紙好きレビュー

写真を気軽に撮れてしまう時代だからこそ、ちゃんと現像しようと思った話

こんにちは、松本洋紙店です。
今日は少し真面目な話を。
みなさんは普段、写真をよく撮りますか?
最近はスマホのカメラが高画質になり、一眼レフなど高機能なカメラを持たずとも、きれいな写真を簡単かつ気軽に撮れるようになりました。
さらにInstagramが流行ったことにより、写真を多くの人に見てもらえる機会が増えていますよね。
では、その写真たちはその後どうしていますか?
私の場合、データとして保存するだけで一切印刷をしていません。
印刷すると手間もかかるし、アルバムを作るのも面倒くさいし。そんな理由から全く現像してなかった私ですが、ちゃんとアルバムを作っていこうと思う出来事がありました。
それは、祖父のお葬式です。
最近のお葬式では、故人を偲ぶことを目的とし、昔の写真を数枚選びスライドショーで流すことがあります。
祖父のアルバムを祖母の協力のもとかき集め、祖父の兄弟や友人との写真、近所の方との写真、そしてもちろん家族の写真など、式に来てくれたみんなが祖父との思い出をちゃんと思い出せるものを時間をかけ選びました。
祖父の子供時代の写真や、友人との旅行、教え子との記念写真など、私の知らない祖父の姿がありました。
写真を通し、その思い出を教えてもらい、おかしな話ではありますが、亡くなってから知った祖父の意外な一面や思い出のエピソードを家族や親戚、またお葬式に来てくださった方々からたくさんお話を聞かせてもらいました。
お葬式後にも、居間に積まれたアルバムを祖父の兄弟たちがお酒を飲みながら、皆でそれぞれの思い出を懐かしみ、語り合う。
写真の役割って、人の記憶や想いを呼び起こす、とっても大切なものなんだと実感しました。
ついつい、撮って満足してしまう写真。たまには現像して、思い出をカタチにしてみませんか?
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