紙のブログ

プロッターとは？

プロッターとは、大判印刷を行う専用のプリンターのことです。一般的なプリンターとは異なり、幅広い紙や長さのあるロール紙に対応し、大きなポスターや図面を印刷するのに適しています。主に以下のような現場で使われています。

建築図面や設計図の印刷
ポスター、バナー、店舗POPの制作
印刷物の試し刷りや校正

プロッターは、インクジェット方式を採用しているものが多く、写真やグラフィックのような精密な印刷も可能です。これに対応する「プロッター用マットロール紙」を使えば、手軽に美しい印刷が実現します。

なおプロッターは1台20～30万円ほどで販売されていて、月々5000円～1万円ほどでのリース契約もあるようです。

オフィスや店舗で活躍するマットロール紙

このマットロール紙は、ツヤ消し仕上げの高白色紙で、エプソン、キヤノン、HPなどの大判プリンターやプロッターに対応しています。（マットが、ツヤ消しという意味です。）大量印刷や短期間の掲示物に最適で、次のような用途に重宝されています。

ポスターやバナー：店頭のセールやキャンペーン用
印刷校正：印刷物の色やレイアウトの試し刷り
店舗装飾：POPや案内板を手軽に印刷

高白色度により文字やデザインがくっきり見え、光沢紙のように反射が起こらないため、視認性も抜群です。

短期間の掲示物に最適な理由

このマットロール紙が、特に短期間のポスターやPOPに最適な理由は以下の通りです。

耐水性・耐候性に弱いため、屋外の長期使用には不向き
そのため、頻繁な更新が求められる店舗ポスターなどに最適
比較的安価なので、試し刷りや印刷校正をコストを抑えて行える

光沢紙のような鮮やかさはありませんが、発色が良いため、店内装飾や展示会での使用に適しています。

用途に合わせて選べる厚さとサイズ

松本洋紙店では、用途に応じた厚口・薄口のマットロール紙を提供しています。

薄口：価格を抑えながら発色が良く、試し刷りや簡易POPに最適
厚口：店内装飾やポスターなど、しっかりとした印象を与える用途におすすめ

豊富なサイズラインアップがあり、プロッターの特性を生かして無駄なく使えます。

他の用紙との比較

用紙の種類	特徴	デメリット
光沢紙	鮮やかな仕上がりで写真向き	照明の反射で視認性が低下
普通紙	安価で手軽	耐久性が低く、品質に限界がある
マットロール紙	上品な質感と高い視認性を両立	ツヤ感がないため写真向きではない

このように、プロッター用マットロール紙は、視認性とコストパフォーマンスのバランスが取れた選択です。

サンプルで安心の選択

松本洋紙店では、無料のサンプルを提供しています。購入前に実際の印刷仕上がりを確認できるため、安心してお使いいただけます。

サンプルの厚さは薄口130μm（0.13mm）です。

商品の詳細やサンプルのご請求はこちらからどうぞ。
➡️ マットロール紙の詳細はこちら

Tooでの販売終了について

「Too」では、「IJML｜スタンダードシリーズ」の「スタンダードマットペーパー薄口」「スタンダードマットペーパー厚口」として販売していましたが、「インクジェットマテリアル Large Format Series（IJML）」シリーズは、2024年11月末日をもちまして販売を終了となります。

参考：販売終了するToo「IJML｜スタンダードシリーズ」HP

松本洋紙店ではその代替品となるマットロール紙を販売しています。違いを見ていただくとお分かりかと思いますが、それぞれ5～10μm（マイクロミリメートル）の違いで、厚みもほとんど変りません。

【Tooの製品と松本洋紙店の製品の比較】

Too マットペーパー	松本洋紙店マットロール紙
厚さ：125μm	厚さ：130μm
432mm × 45m	ー
610mm × 45m	610mm × 45m
914mm × 45m	914mm × 45m
1118mm × 45m	1118mm × 45m

【200μm（Too 厚口マット）と190μm（松本洋紙店）の比較】

Too マットペーパー	松本洋紙店マットロール紙
厚さ：200μm	厚さ：190μm
432mm × 25m	ー
610mm × 25m	610mm × 30m
914mm × 25m	914mm × 30m
1118mm × 25m	1118mm × 30m

まとめ

プロッター用マットロール紙は、次の特徴を兼ね備えた商品です。

高白色・ツヤ消し仕上げで視認性が高い
安価で大量印刷に適し、コストパフォーマンスが高い
用途に応じた厚さとサイズを選択可能

イベントや店舗の掲示物、試し刷りなど、多様なシーンで活躍するマットロール紙。大判印刷を行うプロッターをお持ちの方には、ぜひおすすめです。