音楽を聴く楽しみ方は、技術の進化とともに変化してきました。レコードから始まり、カセットテープ、CD、MP3、そして現代はストリーミングの時代です。データでのやりとりが当たり前となっている昨今、ひそかにレコードブームが再燃しているのをご存じでしょうか。

この記事では、レコードを聴くにあたっての必需品であるレコードプレイヤーについて、現在発売されているモデルを中心にご紹介します。

現代のレコードプレイヤーでできること

レコードプレイヤーが全盛期のころ、自宅にオーディオセットやコンポを置いている家庭も数多くありました。というのも、レコードプレイヤーは音を鳴らすまでにさまざまな工程があり、レコードプレイヤー→アンプ→スピーカーと、複数の音響機材を操作することで楽しむものだったからです。

現代のように、聴きたい曲を選んで再生ボタンを押すだけで、音楽が流れることが当たり前ではなかったのですね。でも、現代のレコードプレイヤーは、レコードの上質な雰囲気はそのままに、もっとお手軽に楽しめるものになっているのです。

現代のレコードプレイヤーは何が違う？

昔と違って、有線のオーディオセットやスピーカーなんて持っていない方がほとんどではないでしょうか。なんと現代のレコードプレイヤーは、プレイヤー本体にスピーカーが内蔵されている機種も多くなっています。そのため、昔ながらのものよりも、再生手順がとても簡単になっています。

①レコードをレコードプレイヤーへセットする
②レコードへ針を落とす
③針が検知した音が内蔵スピーカーから流れる

ほかにもUSBでPCと接続してレコードの音楽を録音できるものや、Bluetooth対応のものなどもあります。もちろん昔ながらの有線接続で音楽を楽しめるレコードプレイヤーもあるので、お好みのものを選びましょう。

レコードプレイヤーはどこで買える？

現在レコードプレイヤーを入手できるところとしては

・ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店
・イオンモールなどのショッピングモール
・島村楽器、イシバシ楽器、イケベ楽器などの楽器店
・Amazon、楽天などのインターネット通販

などがあります。

初めてのレコードプレイヤー選びは、現物を見てから決めたいという方は、大手の家電量販店。たくさんの候補からお気に入りの物を見つけたい方は、インターネット通販を利用するのがおすすめです。

レコードプレイヤーの相場は？

レコードプレイヤーの相場は、求める機能によって増減しますが、ざっくりとした
価格帯で言えば10000円～15000円といったところです。

以下、機能別に人気のレコードプレイヤーを3製品ご紹介しますので、参考にしてください。

ION Audio(アイオンオーディオ) レコードプレーヤー Max LP

Max LPシリーズは、内蔵ステレオスピーカーを搭載したオールインワン型のUSBレコードプレイヤーです。シンプルなデザインで天然木パネルのMax LPと、ピアノブラックのMax LP BKの2色が用意されています。USB端子を備え、アナログレコードの音をスマホやパソコンに録音可能です。

発売日：2016年5月18日
価格：13,300円（税込）
仕様：内蔵スピーカー搭載、USB接続でPCへ録音可能

ION Audio 　Premier LP

Premier LPは、内蔵スピーカー搭載に加えてBluetoothに対応していることが特徴です。また、RCAケーブルを搭載しているので、スピーカーへの有線接続も可能です。

発売日：2019年10月8日
価格：15,136円（税込）
仕様：内蔵スピーカー搭載、USB接続でPCへ録音可能、Bluetooth接続対応

WINTECH ウィンテックKRP-310MS

KRP-310MSは、さまざまな媒体を再生できるレコードプレイヤーです。AM/FMラジオチューナー、カセット、SDカード、USBメモリなどに対応しています。再生するものが複数ある方におすすめです。

発売日：2022年4月22日
価格： 13,190円（税込）
仕様：内蔵スピーカー搭載、【CD/AM・FMラジオ/USB/SDカード/レコード/カセット/外部入力】再生可能

レコードプレイヤーは大手家電量販店や、インターネット通販にて入手できます。この記事を参考に、リスニング環境にあわせてお気に入りの一台を探してみてください。