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【こんな紙知ってた?】プロカメラマンも使う高級写真用紙「印画紙」って何がスゴイの?

いまよりほんの少し前、デジタルカメラやスマホなんてものはなく、カメラにはフィルムが使われていたころ。写真を現像するには、特別な技術や道具が必要でした。でも、いまはパソコンやスマホとプリンターがあれば、誰でも簡単に写真を印刷できちゃいます。本当に、便利な時代になりましたね!

とはいえ、よりキレイに写真を印刷するには、やっぱり特別な技術や道具が必要です。デジタルプリントの時代に求められるのは、プリンターやインク、用紙についての知識ですね。印刷する用紙を変えるだけでも、写真の仕上がりや高級感が違ってくるんです。

そんなわけで今回は、松本洋紙店でもイチオシの人気商品、プロも使うレベルの高級写真用紙「印画紙」をご紹介します!

印画紙ってなに?

印画紙とは、写真を現像・印刷するための紙のことです。本来はフィルムを現像する感光紙のことでしたが、最近ではデジタル画像を高画質で印刷できる写真用紙も印画紙と呼ばれています。

松本洋紙店で扱っている印画紙も、デジカメやスマホなどで撮った写真をご家庭のインクジェットプリンターで印刷できるタイプのもの。郵便はがきよりも厚い0.27mmで、高級感があるのも特徴です。

印画紙にはどんな種類があるの?

松本洋紙店が取り扱う印画紙は、おもに「印画紙」と「絹目調・印画紙」の2種類です。

印画紙(光沢タイプ)


「印画紙」は、カメラマンや写真屋さんも使うプロユースの写真用紙です。表面にRC(レジンコート)加工が施されていて、ツヤのある滑らかな質感です。ほかの写真用紙と比べても、画質の再現力はダントツです。鮮やかな発色で長期間色褪せにくく、写真集やアルバム制作、展示物の作成などに適しています。

松本店長より

印画紙に使われる感光材料(乳剤)にはRCの他にバライタというものもありますが、松本洋紙店であつかう印画紙はすべてRCベースです。RCベースはバライタ紙に樹脂層を作ったもので、バライタ紙の不必要に薬品を吸収してしまう欠点が解消されています。

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絹目調・印画紙(半光沢)


「絹目調・印画紙」もRC加工を施した上質な写真用紙で、ツヤを抑えた“半光沢”が特徴です。ツルっとした質感の印画紙に対して、絹目調はスムーズでサラサラとした手触り。しっとりとして、落ち着きのある印象の仕上がりになります。

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光沢とか半光沢ってなに?

光沢とは、光を反射するツヤのこと。光沢紙の反対で、ツヤを抑えた加工がされているのがマット紙です。ツヤツヤ度合いを順に表すと、光沢>半光沢>マットになります。

このほかに紙の質を表す言葉として「平滑度」というのもあります。これは表面の滑らかさのこと。平らでツルっとしているほど平滑度が高く、逆に凸凹していてザラザラとした手触りの紙は平滑度が低いです。例えば、光沢紙はツルツルとしていて平滑度が高いですが、和紙のような凸凹のある紙は平滑性が低くなります。

松本店長より

光沢性が高く平滑度にも優れる印画紙は、鏡のような透明感ときらめきのある華やかな仕上がりで、豪華なイメージに。半光沢・微粒子面を持つ絹目調は、柔らかい雰囲気で気品のある美しさを演出できます。

印画紙とフォト光沢紙はどう違う?

写真を印刷する紙といえば、ツルっとした質感の「光沢紙」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。光沢紙は印画紙と違って普通紙にコーティングして作られますが、もちろん写真印刷に適した用紙です。


こちらが光沢紙に印刷したもの。キレイに印刷できていますね!

光沢紙は、上質な仕上がりで速乾性にも優れています。松本洋紙店で扱うフォト光沢紙は、L版400枚3000円(税別)で1枚あたり7.5円。低価格ながら高い平滑度と光沢性を持っていて、コスパの高い印刷用紙です。

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フォトコンテストに応募するような場合や特別な記念の写真など、フォト光沢紙よりもさらに質の高い表現ができるのが印画紙です。


こちらが印画紙に印刷したもの。元の画像は先ほどと同じものですが、より精細で高級感のある仕上がりになっています。

印画紙は、フォト光沢紙よりさらに平滑度・光沢性に優れていて、高画質を鮮明に再現できます。乾燥性・耐水性も高く色褪せにくい、とまさに写真用紙にベストな条件を兼ね備えています。印刷の質が向上する分、L判400枚6400円(税抜)1枚あたり16円と、フォト光沢紙よりもコストは上がります。

松本店長より

コストを抑えつつワンランク上の仕上がりを求めるならフォト光沢紙、高級感やプロ並の高い質感を求める場合は印画紙がおすすめです。

印画紙は両面印刷できないの?

松本洋紙店では、両面印刷のできる印画紙も取り扱っています! 両面に高い画質で印刷できるので、写真集やアルバム・名刺、写真を載せるパンフレットなどに最適です。実際に、幼稚園や小学校の小部数での写真集やアルバム制作会社様がご利用くださりき、高い評価をいただいています。

厚みは、片面の印画紙よりも若干薄い0.25mmと0.21mmの2種類を用意しています。薄手の0.21mmなら、アルバムやパンフレットの枚数が多くなっても厚みが出にくいです。

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今回は高画質な写真をキレイに印刷できる「印画紙」をご紹介しました。写真にはあまりこだわらない人でも、大事な記念写真や渾身の1枚を飾るなら、用紙も上質なものを使ってみてはいかがでしょうか。家族や友人にオリジナルアルバムを贈るときにも、印画紙なら高級感のある1冊が作れますよ。