プリンタ

プリンターが紙詰まりを起こしてしまった時の対処法

プリンターを使用している際に「紙が詰まってしまった」という経験はありませんか?

プリンターのモニターには紙詰まりのエラーが表示されているのに、理由が分からないし、一向に改善しない。すぐにでも印刷をしたいのに印刷が出来ないというのは非常に困りますよね。

今回はそんなプリンターの厄介な紙詰まりの対処法と予防策についてご紹介いたします。

用紙のセット状態を確認する

皆さんはプリンターを使用する際に用紙のセットを正しく出来ているでしょうか?紙詰まりの原因として最も多いのが、

  • 用紙が斜めにセットされている
  • セットしている用紙が折れ曲がっている
  • 規定の量より紙が多くセットされている
  • 用紙ガイドと用紙のサイズが合っていない

上記の原因が考えられます。プリンターというとインク不良や印刷面でのトラブルが考えられますが、用紙のトラブルも多いものです。印刷する際に紙詰まりを起こさないためにも、次のようなポイントをチェックしてみましょう。

まずは、用紙のセット状態を確認してみましょう。用紙が斜めにセットされていたり、規定の量よりも多い用紙がセットされていると、紙詰まりやエラーの原因になってしまいます。

用紙が斜めに取り込まれてしまう場合

一方で、用紙が斜めに取り込まれてしまう原因として用紙ガイドが考えられます。プリンターでは、A4やB5など用紙のサイズに合わせて印刷を出来ますが、印刷を行う際に給紙トレイに備わっている用紙ガイドを動かして用紙のサイズに合わせるのが一般的です。そのため、用紙をセットする際には用紙ガイドの位置が正しいかどうかをまずは確認しましょう。

印刷をする時は用紙を正しい向きにセットを行い、セットしている枚数が規定の量よりも多くなっていないかを確認しましょう。

セットした用紙がくっついてしまっている場合も給紙がうまく行われないことがあります。その場合は一度セットしている用紙を取り出し、くっついている用紙を除いてから再度セットしましょう。

また、用紙が丸まっていたり、折れ曲がってしまっている場合も紙詰まりの原因になってしまいます。用紙の変形を直してから使用するか、その用紙を使用するのはやめましょう。

プリンターから異音がする

プリンターは購入してから複雑な設定を行わずに直ぐに使用出来る機器なので、「突然のトラブルやエラーに困惑」する方が多いようです。毎日使用するプリンターだからこそ、原因不明のトラブルで使えなくなってしまった時は戸惑ってしまうものです。

プリンターが正常に動作しない場合、気を付けたいのが「プリンターの異音」です。単純に紙詰まりを起こしてしまった場合は「紙がプリンター内部で詰まった」ことで、紙が折れたり潰れてしまったような音がします。その場合は、プリンターの内部を確認して「詰まっている紙を取り除く」必要があります。また、プリンター内部に異物がないかを確認しましょう。プリンター内部に異物があると異音が発生する場合もあります。異物である紙の端材やゴミがあると、紙が上手く送らず紙詰まりの原因になってしまうことがあるので取り除きましょう。

頻繁に用紙が詰まってしまう場合

上記の原因以外に、頻繁に用紙詰まりが発生するようであれば、プリンター内部にある給紙ローラーが汚れてしまっている場合が考えられます。給紙ローラーとはセットした用紙を内部の取り込むためのもので、汚れてしまっている場合は正常に動作が出来ずに用紙が詰まってしまうことも。

そのため、頻繁に用紙詰まりが発生している場合は給紙ローラーの清掃を行いましょう。給紙ローラーの清掃はプリンターによってはクリーニング機能が備わっている場合もあります。一方で、クリーニング用のシートを給紙ローラーにセットしたり、布で汚れを直接拭き取る方法もあります。このようにクリーニング方法はプリンターの機種やメーカーによって異なる場合があるため、間違った方法でクリーニングを行わないように、メーカーのHPや取扱説明書を参考にして給紙ローラーの清掃を行いましょう。

まとめ

以上が「プリンターが紙詰まりを起こしてしまった時の対処法」についてでした。

プリンターの紙詰まりはプリンターを使用するうえで、最も多い用紙トラブルの一つです。もし、上記でご紹介した確認方法でも紙詰まりの症状が改善しないときは、「プリンター部品の交換や修理」が必要な場合も考えられます。

プリンターは身近な機器ですからこそ、急なトラブルの対処方法を知らず、つい焦ってしまいがちです。基本的にはプリンターの取扱説明書を見れば解決できるはずですが、技術的な部分も必要な場合もあるため、一筋縄ではいかないこともあります。

しかし、紙詰まりに関してはプリンターの異音、用紙のセット状態、給紙ローラーの汚れを普段から注意していると、少なからず多発することは防げる問題でもあります。今回ご紹介した確認方法を参考に、紙詰まりの基本的な対策方法と予防策を身に付けておきましょう。