松本店長にインタビュー
── 簡単に自己紹介をお願いします。
松本洋紙店店長の松本友です。インターネットでプリンター用紙やシール、ロール紙を販売しているECサイトを運営しています。
会社は東京にありますが、出身はゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるさんで有名な鳥取県境港市出身です。
これまでの経歴 〜紙業界に関わるようになったきっかけ〜
── 紙の知識が豊富な松本店長ですが、松本洋紙店で紙を販売するまでの経歴を教えてください。
学生時代に友人T君と始めたポストカードの制作・販売事業がきっかけでした。これが思いのほかうまくいき、100人以上のクリエイターとネットワークを築く経験を積んだんです。
ありがたいことに、SONYが2000年4月、東京お台場に都市型エンタテインメント施設「メディアージュ(Mediage)」をオープンする際に声を掛けてもらい、ゆかいなポストカード屋さんというお店を出店する契約をいただきました。大量印刷が必要となり紙業者さんや印刷屋さんと繋がりが生まれました。その紙業者さんが、紙の卸問屋である「盛市洋紙店」でした。
── 学生時代から紙業界に携わっていたんですね!そもそも学生時代は紙にまつわる勉強をしていたのですか?
マルチメディア科という、今でいうIT系というのかよく分かりませんが、ネット・WEB・動画編集・フォトショップなど、ITのことを専門にやるところだったので、紙について全く知識がありませんでした。ただ、昔から紙や文房具はずっと好きだったので、盛市洋紙店とやりとりをする中で、紙業界についてとても興味が湧いていました。
── その後「盛市洋紙店」とはどういった関わりを続けていたのでしょうか?
当時2000年代初頭はインターネットビジネスが黎明期を迎えたころだったので、インターネットを使える人材はとても重宝されていました。
当時学生であったのですが、ある程度インターネットの操作が得意だったので、ポストカード仲間の友人とは、また別の友人S君と一緒に企業のHP作成やcgiというプログラムを使ってのショッピングカート構築、ポータルサイト運営などやっていました。学生に頼めば何でも知ってるし安いという時代だったのか、大手企業からもお仕事をもらえることが多かったです。
ある時、盛市洋紙店の紙を売るオンラインショップ事業の立ち上げを任されました。その流れで一緒に働かないかとお誘いをいただき、インターネットと紙が好きだったので卒業と共に盛市洋紙店に入社することに決めました。一緒にネットの仕事をやってた友達は今で言うライブドア・当時のオンザエッジに入社しました。
(松本くんも行こうよ!と誘われましたが、そこまでのスキルも自信もなく、、、言ってたら また違った人生だったんでしょう)
5年間ほど勤務した後、なんと盛市洋紙店が廃業する運びとなったため、2005年に「松本洋紙店」を設立しました。
松本洋紙店として独立!大変だった点は?
── 独立時のエピソードがあれば教えてください。
一人でスタートした会社だったので、当時はメンバー確保が一番の課題でした。
当時インターネットが出来る人がとても少なかったので、EC専用スタッフを派遣しているサービスを調べつつ一緒に働いてくれる人を採用し、徐々に体制を整えていきました。
また、その当時はEC運営はどのショップも手探りで行っていたり、ノウハウが確立されていなかったのですが、売上向上のためのセミナーに参加し、実践的なノウハウを学びました。
ぶっちゃけ高い費用のセミナーで、お金もなかったのでポストカード屋さん時代の友達に声かけて「半分ずつ出して一緒に通おうよ」と折半(笑)
そこで出来たEC運営の仲間たちは、今でも情報交換をしたりと、とても大切な繋がりです。
現在の松本洋紙店の事業内容
── 現在の事業内容について教えてください。
レーザープリンター用紙やインクジェットプリンタ用紙を中心に、多品種少量対応、迅速な納品など、紙専門店としてサービスを提供しています。
印刷会社に依頼するほどの量ではない案件や、種類が多く小ロット化している顧客のニーズに応えています。社内での内製化は結構どの企業やお店でも行われていますからね。
── 常連のお客様がとても多いかと思いますが、どういったアプローチやフォローをされているのですか?
