分、価格を抑えています。
●操作が簡単
レバーを上げて紙を置き、レバーを下ろすだけと簡単な操作で紙を折れます。電源も不要です。
●三つ折り作業の時間を短縮
オルサンはシンプルな構造ですが、紙折りの速度は1枚につき約4秒とスピード処理。手作業と比べると、圧倒的な速さです。
Oru3の仕様
●参考価格
2万2600円(税込・Amazon22/10/18現在)
●対応用紙サイズ
A4
●折り速度
15枚/分
カウンター機能付きで効率的!マックス 紙折り機 EPF-200
「マックスのEPF-200」は、A4専用の三つ折り紙折り機です。用途に合わせて3種類の折り方から選べて、1分間に88枚(50Hzの場合)の速さで処理します。大量の紙を折るときに便利な加算・減算カウンター付き。収納時には幅470×奥行365×高さ300mmと、コンパクトになる省スペースタイプです。
【参考】
マックス
紙折り機 EPF-200
EPF-200の特徴
●A4サイズの三つ折りに特化
使用頻度の高いA4サイズの三つ折り専用です。内三つ折り、外三つ折り、変形三つ折りの3種類から選べます。
●加算・減算カウンター付き
折った枚数を累計表示するカウントアップモードと、残り枚数を表示するカウントダウンモードで、大量に折るときに役立ちます。
●まとめて重ね折りもできる
上質感熱紙(64g/㎡)なら、3枚までまとめて重ね折りも可能です。
EPF-200の仕様
●価格
16万2800円(税込)
●対応用紙サイズ
A4
●折り速度
88枚/分(内三つ折り)
スペック比較表
製品名 | MA150 | MA40α | Oru3 | EPF-200 |
---|---|---|---|---|
メーカー | ドレスイン | ドレスイン | ノチダ | マックス |
参考価格 | 16万2800円 | 7万1280円 | 2万2600円 | 16万2800円 |
対応用紙 | 更紙、上質紙 | 上質紙、アート紙、コート紙 | コピー用紙など | 上質紙、再生紙 |
対応用紙 サイズ |
A3~A5 | A4 | A4 | A4 |
折りパターン | 8種類 | 1種類 | 1種類 | 3種類 |
折り速度 (毎分) |
100枚 (A3二つ折り) |
20枚 | 15枚 | 88枚 (内三つ折り) |
最大用紙 積載量 |
300枚 | 22枚 | 5枚 | 300枚 |
本体サイズ (幅×奥行×高さmm) |
790×420×504 | 308×143×317 | 262×386×87 | 570×365×300 |
カウンター | × | × | × | ○ |
DMや請求書、折り込みチラシなどに向いている紙は?
大量に印刷して郵送する機会の多い、DMやチラシなどに適している用紙をご紹介します。
MS上質紙
つや消しでコーティングが施されていない用紙です。文字がきれいに見えるので、請求書や納品書、そのほか文字中心の印刷物に適しています。筆記性に優れ、厚さのバリエーションも豊富。レーザープリンター、インクジェットプリンターどちらにも印刷できます。
MSスーパーコート紙
表面がツルツルとしていて光沢のある用紙。彩度が高く、色の再現性に優れています。光沢があるので、高級感のある仕上がりになるのもメリットです。写真やイラストがメインのチラシにおすすめ。レーザープリンター専用の用紙で、両面印刷が可能です。
MSマット紙
つや消しで落ち着いた印象を与える用紙です。表裏関係なく両面に印刷が可能。レーザープリンター専用のマット紙で、写真や文字を綺麗に印刷します。光沢はありませんが、上品な仕上がりになります。社内文書やパンフレット、商品紹介に適しています。
スーパーファイン紙
つや消し加工を施したインクジェット専用の片面マット紙で、高級感があります。にじみが少なく、文字も写真もきれいに再現できるので、チラシに最適。表やグラフを使うプレゼン資料にも向いています。
【参考】
MS上質紙
MSスーパーコート紙
MSマット紙
スーパーファイン紙
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手作業で紙を折る機会が多いなら、紙折り機の導入をおすすめします。今回、ご紹介した製品は価格に幅があるので、業務内容と照らし合わせて最適なモデルを選んでください。
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