初めてのお客さまは電話やメールで相談を受けることが多いのですが、サンプル提供を中心に、お客様のご要望や商品の提案を行っています。
20年以上の経験を活かし、顧客の要望を的確に理解し、満足度の高い提案や適切な紙を探すことには自信があります!
特に重要視しているのは納期を1日でも早く お客さまに届けるということです。
お客さまは自分で紙を使ってるだけではなく、その商売を止めるわけにはいかないので。
紙とお客様への想い
紙に対する想い
── 最後に紙に対する想いやと、メッセージをお願いします。
やっぱり日常の中で「紙をもっと使って欲しい」と思っています。最近は飲食店のメニューもタッチパネルが主流になりつつありますが、紙ならではの質感とか、高級感ってありますよね。紙のメニューにするだけで「おっ、このお店ちょっといい感じかも!」って思ってもらえることもあるんです。
ミシュランの星を獲得しているお店は紙メニュー・本日のおしながき などで高級な紙を使ってくてるところが多いです。
松本洋紙店の紙を購入してくれてるお店でトータル ミシュランの星がいくつ分!と公表したいです(笑)
── 確かに、紙のメニューはお店の雰囲気をグッと高めてくれそうですね。ほかにも紙を使うメリットってありますか?
もちろんです。たとえば普段はコピー用紙で十分っていう方が、ちょっと質のいい紙を使ってみたらお客さんの反応が変わって、客単価が上がった!なんて話もあるんです。
紙の使い方ひとつでビジネスの見せ方が変わるんですよ。お店や会社の魅力って「どう伝えるか」が大事なので、紙をうまく活かしてほしいですね。
コスト削減ではなく、紙としてのコストを上げることで 実際の商売の利益UPにつながれば良いなと思っています。
紙の提案やアドバイスについて
── なるほど。そういう提案やアドバイスって、どういう形でしてもらえるんでしょうか?
お客様は紙のプロではないので、「何を作りたい」「どんな仕上がりにしたい」っていうのを教えてもらえれば、こちらから「それならこの紙がいいんじゃないですか?」ってご提案させてもらっています。
それに、文房具屋さんや量販店では売っていないようなサイズへの加工や、シールに切れ目を入れるような加工も受け付けています。
うちは在庫もしっかり確保しているので、「早く欲しい!」ってときでもできるだけ納期を短くできるようにしてるんです。
お客様のビジネスを止めないようにするのがモットーです。
── カスタムサイズの用紙やシールの切れ目加工までできるのはすごいですね。もし相談したいときは、どうすればいいでしょうか?
メールでもお電話でも、どちらでも大歓迎です!「こんなものを作りたい」などだけではなく、どのサイズで何枚くらい必要なのかなどの情報もあるとありがたいです。
うちとしては、お客様のご要望に合った紙を見つけて、ビジネスがうまくいくようにサポートするのが理想なんです。もし「ちょっと変わった紙を探してる」とか「こんなサイズにカットしたい」なんてことがあれば、どんどんお任せいただければと思います。
お客様へのメッセージ
── 今日はありがとうございました。ECサイトをご覧の皆さんも、ぜひ松本洋紙店さんのサービスを活用して、紙の力を試してみてはいかがでしょうか?
松本洋紙店では、お客様が“紙”をうまく使ってビジネスを盛り上げるお手伝いをしています。
「もっと商品やサービスを魅力的に見せたい」「紙を活かした販促方法を知りたい」という方は、いつでもお問い合わせください。
皆さまのビジネスがより良くなるよう、全力でサポートいたします!
【おまけ】お昼休憩に近くのカフェにて(お茶目な松本店長)
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【YouTube】紙専門チャンネル-欲しい紙がきっと見つかる松本洋紙店